アマチュア無線局JA0RUZ FHD-ATV(Full High Definition - Amateur TV)

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今後発売予定の メーカー製 5.7GHz帯 リグを 予想する

2021年12月23日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

 今後 アイコムから マイクロ波帯搭載のリグが発売になる様だが、どれだけの方が
マイクロ波帯域まで上手にQRVできる様になるのだろうか?

https://www.icom.co.jp/lp/shf/?fbclid=IwAR0-mwN0wkIVejjZvaJgD75_9UBL_6vZwplGfiHBTEvyNqjnBcBDlT1_0Qo

私が断片的に入手した情報から想像するには、5.7GHz帯は 下記 4.9GHz FWA端末の
様に、アンテナ直下の送受信端末に POE++システム等 を用いて別な電源ケーブルも
不要とし、LANケーブル1本だけの接続で簡単に設置できる現システムの応用になる
のではないかと 想い ます。
https://www.icom.co.jp/lineup/result/?type=1&class=2&genre=17&business=3

そして  最新機 「IC-705」の次の物と見るとすれば、標準で145M~5.7GHzまでを
標準搭載として、将来的には OP で10GHz帯端末まで発売するのではないかとも
期待します。

  想像では  IC-9700 / IC-705  に次いで   IC-905 とかでは?・・・ 

免許申請に関しては市販量産無線機となるので「技適・認証機」とし、総通直に申請
できる様にもするでしょうね!

 しかし「SHF帯なんか見える所しか飛ばないでしょ!」が、多くのアマチュア無線家
の認識の様で、SHF帯通信を見た事も聞いたことも無い人が潜在意識から「マイクロ波
なんか飛ばないからつまらない」と、SHF帯の面白さを否定している感が有るのでは
ないだろうか?

しかしアマチュア無線の原点は、開拓・挑戦する事ですゾ!!

私のブログやFB等を見ている方は、山に囲まれてマイクロ波なんて善光寺平内しか
飛びそうもない長野市にいながら、いつも常識外れな マイクロ波通信等々を行って
いる様子を見て、どう思っているのだろうか?

マイクロ波を上手に使うと、出力2W程度でも実に良く飛ぶのがマイクロ波と判る!!

    当方は50MHz帯で開局してから、今では UHF帯からSHF帯を主にアマチュア無線を
楽しんでいますが、ここ十年程は音声通信だけでは面白みが少ない為、今では地デジ
フルハイビジョンTV放送 同等の映像伝送が可能な フルハイビジョンアマチュアTV
(FHD-ATV)を中心に、自作のマイクロ波機器を使い楽しんでいます。 

                             志賀高原で運用の 5.7GHz FHD-ATV 送信モニター映像 
             この映像が 190km先 の房総半島までに届いている!


 FHD-ATVでは、FMの受信限界レベルから更に 40dB(10000倍)程強い電波が必要ですが、
相互のパラボラアンテナ利得により、40~50dB程度は簡単にレベルアップができるので
この様な映像通信まで可能となるのです。

*5.7GHz帯FHD-ATV開発に関しては下記に書いています。  
https://blog.goo.ne.jp/ja0ruz/e/0e3636b8903220d44bcbe890dbfbc039

   数年前まで固定に直径1.8mのパラボラを設置して運用していた頃は、5.7Gのロールコールで
ほぼいつも千葉県の局とFMでも繋がっていました。

https://jh0yqp.org/roll_call/old/5G_cuy/5G_cuy.htm


 (5.7GHz ・10.2GHz では関東方面では神奈川県までもコンタクトできていました)

また、5.7GHz は モービル運用 でも 1.2GHz帯 とほぼ似た様に飛びますよ~~

    新ユーザーさんにも、マイクロ波の電波伝搬や純粋にマイクロ波QSOを楽しむ為に
QRVしてもらいたいのだが多くのユーザーさんは、現状の様に「コンテストの点稼ぎ」
だけに使うのだったら勿体ない!!

そしてマイクロ波技術を蓄積して、FHD-ATV機等の自作機への道も歩んで頂きたい!

 

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日本の地デジTVに 問題無く映せる ISDB-T変調器

2021年12月16日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

    日本の 地デジ フルハイビジョンTV に問題無く 映像・音声等が出せる 電波新聞社販売の 

「XHEAD-2」   が少し安くなっている!

https://wowma.jp/item/439314351?aff_id=PLA460309&gclid=EAIaIQobChMIuPPbt9_Y9AIVZJNmAh0yXwHQEAQYBSABEgI5vPD_BwE

https://store.shopping.yahoo.co.jp/pc-express/4961997001943.html?sc_i=shp_pc_search_itemlist_shsrg_title

もちろん  FHD-ATV  にも使える物で、セットアップ次第で 局情報にコールサイン等を入れられる

ので、TVの  「表示ボタン」  を押すと どの局の送出波かがすぐに判る。


これも 地デジ放送の一つの機能なので、コールサインも一緒に送る機能を使わない手はない!

