今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

イマドキを知る

2014-10-30 11:51:15 | おやじ・子育て


ムスメにとっては高校吹奏楽・マーチング部締めくくりのメジャー挑戦となる鹿児島で開催された九州大会。金賞は受賞したもののいわゆる「ダメ金」ということで残念ながら全国大会出場の夢は夢のままで終わってしまった。

高校に進学してはじめて触れる吹奏楽に涙しながら励んでここまで来た我が子を称賛するのは親バカ者としては当然のことだろう。

怖い先輩から厳しい指導を受けたムスメもいつのまにか逆の立場になっていた。

残念な結果にもっと落ち込むのかと思えば、さすがにイマドキ…ケロッとしている。

連日の練習もピークを過ぎて残すは定期演奏会ということで、しばしゆっくりとした夜を過ごす。

ということで観たかったDVDを家族でたのしみながら夕食を取っていた時のこと。

ストーリーを知るワタシとしては少し重たい内容なのだがと案じていたが何のことは無い。

血しぶきに思わず眉間にしわが寄るような決闘シーンでも平然と刺身を食べ、涙をさそう感動シーンでご飯をほおばるムスメにイマドキを知らされる。

やがてムスメもよそ様の子を教える立場になる予定だが…

楽しい食事の時間、酔った勢いで説教めいたことをクドクドたれる老いたオヤジになりたくはないので酒といっしょに飲み込んだ。

そろそろ酒は控えた方がいいいトキなのかもしれない。

いろんなイマドキを知った夜のこと。

予言者

2012-11-12 21:26:32 | おやじ・子育て

001

いまにして思えばあっという間の、しかし当時の自分にとってはとても長かった小学校生活。下のムスメも、いよいよ中学生になろうとしている。

何かにつけて長女とセットで考えるため、つい小さい、幼い、カワイイ次女と盲目的な親バカぶりを発揮するワタシだが、さすが霊長類の頂点を極める一個体の生命体として過酷な現代社会にその存在を示しているようだ…

とくに内なる顔と外面は親の想像を遥かに超えるようで、その実態、いやどちらが本当の姿なのかワタシには確たる自信はないが、恐らくおよそカワイイ次女ではないようだ…

シッカリと自分を構え、自分の意志で、自分の将来を考えているようだ。彼女の口癖は「私は早く孤立したい」らしく、おそらく「独立」と間違えているだろうという程度にしか捉えていない呑気なワタシこそが孤立、いや孤独してしまうかも…

そんな彼女が政治に目を向けた。

「きっとオバマが当選するよ」

そして彼女の予言通りに彼の政治生命が4年伸びた。

「なぜ彼が当選すると判ったんだ?」

ワタシの問いに彼女は小学生らしい(?)笑顔を見せながら答えた。

「だって見た目がイイモン!!」

しかしワタシは騙されない、過去に何度も彼女の裏切りにあったから…

彼女がどうして混迷した次期アメリカ大統領選挙の結果を予測できたのか?

多くの評論家たちが優劣をつけがたいと悩んだ結果を予言できたのか?

「おとうさんの会社の景気は良くなるだろうか?」

聞きたいのはヤマヤマだが怖くて訊けない11月の夜は長い…


3つの話し

2012-03-07 18:05:32 | おやじ・子育て

この春、可能な限り守られ続けてきた雛鳥たちがいよいよ鳥かごから飛び立っていきます…はじめて知る自由というプレッシャーに戸惑いながらも、やがてまるでそんなことは既に知り尽くしているかのように果てしない空をぎこちなく、そして賑やかに飛び回るでしょう。

ところで彼の有名な『スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学2005年卒業式スピーチ』から"3つの話し"を抜粋しました。 

・点と点をつなぐ話し

未来に先回りして点と点をつなぐことはできない。できるのは過去を振り返ってつなぐことだけ…だから点と点がいつか必ず何らかのかたちでつながるということを信じ続けること。歩む道のどこかで点と点がつながると信じれば、自信をもって思うままに生きることが出来る。たとえ人と違う道を歩んでも、信じることがすべてを変えてくれる。

