観るミステリー小説相棒:元旦スペシャル『バベルの塔』

昔、世界の言語は一つだったそうです。
人々は高い塔を作って住もうとしましたが、
神の怒りに触れ、言葉を通じなくされました。
お互いを理解できなかった人々は散り散りになりました。


タイトルのバベルの塔とは旧約聖書の中の創世記に出てくる話で
「なぜ地球上には、たくさんの原語があるのか?」
を説明している話である。

相棒元旦スペシャル『バベルの塔』
楽しみに待っていたことを裏切らない素晴らしい作品だった。
(詳しいあらすじはこちらの相棒公式サイトで)

時間も通常の倍以上、実力俳優も出演、空撮などの大掛かりな演出。
よくスペシャルというと、勘違いして劇場用の映画のような演出になり
豪華な俳優陣を大掛かりなセットに金をかけて製作しても
テレビ的にピンとこない作品になってしまうものも少なくないけど
今回の元旦スペシャルはまさに相棒そのもの。
いや相棒の真骨頂ともいえる出来だ。

テレビというサイズを考えた画面構成ながら迫力のある映像。
限定された空間で事件が進行解決される相棒の特徴をよく活かした設定。
サスペンス(緊張)、謎解きのミステリー要素、ヒューマンドラマ、
この三つの要素のバランスが実に絶妙な脚本と演出構成。
あっ、あと音楽もよかった~

ドラマの冒頭からのいろいろな小さな伏線が
ラストの意外な結末に向かっていく怒涛の流れは本当にスゴイ。

元旦ということで、殺人や死体など
人の死ぬ場面を使わないにも関わらず
これだけの緊張感のある刑事ドラマを作ったことに感服!

一番上に書いた『バベルの塔』の話に結びつく、
家族愛、親子愛のラストシーンの心に残る余韻こそ『相棒』。

そしてそんなスペシャルの濃密なドラマ展開の中にも
イタミンをはじめトリオザ捜一や、たまきと美和子など
『相棒』に欠かせないキャラを通常ヴァージョンと同じように
自然な形で配置している演出も丁寧だな~と感心。

普段の倍以上の放送時間にも関わらず全然中だるみせず最後まで
ドラマの世界にどっぷりとつかった2時間半だった。

※DVDの録画時間の設定を間違えて
画質があまりよく録れなかったので再放送してほしいな~

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コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
今年もよろしく (taimu)
2007-01-04 15:36:43
 あけましておめでとうございます。

 いつも コメントありがとうございます。
 偶然ですが これから録画した「相棒」
 を 見るところです。
 私の大好きなテレビドラマです。
 
 今年も よろしく お願いします。
 今年の目標は 映画15本です。
 
 
 
RE:今年もよろしく (傷だらけの天使)
2007-01-05 23:45:25
timeさん>
あけましておめでとうございます。
こちらこそよろしくです。

自分は今年は劇場観賞24本が目標です。

『相棒』は面白いですね~。
今はテレビドラマで録画してでも
毎回欠かさず観るのはこれくらいです。
 
 
 
Unknown (PANA)
2007-01-10 12:39:36
2時間30分なので、DVDに録画すると画質悪くなりますね。
後半いつものようにCMが多かったので、カットすればかなり短くなるのでしょうけど。

美和子ファンなので、もっと出番を多くして欲しいです。出たシーンは面白くって。(^^)
 
 
 
TBありがとうございます (傷だらけの天使)
2007-01-11 20:00:57
PANAさん>
TB・コメントありがとうございます。
録画時間の設定は4時間のLPにしてしまいました。

美和子さんのそばは見てくれは悪かったけど
おいしそうでした。

 
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