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マイクロ波DXの歴史 Part Ⅱ

2024年06月08日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

 マイクロ波帯アマチュア無線機「IC-905」等が発売になり、もう数ヶ月で1年になろうかと
思いますが、マイクロ波の運用局数やマイクロ波DXはどの程度増えてきているのでしょうか?

単に「1.2GHzの上のバンド」と考えて メーカー製リグを買いオンエアーしているだけの方は、
マイクロ波の実験やDXへの挑戦は、どこまで可能だと思っているのだろうか!

 以前にも書いていますが、私達は2000年少し前頃から殆ど人が「自作トランスバーター等」
にて1エリア中心の 5.7GHz と 10.2GHz のロールコールに参加してきました。 
2000m~3000mの山並み囲まれたこの信州の盆地の底から、下の様な設備で!!

この設備の事は、以前にも書いています。
https://blog.goo.ne.jp/ja0ruz/e/ae3eb164554020991150f0efd91629c3

まずは、その頃の「交信記録」を見てください。
下記リンクは、千葉県習志野市のセンター局 「 故 JA1CUY菱木OM 」 が長い間継続
していたロールコールの記録です。

5.7GHz ロールコール記録
https://jh0yqp.org/roll_call/old/5G_cuy/5G_cuy.htm

10.2GHz ロールコール記録
https://jh0yqp.org/roll_call/old/10G_cuy/10G_cuy.htm

このロールコールの他でも、かなり頻繁にDX交信等が行われていました。

 中でもまれにしか遭遇できない「レインスキャッター」での広範囲且つ複数局での
DX交信は、マイクロ波の醍醐味が大きく暫くは病みつきになっていました。

 更に「日本海ダクト」でも、200Km~800Km程のDX交信を楽しんでもいました!
これは信州では味わえない為、どうしても新潟県や富山県等の日本海が望める場所まで
行って楽しめる物でしか無く、しかもこれも気象条件によりたまにしか出ない条件との
駆け引きですが、今でも病みつきになっているDXの一つでもあります。

 まずは、この「レインスキャッター」ですが、実は当方が富山県高岡(JH9CFT)との
アルプス越しの通常交信中に、千葉県習志野市(JA1CUY)からのブレークが掛かかり、
全く逆方向との交信が同時にできた事により、日本で初めて確認された「雨雲反射交信」
だった事が判ったのです。

「レインスキャッター」の醍醐味を経験した方のレポートは下記にもあります。
https://jh0yqp.org/exp/QSO/5G/5G_02_08_11.htm

なんとこの高岡市固定JH9CFT局は、自宅シャック内に50cmΦのパラボラを置いて、
北アルプス方向に向けているだけで、長野市の当局と毎日交信できていたのです。

また新潟港近く JA0BQU局 ともこんな感じで良く交信していました。
https://jh0yqp.org/exp/QSO/5G/5g_0_skd/5G_0_skd.htm

こんな信じられない様な事も、二十数年前には普通にやっていたのです。

なおこの内容と似た様な記事は下記にも掲載されていますので、ついでに眺めて頂き、
新設備にて運用開始された方もマイクロ波での挑戦材料等にされる事を期待します。

https://www.fbnews.jp/202201/special1/index.html

https://www.fbnews.jp/202301/special00/special01/


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