今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

夏の終わり

2013-08-28 20:34:36 | ブログ

記録的な猛暑が一段落してホッとしているのはワタシだけではないだろう(ローカルな話だけど)

寝室のエアコンスイッチを入れたことが無いという当家の自慢を維持するために、この夏ほど寝起きのシャワーを浴びたことはない。

せめて寝付くまではスイッチを入れようか・・・熱風を吹き付ける扇風機のモーター音にイライラしながら寝返りを打つ。

しかし万が一にもブレーカーが落ちようものならKドラマの録画予約がリセットされ、違った意味での落雷が発生するであろうことはヘボ予報士でも予測できるだろう・・・
などと額から流れる汗をまくらに押し付けるうちに、当家の良性遺伝といえるのか寝付きがイイのが幸いして、ワタシもムスメ達も数十秒で夢の世界へ旅することとなる。

お互いが何時寝入ったのか、何時暑さにウナサレテ眼を覚ましたのかは解らない。
もしかすると、それはワタシだけの問題なのかもしれないが、ともかく見れば彼女たちは気持ちよさそうに眠っている。

ワタシは汗でビッショリに濡れたシャツを脱ぎながら「寝汗をかくなんて新陳代謝がいいのかな?」などと喜んでみたりもするが、ヨクヨク考えれば度を超えた晩酌による血中アルコールを薄めるために飲んだ炭酸水が汗になって出てきたのだろうと、シャワーで目が覚めた脳ミソからのメッセージが届く。

やがて「今日も暑いぜ」とセミの鳴き声が響きだし、朝の空気を温める陽射しは眩しさを増していく。そのとてつもなく大きな太陽のエネルギーに雑草は成長を止め、やぶ蚊も身を潜めて生命の危機を乗り越えた、そんな途轍もなく熱かった空がそろそろ秋色に変わりつつある。

子どもの頃にはとても辛かった夏の終わり・・・

さあ宿題は出来たのかい?テストがあるらしいよ(野暮な父より)


オトコの甲斐性

2013-08-27 10:45:53 | ブログ

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学校から貸与されたじつに野暮ったいヘルメットを被らなければ自転車に乗ってはいけないらしい。

不可能だと言われたら、それが間違っていると証明して見せるしかないでしょ?

ところで世界各地では民族や宗教、思想の違いで惨劇が後を絶たない。

ある宗教では女性が社会に進出することを厳しく制限しているという報道番組を観た。余りにも衝撃的な内容だったが、TV視聴率という演出もあるのですべてが真実なのか・・・わからない。

先日、ある大学院生が「女性が社会進出できないのはなぜか」をテーマにしたアンケート協力を依頼してきた。

「夫が家事を手伝わない」「夫が子育てを手伝わない」「夫が学校教育に関心がない」などなど・・・

妻が社会(?)に出ることができないのは、夫が外で好き勝手しているから?
もっと夫が家庭内のことに係れば妻の負担が軽減できて外に出やすくなるというのか?

「そう思う」「そうは思わない」

アンケートに協力はしてあげたいのだが勘違いされるのが嫌なので、結局すべての答えが「わからない」という最低なものとなってしまった。

イマドキ夫婦はしっかりと両立させていると思うし、家庭を持ちながら仕事をバリバリこなすキャリアウーマンなんてゴロゴロいると思う。

中にはオトコ共をアゴで使う剛腕経営者や、先のスウェーデン女性グループなど斬新なアイデアで大成功している企業だってある。

しかし逆に主婦業を思う存分楽しんでいるのも間違いない。

ダンナは1日1000円で昼飯、コーヒー代を遣り繰りしながら雑誌を買ったり、ヘソクリしたり・・・嫁さんはお友達と評判のお店でおしゃべりしながらランチ、もちろんケチなことは言わない。

そしてストレスのない環境で余裕をもってダンナの帰りを待つ。イイデハナイカ。

それにしても、どうしてオトコとオンナという容に捉われて比較をしようとするのだろうか・・・大学院生の意図が理解できない。

どちらかが優れているわけでもなければ、劣っているわけでもない。

要は塀越しに「お軽さん」と立ち話をするのが愉しみな「お舟さん」が安心して生活できるのは甲斐性ある「波平さん」のおかげだ。

もしも、そんな甲斐性あるオトコが少なくなったせいでパートに行かざるを得なくなってしまったら、取り敢えず働きやすい環境にあるのは「サザエさん」だが・・・想像できない。やっぱり「サザエさん」は主婦が似合うと思う。

ということで大学院生よ、そんな卒論に心血注ぐ時間があったなら「男を磨け!!」とアドバイスしておく・・・甲斐性を持ちそこなったワタシからのココロからの忠告だ。


旅の始まり

2013-08-24 17:05:31 | ブログ

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高校時代の同窓生と盛り上がる。

だがその当時はほとんど接点がない。

言葉を交わした記憶もない。

間違いなく旧友ではない・・・

そんなカレラと年に数回、こうして盛り上がる。

なぜか何時も声掛けはワタシだ。

そしてカレラは気軽に応じてくれる。

縁とは不思議だと思う。

毎日同じ場所で、同じ時間を過ごし、同じ授業を受けた。

しかし其々の感覚で違ったモノへと成長しやがて違う道へと進む。

何百色もあった色鉛筆はバラバラになったが

ところで、いまココに集まったカレラは何色なのか?

ワタシは果してカレラにとって何者なのか?

いままさに巡礼の旅は始まろうとしている・・・

取り敢えず乾杯!!


男の背中

2013-08-19 19:34:57 | ブログ

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会社のホームページリニューアルに取り掛かって早一年が過ぎた・・・

デザインやページ構成などはできている。

専門のカメラマンによる撮影で画像の素材も用意できている。

では、なぜ進まないのか?

それはいつも同じ理由。

製作管理会社の担当から聞かれる質問に痺れてしまう。

「社長の経営理念はなんですか?御社の経営方針を教えてください」

そう、ワタシは何のために会社を経営しているのかということ。

世のため人のため 社会貢献こそが私たちのミッション!!

外面を気にする社長は担当者に堂々と答える。

だが内面は歯の浮くようなセリフにどれだけの社員が共鳴してくれるかドキドキしている。

ところで写真は社内懇親会BBQ・・・

彼らの目線の先にはクーラーボックスからワインを取り出す真っ赤な顔したヨッパライの背中がある。

何故だかみんな心配そうに見えるのは気のせいか?


豆腐屋ほどの湯槽

2013-08-09 13:12:49 | ブログ

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クラブの親睦イベントで訪れた高原にあるペンション「キノコ Ⅱ世号」の浴場。
あまり大きくは無いけど、中庭にキノコのオブジェが飾っているカワイイ温泉だ。

残念ながら主催側係りということで、湯槽につかる時間を得ることができなかった。

ただ入るたびに考え出すのは、白楽天の『温泉水滑らかにして凝脂を洗う』という句だけである。温泉という名を聞けばかならずこの句にあらわれたような愉快な気持ちになる。

またこの気持ちを出しえぬ温泉は、温泉として全く価値がないと思っている。この理想以外に温泉について注文は無い。

漱石の草枕の一説に出てくるような湯泉に魂を揺らせてみたかったが、忙しく世話をするうちに自分の役割も忘れてしまい、やがて酒に溺れて沈んでしまった。

もしかすればこのランプに照らされた湯煙のなかにあらわれた月界の嫦娥とは残念ながら会えず仕舞いだった。それはそれで良かったのかもしれないが・・・