・愛と敗北についての話し

人生には頭をレンガで殴られる時がある。しかし信念を失わないこと。それは仕事でも恋愛でも同じ…もし見つからないなら探し続けること。落ち着かないこと。愛する仕事というのは、素晴らしい人間関係と同じで、年を重ねるごとに自分を高めてくれる。

・死についての話し

17歳で読んだ本に書かれていた言葉「毎日を人生最後の日だと思って生きてみなさい。そうすればいつかあなたが正しいとわかるはずです」

そして毎朝鏡に映る自分に問いかけてきた「もし今日が自分の人生最期の日だとしたら、今日やる予定の事は本当にやりたいことだろうか?」

君たちが持つ時間は限られている。人の人生に自分の時間を費やすことは無い。最も重要なことは自分自身の心と直観に素直に従い、勇気をもって行動すること。

卒業して新しい人生に踏み出す君たちに望む「ハングリーであれ、愚か者であれ」…

以上 まだ自分たちには解らないことだらけの人生をどうやって生きていくのか?すごく重たく、そして大切な言葉ですね。

『何のために進学するのか?何のために学校へ行くのか?何のために努めるのか?』

つい疑いたくなる不安に満ちた未来ですが、信念を持ってしっかりと生き抜くこと。

今思えば後悔することがあったかもしれない。だからこそ、たった今から行動しよう。


グラデーション

2012-03-03 18:52:18 | おやじ・子育て

Img_1901 卒業おめでとう!

人生で一番長く感じた義務教育の9年間…いま思えば一番淡く懐かしい9年間。

そして卒業する彼らの顔はみんな希望と期待で笑顔に溢れている。

そう10年、20年、30年そして40年経った今でも中学時代の友人達と酒を呑むときは肩書きを忘れて当時の話題で盛り上がれる。

それぞれの顔に刻み込まれた物語りが澱みなく溢れて、グラスを傾けることを忘れてしまう。

楽しいこともあるだろうが泣きたいことだって勿論あるだろう…それが人生だから。

しかし決して諦めるな…みんな一人で生きているわけではない。

辛い時には友達の顔を想い出せ…勇気が湧くだろう。

泣きたいときには一晩中でも泣け…それでも陽は昇る。

さあキミたちはこれからどんな色に変化するのだろう…タノシミダ。


もうすぐ春ですね…

2012-02-21 20:54:37 | おやじ・子育て

仕事上で見かけることは有っても、なかなかプライベートな話まではしないモノで随分と付き合いは長そうだけど驚かされることがあります。

先日も出入りの営業マン…失礼な言い方をすれば私にとっては用が無い御用聞き営業マンと思っていましたが、新規取引に鼻息荒く迫るライバル会社からの提案について公平な意見を聞こうと思い何かと話しが弾みました。

そこで年齢の話となり言われてみればそうかもしれませんが実に同じ学生時代を過ごした同世代であることが解りました。

しかも学校が違うのに交友関係がとても近い…当時健全な高校生徒からはあまり好まざれる名前がドンドン出てきてお互いに『知ってる知ってる、友達友達!!』で盛り上がってしまいました。

全く交流の無いモノがすぐ近くでパラレルにその青春を生き、そして40年近く経って突然クロスしました。

さらに同じ日に今度は結構親しくしている、やはり出入りの営業マン…この人とは趣味の園芸(イチゴの苗を分けて戴いた家庭菜園の先輩)やら子育てお悩み相談などプライベートな話でいつも盛り上がるのですが、先ほどの巡り合わせの話しをしていると『出身地はどこだ…』ということになりました。

たしかに言われてみれば『なるほどね』といえる方言の癖を持っていますが久しぶりに聞いた名前の出身校にビックリ。

『大学時代の同級生が同じ高校のはず…』『アー知ってるかも知れない…なにせみんな同じ名字!!』『ワッゼワッゼ!!』『ギャハハ』

またまた遠く離れた場所でそれぞれの歴史を刻み、いまこの応接台を挿んで飲むコーヒー茶碗に映し出されたお互いの年齢に話しは盛り上がりました。

いままさしくその時代に進もうとしている娘たち。

将来の夢なんていうのはこれから先いくらでも変えることはできる。ただ今の時間だけは絶対に帰ることが出来ない。永遠に…だから大切に使ってほしい。

もうすぐ春が来る…だから踏ん張れ!