     当方は数年前、  XHEAD-2  発売前から「マイコンソフト」に連絡を取り「新製品の変調器を

FHD-ATV に使いたい旨を説明し、私たちのやって来た事をネット等で見て頂いた上、私たちの

行動も理解して頂き、免許申請に必要な大まかなBDG等の一部情報も教えて貰う事ができた為、

発売と同時にローカル局と一緒に購入し、MPEG-2 の FHD-ATV システムを作り上げた。

そしてその夏のハムフェアーには電波新聞社も出展しているので「XHEAD-2 を使ったアマチュア

TV を展示させてくれないか」とのオファーが来た。

どうせ展示するなら「実働展示」にしたい旨を伝えたら、それなら大型TVを電波新聞社で持ち

込むとの事となり、当方等は送信設備を持ち込み実働で展示する事となり、お互い+になった!

展示の一台は、新潟のOM局から提供頂き、電波新聞社でシースルーに加工し展示された。

2019年ハムフェアーでも電波新聞社のオファーで同じ様に実働展示を行い、その時は

XHEAD-2 を十数台激安で販売されて、早々に完売になった様だ。

更に2020年は、、コロナの影響でハムフェアー自体が没に。そして今年も没。

(マイコンソフト社は現在電波新聞社に吸収されている)

それまでは、国内でも日本のTVには殆ど映らない「MPEG-4」の変調器を使ったFHD-ATVシステム

だけで  日本の FHD-ATV  を運用していたのだ。

しかし、日本でのフルハイビジョンATVはやはり日本の市販TVに映せるシステムも悪くはないだろ

と思い(いやその方が何かと使い易い!!)MPEG-2方式  を開拓した。

また上記リンク店でも少し安くなってはいるのだが、現在ではメルカリ等で  50,000円程度でも

出品さている事もあるので、そこで入手する手もあるだろう。

 前述の様にハムフェアー2019の電波新聞社ブース実働展示サイドでは、激安XHEAD-2を山積み

にして販売されていた為、結構多くの方が買ったはずだが、、その後「XHEAD-2 を使った送信機

で免許を降ろし運用してます」といった方が有るとは 聞いていない!!

さて当時買った方はどうしているのだろうか? 箱に入ったまま棚の上 では勿体ない!!

また、現在運用されている殆どの局は、当方が最初に紹介した台湾製「HV-320J 」 で運用されて

いる様だ。

HV-320J  は出力周波数に1265MHz等の周波数を設定できるので、比較的簡単に送信機が組める為、

安価に出来るメリットがあるが、日本の地デジTVでは直接受信できない事が最大の難点でもある。

そして今でも  XHEAD-2  を FHD-ATV に使っている局は  ゼロエリア  の数局だけの様だ。

    また  日本の市販TVに直接映す事が出来て、コールサインも出せる 「MPEG-2変調器」

① XHEAD-2     ②STV社のEMB220 J  仕様 の2機種あるのだから、もっと多くの局が 地デジTV にも

映せる MPEG-2  FHD-ATVシステム  を作っても良いのではないだろうか?

MPEG-4方式 のFHD-ATVであっても、マイクロ波機器を自作できる技術力のあるOMでもなかなか

"すんなり" とは完成できない上、更に  XHEAD-2 を利用した  MPEG-2 方式 送信機の場合はなおの

事面倒で高いと思い込んでいる為か、手が付かない様です!!

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諏訪湖畔にて JF1TPR / 1  5.7GHzビーコンを富士山反射で受信

2021年12月06日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

  山梨県北杜市の八ヶ岳山麓に 別荘局?のある JF1TPR局が、12月4・5日と連続して 5.7GHzビーコンを  
富士山反射で関東平野向けに送信するとの事でしたので、おこぼれ波が受信できるかを富士山の見える
諏訪湖畔まで受信に行きました。
             (矢印の下に富士山が僅かに見えます)

予想どうりに受信できましたので、受信風景は下記にアップしました。
https://youtu.be/t34Ws8j0bg4

       (下諏訪町の諏訪湖畔から、湖面越しに臨む  富士山  のズーム写真です)

毎度の事ですが、非常に弱いF2反射波はFMモードでは全然聞こえないのでUSBモード
にして受信すると、この様に ID が浮き上がります。

またF2信号をUSBで復調すると、無変調時はビート音が「ピィー」と聞こえ、変調時
は ID が確認できるのですが、上手く同調しないと無変調時には長短逆の様なビート
音が主に聞こえる為、微妙に合せ込まないと ID が確認できません。

八ヶ岳山麓北斗市と諏訪湖は八ヶ岳等々の山を挟んでいる為、直接波は届きませんが、
富士山反射なら諏訪でも必ず入る!と思い実践したものです。

富士山と諏訪湖畔の距離は約95Kmで、送信場所は不明ですが富士山から約60kmとすれば、
富士山反射での関東平野向け波の漏れの、往復約155kmの反射波を受信した事となります。

また同ビーコンは関東各局も何局もが受信できているとのレポートが上がっています。

この様に5.7GHzの電波は、かなり広範囲な場所まで飛んでいます!!

DE JA0RUZ

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