Jazz-Rambler

Jazzの世界をぶらぶら歩き回る日記

上田小島伊原★池袋P'sBar ライブ

2010-12-28 22:32:10 | JAZZライブ

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2010年12月28日(火)
■池袋 P's Bar★年末スペシャルライブ!
■伊原康二(pf)、小島のり子(fl)、上田裕香(vo)

■Report
今年初めてこの池袋P'sBarを訪れたのは4月。山deJAZZの翌日。このときも上田裕香さんのライブでした。ということで今年、私の最後のライブはこの日のP'sBarのライブです。
裕香さんの素晴らしい伸びのあるブラジルソングで今年の最後を癒していただきました。
そしてバックには、こじのりさんと伊原康二さんのこれまた素晴らしい演奏。いい響きこれまたいいんですねぇ。
お客さんもこのお店の常連さんがあまた集い、店主のポンポコさんも一緒にワイワイ楽しいひと時でした。ありがとうございました。
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■Set-List
1st-set
1-1.Corcovado ♪inst
1-2.Just Friends ♪inst
1-3.Misty
1-4.Samba do Avião 邦題:ジェット機のサンバ Song of the Jet
1-5.Triste
1-6.mestre-sala dos mares 邦題:海のメストリサラ
1-7.Se Todos Fosse Iguais A Voce 英題:Someone To Light Up My Life

2nd-set
2-1.Li'l Darlin' Neal Hefti
2-2.All The Things You Are
2-3..Somos Novios 英題: It's Impossible
2-4.Berimbau
2-5.Flor de Lis(ゆりの花)
2-6.Blame It On My Youth
2-7.So Danco Samba
enc.Corcovado
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♪Li'l Darlin' 
【Youtube】
http://<wbr></wbr>www.you<wbr></wbr>tube.co<wbr></wbr>m/watch<wbr></wbr>?v=FMib<wbr></wbr>KxQWRnw

♪Neal Heftiニール・ヘフティについて
 (※今井美樹・制作スタッフ日誌から文面を拝借いたしました)
  http://<wbr></wbr>blogs.y<wbr></wbr>ahoo.co<wbr></wbr>.jp/irc<wbr></wbr>2_miki_<wbr></wbr>imai/19<wbr></wbr>599784.<wbr></wbr>html

トランペッターとしてキャリアをさせたニール・ヘフティは、1940年代、多くの逸材を輩した、ウディ・ハーマン・ビッグバンドでの優れた作編曲で認められ独立、以後、自身のオーケストラを結成し活躍する傍ら、チャーリー・パーカー、クリフォード・ブラウンなどに名編曲を提供。
特にカウント・ベイシー・オーケストラの為に書き下ろした「Cute」「Li'l Darlin」は有名です。

