今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

こわれたハンバーグ

2015-11-18 17:17:16 | 日記
親元を離れることで全てが上手くいくと思い描いた大学生活を自ら苦い色で塗りつぶしていた。

「何のために…」

すべてのこと、モノ、ヒト、出会い、ジブンはなぜ存在しているのか?

音が消えた夜に眠ることを惜しみ、強い酒を胃に流し込み二日酔いで腐ったような眼をしながら授業中は居眠りする毎日だった。

唯一の救いは数少ない仲間たちとふざけ合うことで得る意味の無い安心。

そんな時にクラブの同人誌に同級の女生徒が投稿した作品名をなぜか今でも覚えている。

「こわれたハンバーグ」

一人暮らしを始める彼女に料理を覚えさせようと母親が教えたレシピがハンバーグ。

料理に対してさほど苦手意識もなかった彼女がトライして初めて知る奥の深さ。見た目はともかく味で勝負のはずが…

細かい内容は忘れてしまったが今更ながら知った母親の偉大さについて綴っていたと思う。



そして写真は大学1年生の娘が作ったオカラハンバーグ。決して美味しそうには見えない。しかも見事にこわれている(笑)

この作品を見て遠い昔のことを思い出したが、ところで娘は母親の偉大さに気付いただろうか?

悲しい知らせを受けて・・・

2015-11-17 16:49:25 | 日記
なぜその柔らかくそして希望に満ち溢れた躰を傷つけなければならないのか?

なぜその深くそして無限の可能性を断たなければならないのか?

時にして暴力的に自らの幼い思考を憎悪の鎧で覆い悪魔の使徒と化す若者たちよ

遥か海の向こうの出来事だがその痛みは怒りの稲光を放ちながら世界中を駆け巡りあまりにも多くの人々を傷つけた。

ただ何も為す術も無く唯々悲しみに打ちひしがれる。

どうかこの先が見えぬ暗黒のような土地を逃げ惑いながら泣き叫びつづける力弱き幼い子ども達が笑顔を取り戻せる日が来ることを心から祈る…

この出来事を自ら忘れないためにここに記します。

ベトナム再訪

2015-11-10 18:51:01 | 日記


相変わらず賑やかだった街中…この夜は若者が多いベトナムも日本と同じでハロウィンで盛り上がっていた。寺院や仏像が建てられていることからおそらく仏教徒が多いのではと思うが、フランス領時代の名残も多く教会や西洋式の建物も多く残っている。



50年前の悲惨な歴史について、もちろん今の若者は直接知ることはない。ただ日本と違うのは彼らは戦勝国だ。強大な戦力と物資を持ってこの地を支配しようとした異国人を追い払ったのは農民達だった。豊かな森を焼き払われ、畑や田んぼを荒らされ、その自然の恵みを奪われた彼らは勇猛に戦いを挑みそして奪い返した。



大日本帝国として東南アジアを制覇した大戦で多くの植民地を列強諸国から解放したが、連合軍のまえに敗れた日本は幸いにして植民地化されずに…いや、急速に拡大してきた共産主義国に対しての防衛前線基地として活用された。

やがて南北朝鮮戦争特需でめざましい発展を遂げた日本は再び経済大国として東南アジアへ進出したが、よく日本人が口にする「彼らは親日国だ」という思い込み(と私は思う)はまさしく世界を知らぬ島国の人々の発想だと思う。

彼らにとって「都合のいい国」であればよろこんで親しんでくれる。そうでなければ嫌われる。

イデオロギーや宗教が異なる国々と陸続きで境を持ち、また国内では少数民族とのいざこざが絶えず常に緊張感に満ちた彼らと接するときに「日本人が好きなはずだ」という一方的な片想いは余りにも無謀だし、また失礼でもあると思う。

ところで総選挙で軍事政権が大敗したミャンマーは今後どうなるのだろうか?このところ開放路線を取っていた政権が破れることでさらに民主化が進むのか、もしくは地政学的にどうしても手に入れたい彼の大国の支援を受けながら成長路線(だいじょうかぁ?)を選ぶのか?

その成り行きは今後このベトナムにも影響していくのではと在らぬ心配をしている。

まあそれにしてもベトナム国民は本当に若く、エネルギッシュで、希望に満ちている。そんな彼らの期待を裏切らない限り嫌われることは無いと思う。そしてわたしはそんなベトナムにいま夢中(笑)