フィリピンの顔

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究極の九九算 (前編)

2010年10月06日 | 言葉
インドネシアやベトナムで先週からの大雨に因る洪水で、何万人も非難し、何十人も死者が出ていると言う事です。
たった今、ここフィリピンで流れているニュースです。

去年9月26日、フィリピンも台風“オンドイ”が起こした大洪水で、多くの人が死傷し家屋を失くしました。

その1年後の先週の日曜日の事、私は家に閉じ篭って1年前の洪水の日の出来事を思い起こしていました。

未だに路頭に迷っている人も、心に傷を負った人も沢山います。
複数の動画がウェブに載せられたままですので、私は当時の状況を記憶や心に刻んで置く事が容易に出来て、幸か不幸か、いろんな事を考えさせられています。

他人にはこうあって欲しい等と言えることではありません。
出来れば、被害に遭った方たちに、平安が訪れる事を祈るだけです。

私は、私自身に起きたこの洪水の出来事は、不幸中の幸いでした。
失望の虚しさの中に希望を得ることも出来ました。

いえ元々失望中でしたから、洪水に依って得たものが沢山でした。
時には、「もっと早く私の所に洪水が来てくれてたら良かったのに...」と思うこともあります。

この日、先週の26日ですが、じっと自分の両手を眺めて過去を思い出していました。
しわが増えた掌(手の平)を見つめていると、いろんな出来事が脳裏に浮かびます。
「『走馬灯の如く』と言うのかな?」 なんて考えてると、さだまさしの、『掌』と言う歌が頭の中に流れて来ました。

      - 掌 -  

作詞:さだまさし 作曲:さだまさし

うつむきがちに 私は
掌を見つめてる
自分の人生を見つめている
つかみそこねた愛を
指でそっとたどって
ためらいに疲れて ため息つく
今より少しでいいから 勇気があれば
あなたのあたたかい指を 離さずにすんだのに
ありきたりの別れなど しなくてすんだのにと

流した涙の数を
指折りかぞえみる
ついてるついてないとかぞえてみる
いつの間にか私の
悲しみの数の方が
自分の年よりも増えてしまった
掌を鏡に写し さよならと云ってみる
いつもと同じ笑顔で こうして別れた
そしていつもこの涙を拭うのも私の手

★ ★ ★ ★ ★


さて、
掌を鏡に写しても私には意味が無いので、
私は掌を画用紙に写してみました。


見っとも無いけど、これ、私の掌です。
色鉛筆で書いたんですけど、スキャンをすると薄い色が飛んでしまい
トーン(階調)がハッキリして漫画風になりました。

手相が判るでしょう?
生命線が長くて長生きできる。感情は起伏が激しく、頭脳明晰?
大願成就、家庭円満、交通安全、焼肉定食。

さてさて、
冗談はさて置き、本題に入ります。

究極の九九算


先に言って置きますけど『究極の九九算』とは日本の九九算です。
何桁もある掛け算は外国にも天才が居ますが、ここでのお話しは、
『九九算』で、九九(9X9)までの暗算です。

・実は、ここフィリピンに来てからずっと思っていたことですが、
なぜ掛け算をする時に左右の『掌』を出して指を併せるのか?です。

特に過去何百人と言うタレントに聞いたのですが、
「暗算で、7X8(Seven times Eight equal? )は?」と質問すると、
答えられないか指をあわせるかです。

大学位の教育を受けていて、計算に慣れてる人は何人か即答します。
が、普通の人には難しいようです。稀ですね。暗記してる人は。

昔、そろばんを習いましたけど、私も、1+2+3+... 
まあ、1円なぁりぃ2円なぁりぃ...と10迄は今でも出来ますが、
それ以上は計算機と言うものがあります。


私は小学校2年生の時に九九算を習い、暗記させられましたけど、
今、まさに息子が小学校の2年生になりました。

何も息子に教えてやれませんが、文字だけは綺麗に書けと1年生に
なった去年、徹底させました。
そして今年はもう一つ、『九九算のススメ』。それだけです。

それ以上は息子の勉強にタッチする事は出来ません。
私の頭の方が付いて行けませんから。

息子に、「学校で掛け算は習わないのか?」と聞くと。
「習うけど、5X9までで、6以上は難しいって先生が...」
どうも暗記をする必要が無いそうです。

今度、先生に掛け算を聞いてみましょうか? 
もしかして、『掌』を眺めるんじゃないでしょうか?(笑)

ははは。決してフィリピンを馬鹿にしてるんじゃないですよ。
フィリピンには、立派な計算方法があったからです。

ちょっと試してみませんか?
折角ですから、私の掌の絵を使ってみます。



  1. 基本は、右手も左手も小指から順に6,7,8,9と仮に数字を当てる。

  2. 左右どちらの手でも良い、計算したい掛け算の数の指先をくっ付ける。

  3. 付けた2本の指と、下の指を10倍して数える、10,20,30... と。

  4. 付けた指から上の指を、(右指の数×左指の数)で計算する。

  5. 3と4の合計が、その掛け算の答えとなる。


7X8を計算してみましょう。


一方の手の薬指(7の指)と、もう一方の手の中指(8の指)をくっ付けます。
くっつけた2本の指と下の指3本で50となります。
次に、くっ付けた指から上の指を、右の指の数と左の指の数を掛け合わせます。3X2=6ですね。
先の50に6を足して56。  答えは、56です。

9X9を計算してみましょう。


(下の左指数+下の右指数)X10+(上の左指数X上の右指数)
(4+4)X10+(1X1)=81



6X6は?


(下の左指数+下の右指数)X10+(上の左指数X上の右指数)
(1+1)X10+(4X4)=36



● で、「上の指は4×4て、掛け算があるじゃん?」と聞くと、
私のパートナーのデラクルスさんは、
「普通のフィリピン人なら、5の位の掛け算は出来る。」って。

はあ~? 息子の先生が言ってた「6以上は覚えなくて良い。」って、このことかあ?
今度先生に聞いてみよ。

★ ★ ★ ★ ★



まだまだ、(だらだらと)先があるんですけど、
1万文字を超えて入らなくなりました。

後編に続きます。
マタキテクダサイネ。


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