きょうの教会ごはん 

神様との食卓で、一緒にご飯を食べましょう!

心(KOKORO)ごはん:「神の40年」から

2015年03月13日 | 羊の声
40年周期説というものがあるそうだ。明治維新からの近現代日本では、約40年毎に栄枯盛衰が繰り返されているというもの。

 明治維新から軍事大国になるまでの上昇期:1868-1905
開国し、明治維新の後、日本は世界の大国を相手に戦争を続け、次々と勝利。1895年の日清戦争、1905年の日露戦争での勝利で、日本は「軍事大国」となった。

 軍事大国から敗戦までの下降期:1905-1945
「軍事大国」として一気に名を馳せ、国外進出を図るも、続く戦争で没落の一途を辿る。結果1945年、WWIIの敗戦、各地空襲、原爆投下で日本国内は廃墟と化した。

 終戦から経済大国になるまでの上昇期:1945-1988
敗戦後は、軍事力を捨て、経済中心に国力再建し、高度経済成長を成し遂げて世界第二位に至るまでの「経済大国」となる。

 経済大国から経済崩壊の下降中:1988-???
バブル崩壊、リーマンショックで下降線を辿る。

また上記区分での下降期半ばで、1923年の関東大震災、2011年の東日本大震災と、未曽有の災害が起きていることも共通している。更に、戦前にも1940年に東京オリンピックが予定され、戦争のために中止となっている。前下降期の終点5年前のことだ。それは、2020年に予定されている東京オリンピックとも、皮肉なことに、サイクル的にほぼ符合している。

では、この「40年周期説」に則って、次の転換期は2028年頃、あと13年後になるのか。まだ13年もの間、日本は停滞を続けるのか?その頃には、超ハイパー高齢社会になっており、国民の半分以上が就労不可能な状態にあると言ってもよいその時に?そして、日本は立ち上がることができるのだろうか。



40年周期説は聖書ベースではないが、聖書にも「40」は特別な数字、重要なキーワードとして、しばしば登場している。モーゼの羊飼い時代が40年、イスラエルの民が出エジプトから荒野を彷徨った40年、ダビデ王とソロモン王治世が40年、イスラエルがメシアを拒否して国が亡びるまでが40年。40日では、ノアの洪水、シナイ山でモーゼが律法をいただくまでが40日、約束の地の偵察期間の40日、イエス様の荒野での誘惑が40日。聖書では、「神様から試される期間」「訓練の期間」、つまり「新しいことへの準備の期間」という意味がある。

メッセージ後のアプリケーションで分かち合いをして気が付いた。私は信仰を持って10年余、つまり40年周期で考えると、前半上昇期半ば過ぎ、まだまだ行け行けドンドンかもしれない。またある人は、すでに20年以上の教会生活、ということは下降期に入っていることになる?また信仰ではなく、実際の人生では、1988年以降に生まれた今の働き盛りの方々は、生まれてからずっと下降を続ける中で、そして更にあと10年以上もこの停滞が続く中で生きるということか。そんなことがあって良いはずがない。神様はそれを黙認される方ではない。だから聖書にも40年が記されているのだ。

確かに40年周期は納得できる説のひとつかもしれないが、所詮たかが1度繰り返されただけのことだ。多くの人は、現在の価値観が未来永劫続くという暗黙の前提で生き、それに囚われてしまう。歴史をを学ぶということは、今後繰り返して起きるだろうことを予測する能力を持つためではなく、過去を知って今の生活に適応するためだ。過ちは二度と犯さないことを学び、それを活かした将来を創るためだ。だから聖書にも、数々の失敗の歴史が記されている。遥か先の13年後から始まる未来を憂うのではなく、今この時をどう生きるか、それが重要なのだ。必要なのは現実直視。

「日本に残された時間はあと20年しかない。日本人が物の考え方を根本から変えない限り、20年後日本は滅びる。一人一人の人間の覚醒と努力によって流れが変わる。」京セラ創業者の稲盛氏の言葉だ。これは真理だ。今、苦しい時代であったとしても、復活の時は必ず来る。そのためには、外の世界に向けて視野と行動を広げ、実際的な準備で備えなければならない。クリスチャンも然り。そのために、必要なこと。

人生を遂行する長期的展望
そのための5年先に向けた中期的展望
日々の生活の短期的目標

そして展望の軌道修正、バックアップのためには、

現実・歴史に対する深い認識洞察
聖書の御言葉の学び
聖霊の力

結果はある意味大切だが、それがすべてではない。ぶれない信念と信仰に立った人生の素晴らしさは、過程にあるのだから。そしてその過程、私にしかできない人生を為し遂げてこそ、結果が与えられる。あなたにあなたの人生をくださった、創造主、神様によって。





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