Jazz-Rambler

Jazzの世界をぶらぶら歩き回る日記

川嶋哲郎 Standard QUARTET★新宿SOMEDAY

2016-04-26 22:40:25 | JAZZライブ
2016年4月26日(火)
■新宿SOMEDAY
■川嶋哲郎 Standard QUARTET
川嶋哲郎 ts 大徳俊幸 p、本川悠平 b、久米雅之 ds


昨年12月以来の川嶋さんのライブ。
このライブは川嶋さんが信条としている本来のJazzのSessionの姿である、譜面のない、事前に演奏曲を決めていないでその場で即興演奏するというスタイル。


これがなかなか面白い。演奏直前に曲目を伝える場合もあるが、真骨頂は川嶋さんがイントロを拭き始め、他のメンバーがそのコード進行を聞いて曲を特定して演奏。なんとなく昔テレビでやっていた「クイズ ドレミファ ドン」みたいな感じ。私を含めお客さんも川嶋さんのイントロを目を閉じてじぃっと聴き入り、・・・あの曲かな・・と曲をさぐるのがこれがまた楽しい。


この日の2セットめでの♪Blue in Green 川嶋さんのイントロソロが延々と流れ、なかなか他のメンバーが演奏にはいれない・・・ドラムの久米さんがなんとか判ったが大徳さん、本川さんがしばらくついていけない・・・・。久米さんが二人に伝えなんとかテーマに入る。あとで大徳さんが言うに、曲名は判ったようだがソプラノサックスでの演奏でなかなかつかみづらかったようなことでした。 



この日、川嶋さんはテナーのほか、ソプラノサックス、カーブドソプラノサックスを持ち替えで演奏。


普段私がセッションで演っている2曲もあり大変勉強になるライブでした。

■Set List
1-1. The Days Of Wine And Roses
1-2. I'll Remember April
1-3. You Don't Know What Love Is
1-4. Four
2-1. There Will Never Be Another You
2-2. Caranan
2-3. Blue in Green
2-4. Straight No Chaser
2-5. Donna Lee
enc. Mac The Knife

Gee-Baby LIVE in Tokyo ★学芸大学 珈琲美学

2016-04-20 22:37:05 | JAZZライブ
2016年4月20日(水)
■学芸大学 珈琲美学
■Gee-Baby LIVE in Tokyo from 関西(最終日)
阪井楊子(vo)、宮藤晃妃(vo)、竹中俊二(g)、ぱくよんせ(pf)、中林薫平(b)


楽しかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~
ここしばらく、ちょっともやもやしていた気持ちがすっかり晴れましたぁ!
ありがとう!Gee-Babyのおふたりさん。
2013年10月、たまたま大阪出張の際に立ち寄った堂島のジャズスポットでのライブで初めて阪井楊子ちゃんに出会って、大ファンになり、昨年の夏のGee-Baby東京ライブにつづきこの日でたった3回目のライブ。
※楊子ちゃんとの出会いのときのブログはコチラ↓
http://blog.goo.ne.jp/jazz-rambler/e/ca76499b1326fa602a60c6b3dc66e57e
お二人のパンチのあるボイスパワー、エンターテイメントパワー溢れるライブは素晴らしいの一言に尽きます。関西では超人気のおふたり、これから東京でもファンをどんどん増やしてもっとビッグにと応援する私なのです。
セットリスト、初めて知る聞いたことのある曲もあり今いろいろとネットで調べていたが、いやいやまたまた素晴らしい。
(私が知る限りでは東京で対抗できるのは沖野ゆみちゃんぐらいだなぁと思う)
女性ボーカリストがよく取り上げる♪Close to Youにしてもカーペンタースの曲はこんな感じですがあんなイントロは出てきませんとGee-Babyなりの♪Close to Youを・・・とノリの良いリズムでお客を引き込み大合唱。
そしてアンコール。「皆さんのそばにはGee-Baby、Gee-Babyのそばには皆さん」ということで最後の曲は♪Side by Side
ということで、またまたお店全員で大合唱で楽しみました。
ライブ後お別れ際にまたの再会をと次の東京でのライブを楽しみに家路につきました。ちなみにここ学芸大学駅は私の住む三軒茶屋とは背中合わせになるので、「歩いて帰ろう」と思い立ちテロテロと20分ほどいい気分で歩いてかえりましたぁ。
おっと、これ書いていたらもう明け方4時だ、寝ます。



