傷だらけの天使のスローなブログ
ON THE ROAD
シネコンはノスタルジック
自分が小学校の低学年だったいまから30数年前。
当時自分は仙台市の下町に住んでいたのだが自宅のそばに映画館が3軒もあった。
そんな自分の家の近所の映画館も昭和40年代後半にはすっかり消えていた。
その後映画館というのは街の中心部にしかなくなり、
だんだんとデートの場とか、日常の生活から場所だけじゃなく、関わりまでも
遠い存在になりつつあった。
そんな映画をまた身近な存在にしてくれたのが、郊外の大型スーパーに隣接した
シネコンだ。
一人で観る人から若いカップル。老夫婦、ご婦人たちのグループ、家族連れ。
さまざまの人たちが映画を観に訪れてくる。
いや買い物のついでに映画を見る人だっているだろう。
その雰囲気が自分の子供のころ家のそばにあった小さな映画館にそっくりなのだ。
確かにシネコンは街中の映画館のような文化の香りは少ないかもしれないが、
昔の下町の映画館のような『娯楽のニオイ』はプンプンしている。
先日ラジオを聞いていたら、はっきりとした数字は忘れたけれど、
昨年よりまた映画を見る人口が減ってきているらしい。
シネコンの存在は、また昔のように生活の中で映画を観る事が
習慣化されてくることにつながっているとの調査報告もある。
シネコンが今後さらに地方の町や村に進出してくると日本の映画事情は
大きく良い方向に変わるのではと期待している。
シネコンの定義・・・シネマコンプレックスの略語。
6~18の複数のスクリーンを持つ複合型映画施設。
ちなみにスクリーン数6以下の施設はミニコンという。
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コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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映画館が身近な時代って確かにありましたよね。
そのころの映画館がどんどんつぶれています。
いま映画館って「よし、映画を見にいかねば!」という決意がないと
行かなくなりましたね。やっぱり、車じゃおいそれと行けないからなんでしょうね。
町の中心部が身近だった時代はそれでもよかったけれど、
いまは町の郊外の方がよっぽど身近ですもんねぇ。
盛岡は「映画館通り」が皆の手で守られている状況ですが、ほんとうに守るべきものなのか、
考える余地があってもいいように思いますが…
(利害関係者が路頭に迷うようなことがない方法は必要ですけれど)
郊外にシネコン、、街中いミニコンと住み分けてほしいです。
盛岡の『映画館通り』はどうなんでしょうか。
生活が変わってくれば、生活に溶け込む方法も変わってきて当然だと思うのですがね。
建物を守ることより肝心の中味の映画を守っていくべきだと思うのですが。