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アジア協会アジア友の会の地域グループ *****JAFS松原ぞうすい(雑炊・贈水)の会*****

JAFS「松原ぞうすいの会」は、地域で活動するNGOグループです。アジアの村に衛生的な水(井戸)を贈る活動をしています。

宮城県南三陸町JAFSの被災地支援レポート⑫第5次隊の活動 震災から2ヶ月たった現地では

2011年05月11日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON
心をひとつに~がんばろうNIPPON~
JAFSブログからの転載です。
現地の支援のようす、被災地の変化が良くわかります。
 
東日本大震災 ~第5次隊被災地支援活動~
第5次支援隊が4月27日に活動を開始し、2週間が経ちました。
春を迎えた東北はとても美しく、やさしい色合いに包まれてるのとは対照的に、津波の傷跡はまだ生々しく残っています。仮設住宅の準備も進んできました。水道と電気、ガスの提供範囲は少しずつ拡がってきています。震災から2ヶ月近くたち、複雑な問題もまた見えていますが、被災者の方々は助け合いながら復興への道を歩んでいます。

5月5日のこどもの日には「みんな一緒に遊ぼうよ」というプログラムを実施しました。
会員の方から贈られたボードにメッセージを書いたり、紙芝居、遊び歌、クッキーへのデコレーション、本棚へのペインティング等盛りだくさんの内容となりました。この日は少し肌寒く、心配していましたが、50名近くの方が楽しんでくださいました。数多くのプログラムに子ども達の笑顔が溢れました。
プログラムの最後には「おともだちプロジェクト~いつもそばにいるよ~」で集められた手作りのナップサップがプレゼントされました。このナップサックには関西の子ども達の想いがぎっしりつまっていて、東北の子ども達へ、この気持ちをつなぐものです。

クッキーデコレーション.jpg

贈られたボードにメッセージを描く子ども達.jpg

大学生による紙芝居.jpg

手つくりナップサックプレゼント.jpg

3月22日以来取り組んできた炊き出しも、いよいよ残り3日となり、行く先々で終了を惜しむ声と共に多くの感謝の言葉をいただいています。「私たちはアジアさん(JAFSのことはアジアさんと呼ばれています)に生かされました」と涙をためておっしゃられた言葉はとても印象的でした。
質の良い食材と多くの物資をご提供くださった皆様に心より感謝申し上げます。
また、炊き出しでは数多くのボランティアの皆様に支えられ、継続することができました。瓦礫の連なる南三陸町への道を毎日通い、美味しい食事を作っていただきました。
この温かい家庭の味が、被災者の方々との会話のきっかけとなり、日が経つにつれ、親しみの度合を強めてくれました。本当に多くの方にご協力いただいて炊き出しを実施ことができました。ありがとうございます。

今、被災者の方々が一番必要としている情報を伝えられるよう、「さくら通信」を発行しています。次の桜の季節まで、被災者の方々にどのように寄り添っていけるのか、地域の方々と話し合い、今後の計画をたてていきます。