■Set List
1-1. I Got Rhythm
1-2. Answered Prayers (Ivan Lins)
1-3. Satin Doll
1-4. Moon Grow
1-5. The Sound of Music
    ~My Favorite Things
1-6. Nica's Dream

2-1. Take the "A" train
2-2. The Jody Grind(Horace Silver)
2-3. Bluesette
2-4. My Foolish Heart
2-5. Something‘s Gotta Give (ミュージカル「あしながおじさん」より)
2-6. Close to You
enc. Side by Side

♪Answered Prayers (Ivan Lins)
https://www.youtube.com/watch?v=FcMaQeaR54w
イヴァン・リンス(Ivan Guimarães Lins, 1945年6月16日 - )は、ブラジル出身のミュージシャン。ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック (MPB) やジャズ界で主に活動している。初期のヒット作である"Madalena"は、1970年にエリス・レジーナによって録音されたことでも有名である。

彼の曲は、カーメン・マクレエ、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、クインシー・ジョーンズ、ジョージ・ベンソン、マンハッタン・トランスファー、ダイアン・シューア、ナンシー・ウィルソン、イリアーヌ・アライアス、パティ・オースティン、トゥーツ・シールマンス、テイク6、リー・リトナー、デイヴィッド・ベノワ、マーク・マーフィー、デイヴ・グルーシン、セルジオ・メンデス、マイケル・ブーブレなどを含む、多くの著名ミュージシャンにカバーされている。

イヴァン・リンスは数あるアルバムを出しているが、彼の書いた曲の中には『ラブ・ダンス』("Love Dance")、『コメサール・ヂ・ノーヴォ』("Comecar de Novo")(アラン・バーグマンとマリリン・バーグマンによる英詞のついた『The Island』というタイトルのものもある)や『ヴェラス・イサーダス』("Velas Içadas")などのように、北上してアメリカジャズ界での地位を獲得したものもある。1990年代初期、リンスはリプリーズ・レコード/ワーナー・ブラザーズ・レコードでのレコーディングを行ったこともある。

ジャズ・フュージョン界においてもセッションマンとして活動し、1980年代中頃には、デイヴ・グルーシン、リー・リトナーとともに、アルバム『ハーレクィン』を録音している。また、テレンス・ブランチャードが1996年に発表したイヴァン・リンス作品集『ハート・スピークス〜プレイズ・イヴァン・リンス』では、13曲中10曲にゲスト・ボーカリストとして本人参加した。

♪ The Jody Grind(Horace Silver)
https://www.youtube.com/watch?v=KYmEq3MSO7A
https://www.youtube.com/watch?v=cIrE6sZduWo

♪ Something's Gotta Give
https://www.youtube.com/watch?v=q-8WwidVKGo
https://www.youtube.com/watch?v=lkzO44VaUB0
ミュージカル「あしながおじさん」より

♪Side by Side
https://www.youtube.com/watch?v=50xGa0rQ3s4
https://www.youtube.com/watch?v=C3gukPcR6Fg
サイドバイサイド(Side by Side:lyrics by Gus Kahn and music by Harry M. Woods)は、1927年の発表年に多くの歌手がレコーディングしており、大変人気があった曲です。リー・モース(Lee Morse:コメディエンヌ)の歌はそのひとつ、ブルースぽいアレンジです。1944年のジャズギタリスト、ニック・ルーカス(Nick Lucas)のバージョンは、第二次世界大戦において、連合国側が優勢になった年でもあり、若者に対して明るいヴィジョンを与えるかのような歌い方です。ちなみに動画はSoundiesという、3分間程度の短いミュージック映画で、今のプロモーション・ビデオのようなものです。1940年から1946年の間に作られたもので、クラシックからビッグバンドのスイング、トラディショナル、フォークなど多様な歌を選んでアメリカ国民の愛国心を高めようとしたものです。1953年のケイ・スターのバージョンによるヒットが今ではよく知られています。ビッグバンドのアレンジとブギウギ風の多重録音は華やかで、楽天的ともいえる歌詞とマッチしています。
楽天的と書きましたが、悪い意味ではありません。人生山あり谷あり、くよくよしても為るようにしかならないならば、生きられているだけでも幸せと思いましょう。それさえ難しい人が世界にはたくさんいることを思えば、明日に苦労や悲しみがあろうと、それはそれでどうにかなるものです。長そうで短い人生では、お金持ちになったり、高い地位になるよりも、本当の友人を見つけるほうがずっと大切です。この歌はそんなことを教えてくれます。

See that sun in the morning,
Peeking over the hill?
I’ll bet you’re sure it always has and sure it always will.
That’s how I feel about someone,
How somebody feels about me.
We’re sure we love each other
That’s the way we’ll always be.

