第30回日本アカデミー賞

最優秀作品は「フラガール」…日本アカデミー賞(読売新聞) - goo ニュース

日本アカデミー賞もいつの間にか今年で30回になる。
この賞にはいろいろな意見があるけど、
邦画の活性化のためにも、
これからさらに歴史を重ねてほしいと思う。

ただ毎年この授賞式の演出が悪いな~と感じる。
まぁ今回の放送開始直後の音声が聞こえないという事故は
いたしかたないものだったとしても、
インタビュアーに南海キャンデーズの山ちゃんの起用は首をひねる。

相方のしずちゃんが『フラガール』で新人賞にノミネートされているから
二人の絡みが期待されての起用なんだろうけど、
そこ以外はなんかハズレの印象が強い。

テレビの視聴率の関係もあるのだろうけど、
なんでもかんでも『お笑い系の人』に頼らずに
自分で笑わす人よりも受賞者の声をうまく引き出せるインタビューアーを起用した
オーソドックスなスタイルの方がいいと思う。

賞の内容に関しては
最優秀助演女優賞の『フラガール』の蒼井優。

これは本当に納得。演技も良かったし、
なによりもあのダンスはすごかった。

「えっ?彼女って主演じゃないの?」って人が多いくらい
映画の中で存在感があった。

主演の松雪泰子が喰われたというよりも、
映画の中での存在感の配分が、
ストーリー上、W主演のような感じだったからだと思う。
その点、松雪は主演女優賞争いに不利だったと思う。


助演男優賞は『武士の一分』の笹野高史。
彼が出ていないあの映画を考えると恐ろしい。
他のノミネート者の映画を観ていないのでなんともいえないが
彼にはとても似合っている賞。
取れてよかったな~と思う

あと印象に残ったのは主演男優賞の渡辺謙。
『明日への記憶』は本当にいい映画だった
この映画でこの賞を受賞したことがうれしい。

最近はハリウッド俳優の面ばかりが注目されるけど
この映画の渡辺謙は本当に好き。
特に前半部分の彼が広告代理店のやり手部長の部分は
昔オレが好きだったテレビドラマ『君たちがいて僕がいる』(三谷幸喜脚本)
の渡辺謙を思いださせる好演だった。

そしてアカデミー賞最大の権威、最優秀作品賞は

『フラガール』・・・これには納得。

やはり映画の持つ魅力を昨年一番表現した映画だったと思う。

大手以外の独立系の映画会社が10年ぶりに受賞したということでも
意義の大きい受賞だ。

それと一番印象に残ったのは最優秀監督の発表で
ライバルのフラガールの李相日監督が呼ばれた瞬間、
ヤケ酒を一気飲みであおる三谷幸喜監督の姿。

いいですね~!こういう反応が出来る人は素晴らしい。
これぞ権威ある賞の授賞式パーティにふさわしい映像!
やはり映画の賞の授賞式・・・これくらいのシーンはほしいものである。

2007年も、いい日本映画がたくさん観れることを期待。

第30回日本アカデミー賞公式サイト

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本当にいい映画でした~

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