1950年代よりいくつかのセッションを経て、ヘフティとベイシーは、この3枚の大ヒット・アルバムを共に制作しました。全曲、ニール・ヘフティの作編曲です。
いろいろなジャンルの映画音楽を手がけ、特にコメディで、彼の都会的で、ユーモアたっぷりのポップなセンスが活かされていました。
彼が書いた2つのテレビ番組「バットマン」「おかしな二人」のテーマ曲は、親しみやすい、ポップでキャッチーなメロディで大ヒットし、きっとアメリカ人で知らない人は居ないのではないでしょうか。
また、今も数多くのアーティストによって演奏される、お洒落でどこかノスタルジックな名曲「Girl Taik」も、26才の若さでこの世を去った伝説的ハリウッド女優ジーン・ハーローの、スキャンダラスで悲劇的な人生を描いた映画「ハーロー」の主題歌として、ニール・ヘフティが書いた作品です。
名シンガー・トニー・ベネットが、ジョニー・マンデルやクインシー・ジョーンズ他、数多くの優れた映画音楽家と制作した「The Movie Song Album」では、トミー・フラナガンをピアニストに迎えたニール・ヘフティ自身のアレンジで、トニーらしい、温かく包み込まれるような「Girl Taik」を聴くことが出来ます。名演!必聴です!
彼は、ヘンリー・マンシーニやバート・バカラックと同世代の人で、三人ともジャズがバックボーンにあって、それぞれ独自のポップなセンスを持ち込み、三人三様の、独特のスタイルを持った音楽家だったと思います。
1980年代以降、作曲活動をやめて、彼の名前を聞く機会は少なくなりましたが、ニール・ヘフティが亡くなったニュースは、アメリカの夜7時台の全国ネットのニュースでも大きく取り上げられたそうで、いかに多くのアメリカ人が、彼の音楽に長年親しんでいたかを物語ると思います。
以前もこのブログに書いたことがあると思いますが、ニール・ヘフティの曲は、とにかくカラッと明るく、楽しくわかりやすくダイナミックで洒落ていて、中でもカウント・ベイシー・オーケストラのアルバムの為に作った楽曲は、ビッグバンド・サウンドの楽しさに溢れていて、今も、多くの学生ビッグバンドのバイブルとしても輝き続けています。
20世紀を代表する大歌手で、アメリカ芸能界の帝王・フランク・シナトラのお気に入りのアレンジャーの一人でもあり、シナトラの彼に対する信頼も非常に厚く、シナトラが立ち上げたリプリーズ・レコードにおいて、数多くの作品でのアレンジャー&コンダクターとしてだけでなく、A & Rプロデューサーとして活躍した時期もありました。
後年の、スピーディーな「バットマン・サウンド」を思わせる、華やかなツイストのリズムをビッグバンドに取り入れて、シナトラに、思いっきりド派手でカッコいい、ツイストを唄わせている珍しいシングルもあります!
こんな事やっちゃうのは、ニール・ヘフティしか居ない!!!
彼が編曲・指揮を手がけたこの2枚は、シナトラの長い音楽人生の中でも、特筆すべき名盤と言われています。
彼の遺した数多くの優れたアルバムの中で、特にカウント・ベイシー・オーケストラとの3枚、そして、シナトラと共演した2枚のアルバムは、ニール・ヘフティならではの、キレの良い、ビッグバンド・サウンドの楽しさを堪能できる、超お薦め作品です。
中で1枚をあえて選ぶとすると・・・
カウント・ベイシーにとっても最大のヒットアルバムである「Atomic Basie」です。
1曲目からラストまで、ベイシー・オーケストラならではのダイナミックなアンサンブルと、当時在籍していた最高のメンバーのソロが楽しめます。
ニール・ヘフティのペンも冴え渡り、名曲+名アレンジのオン・パレード。
そして最後の最後が、ベイシー・バンドのみならず、ビッグバンド史上に燦然と輝く名曲中の名曲、「Lil' Darlin'」です。
もう、ほとんど、止まってしまうのではないか?というくらいの、超超スロー・テンポで演奏される、美しいメロディ。
しかし、これが最高にグルーヴィーに、絶妙なスイング感。うーん、大人です。さすが!
その生涯のほとんどをベイシー・バンドのリズムセクションに捧げた、名ギタリスト・フレディ・グリーンの、有名なアルペジオ・ソロも楽しめます。
是非是非、お聴き下さい!


■池袋 P's Bar
東京都豊島区池袋2-60-6キムスビル池袋B1F
電話03-5391-3365
http://<wbr></wbr>ktmhp.c<wbr></wbr>om/hp/p<wbr></wbr>sbar/to<wbr></wbr>p

★上田裕香さんWebサイト
http://<wbr></wbr>ip.tosp<wbr></wbr>.co.jp/<wbr></wbr>i.asp?i<wbr></wbr>=minhae<wbr></wbr>strela
http://<wbr></wbr>yaplog.<wbr></wbr>jp/meud<wbr></wbr>iario/