Oh, we ain’t got a barrel of money,
Maybe we’re ragged and funny
But we’ll travel along
Singing a song
Side by side.

Don’t know what’s comin’ tomorrow
Maybe it’s trouble and sorrow
But we’ll travel the road
Sharing our load
Side by side.

Through all kinds of weather
What if the sky should fall?
Just as long as we’re together,
It doesn’t matter at all.
When they’ve all had their quarrels and parted

We’ll be the same as we started
Just a-traveling along
Singing a song
Side by side.

We’re all hunting for something
Something we don’t know what
‘Cause none of us are satisfied with things we know we’ve got.
We all forget about moonlight,
As soon as we’ve given our vow
But we’d all be so happy if we’d start and sing right now:

Oh, we ain’t got a barrel of money,
Maybe we’re ragged and funny
But we’ll travel along
Singing a song
Side by side.

Don’t know what’s comin’ tomorrow
Maybe it’s trouble and sorrow
But we’ll travel the road
Sharing our load
Side by side.


田口理恵with吉野ミユキ★日吉Wonder Wall Yokohama

2016-04-13 22:33:49 | JAZZライブ
2016年4月13日(水)
■日吉Wonder Wall Yokohama
■田口理恵with吉野ミユキDuo LIVE
田口理恵(vo,pf)、吉野ミユキ(as)


山野友佳子ちゃん(pf)とFBで繋がってよく投稿等に出てくる田口理恵さんが気になっていたところに、吉野師匠とのDUOライブがあることを発見。しかもまだ行ったことの無い新しいJazzスポットの日吉Wonder Wall Yokohamaで開催ということで、今月のお小遣いの残りを叩いてこのライブに行くことを画策。事前に理恵さんの投稿にコメントを入れ、FB友の承認をいただきこの日を迎える。

日吉の街は初めて来たが慶応大の日吉キャンパスがあるので結構賑やかな感じ。そして歩いて3分ほどのロケーションにWonder Wall Yokohamaがありました。小さなドアをあけ地下への階段を下りていくと、綺麗なお店。HPでは広く見えましたが、結構コンパクトなハコでした。一番前のカブリツキ席に陣取る。
お二人が食事から戻りご挨拶。理恵さんは事前にFBでやり取りをしていたので初めましてという感じがしない・・とのこと。
さてライブ。吉野師匠のインストから始まったが結構サックスの音がよく響き心地よい。理恵さんのピアノもしっかりとしたタッチでうまく絡んでいましたねぇ。理恵さんのクリアなやさしい癒しヴォーカルも心地よい。彼女の歌やMCを聴いているとなんとなくFMラジオでDJとスタジオライブをやっているような感じがしたのは私だけだろうか。

吉野師匠の歌伴もこれまでも経験されていたそうだが、実は結構大変なようだ。女性ボーカリストの譜面はキーが結構独自なようで、それをサックスのキーに移しての演奏、そして曲の中でボーカルの邪魔にならないよう音を挟んでいくコツがなかなか難しいのだそうです。そのあたりのテクニックも参考になりました。

■Set List
1-1. But Not For Me
1-2. Just Friends
1-3. My Romance
1-4. Someone To Watch Over Me
1-5. 歩いて行こう
1-6. Love For Sale

2-1. Joy Spring
2-2. Just In Time
2-3. Honey Suckle Rose
2-4. Every time We Say Goodbye
2-5. Softly As In A Morning Sunrise
2-6. Feel Like Makin' Love

3-1. Left Alone
3-2. Our Love Is Here to Stay
3-3. The Girl from Ipanema
3-4. つむぎの歌
3-5. (They Long to Be) Close To You
3-6. LOVE

多田誠司with松本茜★三軒茶屋Wisperライブ

2016-04-11 22:19:32 | JAZZライブ

2016年4月11日(月)
■三軒茶屋Wisper
■多田誠司(as,fl)、松本茜(pf)



