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おやじの本音を綴ります。

2020/03/05 転院

2020-03-05 05:25:19 | 日記
県病編
初めての入院日記
2020/03/05 転院


はじめに
本来なら大所高所で会社の進路を見極めながら舵取りを託す後継を育てておかなければいけない事はもちろんよくわかっている。しかし現場での深刻な人手不足、人材不足が原因で廃業となる事は避けたい。この二年近く現場復帰する事で業績悪化は防ぐことができた。このペースで今期は経営安定化ランディングを見据えて5年計画をスタートさせようと思っていた矢先…なぜこのタイミングなのか?自分が撒いた種なので痛い思いをするのは構わない。しかしこの事によって家族、社員に少なからず負担が増す事が辛い。「人間万事塞翁が馬」と言うが今回の入院によって何がもたらされるのか…反省と自戒からふたたび立ち上がるまでを記録していく。
2020/03/05 転院
 ついにこの日がやって来た。およそ1ヶ月をここで過ごしたいまにして思えば随分と恵まれた環境だったと思う。
 朝はほぼ毎日5時前に目が覚め、数歩で届くトイレで用を足し、6時きっかりに点灯。夜勤担当の看護師が温かい顔拭き用おしぼりと共に検温と血圧測定。お世話係のオバさん(この階は2名のパートさん担当)がお茶とお湯を持ってくる。7時過ぎに朝食が配膳される。朝食後はルーチンとして車イスで地下のローソンに行き街カフェ飲みながら日経新聞を読む。部屋に戻って昼まではPCに向かったり本を読んだり見舞い客(このところは感染症対策で面会禁止となったが…)と面会したり…昼食後も午前中と同じような時間を過ごすが週に一度だけシャワー浴ができる。温かいシャワーを浴びる…生き返る瞬間を感じ意味のない定番の悦びの声が漏れる。また同じく週に一度おそらく外科部長ご一行の回診がある。「いかがですか?」「大丈夫です」の二言でご一行は退出し次なる病室へ移動する。途中、部屋の掃除やベッド回りのアルコール除菌などのメンテナンスがあり夕方5時過ぎ(昼前にも)には再びオバさんがお茶とお湯を持ってくる。6時過ぎに夕食を取って微睡むうちに夕方の検温と血圧測定。消灯までローソンで購入した缶コーヒーとチョコレートを摘みながら再び微睡む。消灯後もおそらく2時間おきに夜勤看護師が様子見に部屋を覗きに来ていた…
 この毎日を刻むようにここで過ごし腰の痛みも随分と和らいだ。入院当時、ままならぬ身体に情けなさと後悔を感じていた記憶が薄れつつある。身体と精神両面で回復している事を実感し今日この病院を退院する。ありがとう県病スタッフの皆さん。
 ところで
 期待と希望を持っての転院となるのだが、どうも描いたイメージが随分と違っているのではないかという不安が大きくなってきた。これは義務教育からの解放に夢を膨らませた少年が進学校の3年間に失望した記憶が呼び戻されているから…「何だよ、話しが違うじゃねえか」少しドキドキの転院の朝を迎えている。


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