★小島のり子さんWebサイト
 http://<wbr></wbr>ekimae.<wbr></wbr>net/jaz<wbr></wbr>z/kojin<wbr></wbr>ori/
 http://<wbr></wbr>kojinor<wbr></wbr>i.exblo<wbr></wbr>g.jp/

★伊原康二さんWebサイト
http://<wbr></wbr>koji-ih<wbr></wbr>ara.net<wbr></wbr>/

上田小島伊原★池袋P'sBar<br />  ライブ


同郷に思いをよてて(またまた感動的な出会い)

2010-12-28 12:43:51 | JAZZライブ

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2010年12月27日(月)
■同郷に思いをよてて(またまた感動的な出会い)
■池袋P's Barにて

森丘ヒロキさん。
私がコノピアニストを知ったのは、サテンドールでの堤智恵子さんのライブでのセッションでした。とてもファンキーな感じてとても印象深かったのでしっかり名前は頭に入っていました。
いつだったか、大友師匠のライブの際にいっしょだったベーシスト山田晃路が同郷(石川県金沢市出身)だとわかり、いろいろお話をさせていただいた際に私が金沢市の「金石」という町出身という話から、山田さんが・・・「ピアノの森丘さんが確か金石じゃぁなかったかなぁ・・」という情報を聞いた。
それ以来、いつか機会があれば森丘さんと話がしたいと思っていました。
ネットで森丘さんのサイトをいろいろチェックしていたら、内容に「うなばら・・・」という言葉が出ています。この「うなばら」というのは、私の母校金石町小学校の校歌の冒頭の言葉です。やはりそうなのか・・?

12月の池袋P's Barのライブスケジュールでたまたま井上淑彦さんをチェックしていたら、ピアノが森丘さんであることを発見。これだぁ絶対いくぞぉ!

さて、ライブ当日。お店の入り口で森丘さんに出会う。とりあえずニコッと挨拶して店に入る。
1st-setが終わり休憩タイムに隣に座ったので一気に話を切り出す。
m:「森丘さんは出身は秋田ですよね?」
森:「そうです」
m:「秋田以外に住んだところはありますか?」
森:「あります、親の転勤で金沢や新潟に・・・」
m:「金沢のどこ(町)ですか?・・」
森「金石です」
m「!!!そうですか、実は私は金石出身なんです!!!」

森丘さんの顔が紅潮し、大喜び・・・。私も大喜び。こんな大都会で同郷の小学校出身者に、しかもジャズミュージシャンの方に会えるなんて本当に偶然です。

いろいろ話をしました・・・。森丘さんは生まれたときは秋田ですが、親の転勤の関係でアチコチ引越しされたそうです。
金沢にいたのは7歳~10歳ぐらいの3年ほどだったそうで金石町小学校での卒業ではないそうです。でも小学校の校歌を覚えているがこの金石町小学校校歌だけなのだそうです。そして小学校の記憶もその頃の印象が強く残っているとのことでした。ただ卒業生でないため当時の友達とのつながりもなく、思い出は自分の頭の中だけでめぐっていたとのこと。
そのためその思いをライブで校歌をジャズ風にアレンジして演奏しているとのことでした。
そこに私が現れ、いろいろと小学校のことや町のことについて話すことができとても感激していただきました。
よかった!!よかった!!話して本当によかった!!
年の瀬に、思わぬ感動的な出会いがまたひとつ・・・・。

おわぁ~りぃ~!!!!!!


♪金沢市立金石町小学校校歌

海原はわれらの旗 旗は日の光をあびて
ふるさとの緑をたたえ あめつちに波をあぐる

海原はわれらの心 縹渺として遙かに
いにしえも今もなお 麗しくかわりなし

海原もわれらの母校 睦まじく 導きを呼ぶ 
師ともろともに もろともに 愉しき朝を歌わん

http://<wbr></wbr>www.kan<wbr></wbr>azawa-c<wbr></wbr>ity.ed.<wbr></wbr>jp/kana<wbr></wbr>iwa-e/

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