今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

ルーツ

2012-01-24 20:41:19 | 音楽

『ジャズに興味はあるけど何から聞いてイイかわからないあなたへ』

アートブレーキー&ジャズメッセンジャーズの看板ナンバー"モーニン’"がいきなりワタシの耳を覚まします。そしてマイルスデイビスの"オータムリーブス"何度聞いても、イイものはイイ(感)

お疲れモードで余裕が無くなりつつある自分をすこし取り戻せそうな感覚が芽生えたと思った瞬間、無感情に鳴り響く目覚まし時計が心地よい温もりに浸る身体に電気を走らせるような一言(起)

「買わんで、判っちょんのやろ!」

ええモチロン判ってますよ、創刊号490円、それ以降は1,190円。何だかんだで全号揃えたら90,000円弱…決して安くは無いコレクションですよ。ましてや70枚のCDの中には、あまり好み出ないものも含まれるかもです。十分承知していますよ、其れ位…太陽系作ったんだから(淋)

しかし、合点がいかないのがその次に飛び出した信じられない一言(驚)

「みんなの為にならないモンにお金は使えん!」

なななんと…為にならん?!お言葉返すようで悪うござんすが、一体JAZZをなんとココロ得るのか(弩)

生まれはモチロン19世紀に、人類の故郷アフリカからアメリカに奴隷として連れてこられた黒人達が労働歌として口ずさんだ5音階のブルースにG♭が加わったブルーノートはジャズやロックの母なる歌です(信)

その派生としてブルーグラスやカントリー、フォークが生まれ、そしてポップスとなったんだぞ(威)

そして駐留米軍が持ち込んだブルースなどがベースとなり一気にジャパンポップが華開き、いまやK-popが流行している…チャイナ(コピーは上手だ)やロシアには生まれようも無い文化なんだぞ(真?)

などと吠える中年をターゲットとした通販に果して何人引っかかるだろう…ワタシはパスします(枯)


私からのプレゼント…ということで

2011-12-09 16:24:59 | 音楽

"ハイカラ野郎のペテン師の香具師のモモンガーの岡っ引きの、わんわんなけば犬も同様な奴だ…"

1916年(大正5年)12月9日夏目漱石は49歳でその生涯を終えました。

冒頭は1906年(明治39年)漱石39歳のときの作品「坊ちゃん」で江戸っ子で喧嘩っ早い新米教師坊ちゃんお気に入りの捨てゼリフです。

英文学を学ぶために渡ったロンドンと日本のギャップに心神を痛め「漱石狂せり…」と評されましたが、その中で元気のイイ主人公は漱石自身の憧れだったのかも?

「草枕」では"画人の余"が温泉地で出会った"この世でもっともうつくしい女"を創造し、「こゝろ」では"先生"が自分の隠された過去から解放されるまでを描いています。

また「吾輩は猫である」で自ら"珍野先生"として登場しパロディを披露しています。

まあ既にご存知の皆さんも多いとは存じましたが、漱石ファンとしてその命日に捧げるアンソロジーです。

ところでアンソロジーといえば先日の記事にもしましたがジョン・レノンのコンピレーションアルバム"アンソロジー"1998年11月に発売されました…そう忘れもしない(いや忘れてはいけない!!)ワタシの優しい嫁さんからのクリスマスプレゼントでした。

"Our life together (僕らの人生は一緒で)

Is so precious together (とても大切なもの)

We have grown… (僕らが育ててきた…)

Although our love is still supecial (僕らの愛はまだ特別だけど)

Let`s take a chance (チャンスを掴んで)

And fly away somewhere alone (自分たちだけでどこかに飛び立とう)"


平和を…

2011-12-05 21:30:18 | 音楽

"So this is Xmas

  And what have you done?

  Another year over

 And a new one just begun..."

-Happy Xmas(War is over)~Jhon Lennon-

この時期になると思いだします…そうもうすぐ彼の命日です。

1980年12月8日22時50分 ニューヨークのセントラルパーク前にある自宅玄関先でマークチャップマンが放った狂弾でジョンは永遠の眠りに付くこととなりました。享年40歳の偉大なるミュージシャンは自身のナンバーのように短い生涯を駆け抜けて行きました。

未だに流れる彼の数多くの作品は全く色あせず、今でも多くの人たちに愛されていることに喜びを感じるファンの一人です。

ジョンは祈ってくれている、世界中の人たちのために…

"そうさ これがクリスマスなんだ

 君が楽しくなってくれますように

 近くの人も 大事な人も

 年老いた人も 若い人も…"

 A very Merry Xmas!!


天才少年は天才大人になるのでしょうか・・・

2011-05-24 20:56:37 | 音楽

“ルドルフ・ゼルキン ベートーヴェン ピアノソナタ集”ゲッツです。

その冒頭が第14番変ハ単調作品27-2「月光」です。ベートーヴェンが13歳年下の愛弟子ジュリエッタ伯爵令嬢に捧げたといわれるこの曲を聞いた詩人レルシュタープが「(スイスの)ルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう・・・」と形容したということからこのサブタイトルがついたということです。

CDの帯には“ピアノ曲の「新約聖書」といわれるのがベートーヴェンの32曲のソナタですが、その中でもタイトルの付いた名作を、ドイツ音楽の精神を極めた最後の巨匠と言われたルドルフ・ゼルキンが強靭なタッチと堂々たる構築性と凝縮された音楽性で聴かせてくれます。”とあります。

ドキドキしながらヘッドフォンから流れるであろう小舟の揺らぎを期待していたら、それは夜の帳の先に静かに佇むジュリエッタ嬢を思うベートヴェンのこころを熱くそして力強く奏でるゼルキンのタッチでした。

たしかにモテ男ルービンシュタインの月光は流暢でしかし情熱的なピアノです。聴き比べてみるとこんなにも違うものかと思いました。(あくまでも素人な私の主観ですので、間違っていたならばゴメンナサイ)

ところでこのゼルキンは12歳にしてウィーン交響楽団と共演してメンデルスゾーンのピアノ協奏曲でデビューをしています。まさしく天才少年です。その後ニューヨークフィルとも共演したりしています。そして1991年に88歳でこの世を去っています。

世の中広いというか本で知ることが無ければおそらく出会うことが無かったであろう天才・・・世の中あと何人いるのだろう?