ラストシーンの出来ばえ

今日3日ぶりに泉中央のハローワークに行ってみた。
お盆は明けたがまだ求人の動きは鈍い。8月は前半はドタキャンしたもののそれなりに動いたが全体的には7月ほどの活動ができなかったな・・まっ時期が時期だし受け止めなければならないこともある。


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『ラストシーンの出来ばえ』

・・・というタイトルの片岡義男の小説がある。
こういうブログのような文章を書いて自分が一番難しいなと感じるのは最後の終わり方だ。
自分もそうだがいろんな人のブログを読んでみても一番多いのはやや自虐的に終わるタイプ。
ま~これが一番無難だからか。
しかしなんか『照れ笑い』のような感じがしてあまり多用するのもなんだかな~・・と思ってしまう。
こんなことを思ったのは『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』というタイトルに魅かれて江國香織の短編小説の文庫本を読んでその終わり方の上手さに感じ入ったからだ。
片岡義男や江國香織の短編の終わり方はすごく好きだ。
淡々としてすっきりとした読み心地なのに味がある。
短い文章はかくありたいと思う。
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『泳ぐのに安全でも適切でもありません』・・・このタイトルは江國香織がアメリカの田舎町を旅行して川べりで見た『It's not safe or suitable to swim』の立て看板の言葉からつけたそうだ。
日本でいう『遊泳禁止』なのだが、ここでは決して禁止とはいっていない。
(文法的にはorじゃなくnotじゃないかしら・・とも思ったそうだが立て看板のままorのほうがやはりいいなと思いそのまま使ったとあとがきに書いている)

『泳ぐのに安全でも適切でもありません』
彼女は小説のなかでこれは「私達みんなの人生に立てておいてほしい看板ではないか」と書いている。


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