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今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

ネイティブミャンマー

2013-06-21 18:55:23 | ブログ

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海外進出先として緊張感が高まる東アジアを敬遠して、タイやミャンマーが注目されている。つい最近でも県内経済界のトップによる視察レポートが出されていた。まあ概ね想像がつく内容だが、どうしても気になるところがある。

『何れの国も親日派だ…』

果たして本当にそうなのか?恩恵にあやかりたい関係者のリップサービスを真に受けて無防備で乗り込むのは危険極まりないと思う。

英語が通用しない地域で、話が通じる、現地語が喋れる日本人はさながらラスプーチン張りの権力を持っているといえる。彼ら次第でお互いの関係を好くも悪くもできる。おそろしいことだ。

逆に現地人で日本語を学ぶ、おそらく数ヵ国語を喋ることができる彼らはかなり恵まれた環境と能力を備えていると思う。確かにあえて日本語を学ぶという彼らを見れば親日派であると思うのも理解できるが、国を挙げて親日派だと信じるのは多民族からの民族浄化という恐怖に曝されたことが無い日本人ならではのお人好し感覚だと思う・・・

確かにその生活は活気に溢れている。生きるために彼らは一生懸命だ。インフラはまだまだ整備されておらず、道は穴だらけ、ゴミは溢れ、停電は当たり前・・・しかし彼らは明るい。嘆いてる暇など無いのだ。

そのために彼らにとってベストなパートナーとは誰なのか?

まだ少数民族やイスラム教徒との諍いが耐えないミャンマー国民が本当に待ち望んでいることは何なのかを考えないといけないと思う。

ということで欲ボケした一部の者によって「日本人」を語られない様にしてほしいと思う。


55歳の記録

2013-06-17 19:25:44 | ブログ

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『労働者の健康確保対策の強化・充実を図るために、事業者は常時雇用する労働者の定期健康診断を受けることを義務付けられている』

ということで恒例となった誕生日健康診断を受けた記念写真。

ところで、5年前から腹囲(おなか周りの寸法)の測定やLDL(低比重リポ蛋白)コレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)の数値測定などが加えられた。合わせて問診では喫煙歴や服薬歴なども問われる・・・これらは結果として脳疾患などを発症させる危険因子と考えられるからということだ。

事業者の立場として、長年の業務や残業の蓄積などで社員が患ったなんてことにならない様に健康状態を調べてもらうものと思っていた。まあ、確かに仕事が忙しすぎて食生活が乱れて結果的に糖尿になったなんてことも考えられないとは言えないが果たしてどうなのだろう?

糖尿病や内臓疾患、脳疾患などは遺伝要素が強いと聞いている。ご多分に漏れずワタシの両親は血糖値が高い。健在の母はそうでもないが、亡くなった父はインシュリンを使用していたと記憶する。

しかし、運がいいのかワタシは今のところ全くその気が無い。もしかしたら突然来るのかもしれないが、すべての数値が基準の範囲内。模範的な優等生だ。

だが、こう見えても毎日ストレスの連続だ。周囲の社員はワタシのイライラに触れないように目を合わせようとしない。DeNAの南場社長が執筆した自叙伝にもあったが、目を△にして怒ることもある。

持病としては軽度の十二指腸潰瘍と慢性的腰痛。結構悩まされている人は多いと思う。

ということで政府が注目する脂肪とコレステロール・・・これは職場の問題というよりも生活習慣なのではと思う。私生活のコントロールは自分でしなきゃ、どうにもならんだろう?

どこかみたいに給料とBMIや禁煙とリンクさせれば必死になるかもしれないけど、誰が払うの?その原資はどこから出るの?減税といっても大して払ってないし・・・なんてことを考えていたら眉間にしわが寄った。


ブランド

2013-06-12 20:45:39 | ブログ

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ゴルフが好きな人には馴染み深いキャロウェイ
じつはワインも造ってたことを知る・・・というか、どうやら歴史はワインの方が古い。

創始者イーリー・キャロウェイはカリフォルニアワインの名を確固としたブランドに押し上げ
その実績を引っ提げてキャロウェイブランドのゴルフビジネスを展開した。
そしてビッグパーサというビッグなクラブを世に送り出す。

ビジネススタイルは常にワンランク上を目指す。
『実証できる優越性と、満足感を与える違い』

ところで今の時代、全体の60%を占めるミドルクラスは高級志向からローコストに眼を向けている。

ユニクロ、ニトリ、ディスカウントショップ、居酒屋チェーン、LCC、軽自動車などなど
確かに安くても機能は十分に果たしコストパフォーマンスに優れている。

1968年に南カリフォルニアで名門ワイナリーを造ったキャロウェイ翁
果たして安売り量販店コストコに陳列されたラベルをどんな面持ちで眺めるだろう・・・


スモーク・オン・The・ファーザー

2013-06-10 20:03:36 | ブログ

Malaika如何にも怪しげな雰囲気・・・

タイよりも遠い国ミャンマーに旅してから益々この手の色合いが気になる。

店の中から漂う香に引き寄せられる虫のように術中に嵌まる。

到底ワタシにはコーディネートできない、しかし魅力ある店構え。

勇気と周囲の暖かい理解が得られれば、以外と・・・いや、恐らくフィットするであろう民族衣装や、オドロオドロシイ木彫りの面、明らかに甘い怪しげなアロマ、何かの祝詞のようなBGMなどなど五感を揺さぶる。

羨ましい限りだ。

やがて現地で感じた『何か出来るかも』という熱い感覚が呼び戻される。

しかし実利的で勝算がないことには手を出さない・・・いや出せない現状に随分と苛立ちを覚えながら白檀の線香を買った。

鼻を摘まむムスメからワタシの臭いだと評されるこの香りに癒される気持ちになるのは東洋人だから?これメイド・イン・チャイナなんだけど・・・


マスカレード

2013-06-06 14:38:01 | ブログ

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フランスの詩人ヴェルレーヌの詩集「艶やかなる宴」冒頭の詩『月の光』を題材にしてドビュッシーが作曲したとされる「ベルガマスク組曲」

あなたの魂は選りすぐった風景
魅惑的な仮面、ベルガモの衣装
リュートを奏で、踊りゆく
幻想的な仮面の下に悲しみを隠し

派手な衣装を着けて踊るピエロの素顔は悲しみの色。
深く心に沁みる作品だ。

ところで何れの作者も感情の起伏が激しく気難しい性格をしていたらしい。

なるほど良くわかる気がする。
なぜならワタシも相当難しい・・・と思うから。

墨の雫が水面に落ちて、広がりながらやがて消えていく。
この怒りを和らげ薄めてくれる音楽と出会えることは幸せだ。

本当の素顔は、この真っ黒い仮面の下にあるんだよ。