この日は私の誕生日。自分で自分を祝いにどこかライブにと、あちこちのJazzスポットのスケジュールからピックアップしたリストをにらめっこ。代々木の美女トリオ・・、三軒茶屋のサックスDUO・・日吉のベテラン弾き語り・・と悩んだ末、三軒茶屋Wisperに決定。
寒空の中仕事帰りに自宅から徒歩5分にあるWisperへ。店に入るとおじさんがひとり・・・よく見ると奥にミュージシャンのお二人がいました。この日は私を含めおじさんのお客数人のライブ。
演奏前にこの日目当てにしていた多田さんとスガダイローさんのDUOのCDについて多田さんに聞いたところこの日は持ち合わせが無いそうで残念。
さて演奏は、艶やかで張りのある多田さんの演奏に酔いしれましたねぇ。
休憩時間に多田さんといろいろ話していると、5月9日に御茶ノ水NARUで多田さんのバースデーライブを行うとのこと。ちょうどよかったので、「実は今日私は誕生日なんです、よろしければリクエストを・・・」と依頼したら快くうけていただきました。
ということで2ndセットで♪HappyBirthday To Youでお祝いしていただいた後にバラード曲で私のリクエスト曲♪You taught my heart to singを演奏していただきました。ありがとうございました。
演奏曲はよく聞くスタンダード、初めて聞く曲にお二人のオリジナルを織り交ぜたバランスの良い配分でした。
Dexter Gordonの♪Fried Bananasは、♪It Could Happen To Meのコード進行を使って自分のメロディをつけた曲との紹介されていましたが、2ndセットの多田さんのオリジナルという♪None Of The Things・・・んんn?を聴いているとんんnなにやらコード進行が・・聴いた・・というよりは演ったことのあるコード進行・・、そうです、私が今課題曲で演っている♪All The Things You Areのコード進行。曲の後半はそのまんまの演奏でしたねぇ。
ライブ終了後、多田さん、松本さんそしてWisperのママさんのNaoさんといろいろたくさんお話ができてとても楽しいBirthdayになりました。




■Set List
1-1.On The Trail.
1-2.Fried Bananas(Dexter Gordon)
1-3.I'll Keep Loving You(Bud Powell)
1-4.絵葉書(松本茜)
1-5.Funkallero(Bill Evans)
2-1.Blue Rose(Duke Ellington)
2-2.残照(多田誠司)
2-3.Mood Malody(Jackie McLean)
2-4.You taught my heart to sing(McCoy Tyner)
2-5.None Of The Things(多田誠司)
enc.Everything Happens To Me






吉祥寺MEG★超初心者Jam Session

2016-04-10 22:16:39 | JAZZライブ

2016年4月10日(日)
■吉祥寺MEG
■超初心者Jam Session
Host:吉野ミユキ(as), 明石みつこ(p), 小高敏士(b), 阿部拓也(ds)


ミニ合宿をはって臨んだセッション。
当日もバイト帰りのセション直前に1時間カラオケボックスでチェック・・・が、なかなか前日までの練習ではバッチリこなしていたつもりが、ところどころ忘れて焦る。なんとか整えてセッションへ。
店に入るといつもとは違い大勢のチャレンジャーがすでにスタンバイしていた。



★1曲目:♪All The Things You Are
ギターとピアノの方と一緒に演奏。3人になると4バースを回す順番がちょっとずれるなぁと思いながら演奏。ちょこちょこ音を外す部分があったが、テーマはまぁまぁ。ソロアドリブに入り1コーラス目はまぁまぁ何とかこなしたが、2コーラスめで出だしが完全に頭の中から消えていて入れなかった。マイナーペンタを中心に準備していたのだがチクショー・・泣く泣くギターにソロを渡す。4バースは頭の4小節のみになり、最後のドラム8バースのところを4バースで誤って私が出てしまった。これまたチクショー・・。後テーマはなんとかこなしたが、エンディングの「タラチャァ~ン」がしどろもどろでした。
まぁこれから、修正していくつか別のセッションでまたやろうと思う。

★2曲目:♪Up Jumped Spring
そるとぴーなっつセッションでできなかったこの曲をMEGでチャレンジ。この曲は2年前の始めての発表会での課題曲で久しぶりのネタおろし。昨日までの練習では完璧で、2日前にある仕掛けを考え仕込んでおく準備をしていた。
演奏が始まりゆっくり目のテンポで始めたが、所々でやはりポロポロ外す場面が多かった・・悔しい。そして4バースの最初の私の4小節の部分で仕掛け・・・・3拍子のこの曲にのせて・・・♪Happy Birthday To You~ 会場がざわめく・・・しめしめ・・演奏が終わり。吉野師匠がどなたのお祝い?との質問に「自分で自分を祝いました・・明日が私の誕生日です・・」やったぁ受けましたねぇ・・。