アマチュア無線局JA0RUZ FHD-ATV(Full High Definition - Amateur TV)

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5.7GHz帯 利用について Part 4

2020年01月22日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

   以前に書いた5.7GHz混信トラブルの件については「老害者」と書いた本人から「グループメンバーではない」との指摘により、間違いを認め、一昨日訂正しています。
また「ブースに運用時間の提案に行ったが門前払いを受けた」の様な事もどこかに書かれていますが、いつ、どのブースに行き、誰に話しをしたのか 全く不明です。
少なくとも、当事者である私には一つもそんなアクションはありませんでしたし、また当ブースの誰からもそんな事は聞いていません。
私は全て当該クラブのブースに行って当事者と話していましたので、どこからそんな話が出てきたのか不思議です。
そして私が現場を去った理由ですが、体格の良い彼が今にも手を出してきそうと感じる状態までになり、彼らの一部メンバーが「まあまあ、、、」と両者の間に割って止めに入るまで、私は身の危険を感じるに至った為、その場を去りました。しかしそのグループの方は誰もどこにも表現されていない上「当方の言い方が酷いとか激怒していた」とした様な表現しかされていません。

 ★★   さて 参考に、私は会場に持ち込む前に  当該FHD-ATV機の 5745MHz  X7W波出力を  約14dBm(約25mW)程度まで落として、更に問題が有っても発射電力をモット下げられる様に  1dB~20dBのATTをいくつも準備して、指向性アンテナを使い現場運用に臨みました。(マイクロ波移動運用時はいつも持参しています)

それは、周波数確認と同等「必要最低限のパワーで通信する事」が    基本   だからです!

そこに   F8W   27dBm程?(約 500mW)  のアナログ波を被ったら、ひとたまりもありません。
地デジ波 (X7W) はアナログ波には非常に弱いもので、僅かに入り込んだキャリアにまで影響を受けブラックアウトします。

そんな事は     TV局等の技術関係者    なら当然ご存知な筈です。

以前  ケーブルTV回線に  430MHz帯のアナログワイヤーズ波が回り込み、TVが映らない等の障害調査もしました。
    下記写真の程度でもデジタル波はブラックアウトします。

では「どうして自分がCHを変更しなかったか?」ですが、それは   工事設計書記載上の送信周波数を「5745MHz帯」と記しているからです。

なお私の 5.7GHz FPV送信機  は、CHが間違って帯域外にならない様に封印してはいますが、工事設計書の記載には   数CHの周波数   を明記していますので、変更可能です。

人の通信を継続して潰し続けて  「綺麗な電波」   と言えるのでしょうか?・・・

同じ様に  FPVグループ   にも書いたのは「今後起こるであろう事の実例」を紹介しているもので、他のバンドでも時々起こっているCH争いが、真に5.7GHz帯域に出てきた訳で、このまま10,000~20,000局となったらどうなるのでしょう。

 ましてや、  「賞金・商品等の掛ったドローンレース」  等々も多くある様で、それでも趣味としての アマチュア無線局 を利用ですか?
「その為のトレーニング等も含め、それで良いのか?」と書いている方もありました。

FPVアマチュア無線クラブのメンバーのFB等にも、商店街のドローンレースで、賞状と「金一封?」を受け取った嬉しそうな写真も見受けられます。
以前、総額2000万円の懸賞金まで掛った「ドローンによる遭難者救出ゲーム」の様な物もありました。

また「大会運営費を捻出する為に」と、スポンサーを大々的に付けてのドローンイベントでも、アマチュア無線機を・・・
それは どんな組織が運営し、監視・指導するのでしょうか?
もしや   ドローン関連業界   とかであったりも・・・

書類で80条報告をした所で、監視課は即には動きませんし、イベントが終わってしまっている事には、事実が掴めません!!

ですから しつこい様ですが、ドローンを  こよなく愛する者の為にも、賞金や商品をも掛けられ、何にでも使える、無免許でも使える、そんな専用帯を作る事の必要性を問うているのです。

アマチュア無線をやっている方でも、デジ簡・特小・合法CB無線等々も好んで利用している方も多く、そして国民のほとんどの方は  Wifi  等  も使っている現状でしょう。
それらは、必要性に迫られて国が(世界も?)開放し出来上がったシステムであり、今後のドローンの増加や映像伝送の増加を推測したら、避けて通る事はできないと思います。

いつまでも  アマチュア無線局  だけに頼らず、更に先を見越した事を今から考察していかないと、外国制無線機等々の氾濫により、違法CBや不法改造パーソナル無線の様に「5.7GHz帯FPVは無線局の利用目的も怪しく、コールもフライト時の上空では表示せず飛ばしたり、違法局も多い帯域 ・・・」とされてしまう危険性?も含んでいる事まで想像できるのでは無いでしょうか。

どこかのアマチュア無線家はそんな状況を知ってか「ドローンレース会場にも電測車を派遣してほしい!」とまで書いています。

また別の方は「アマチュア無線を楽しむ」のではなく「ドローンを楽しむ為」とのコメントもありました。
なるほど!その通りだろうな~    と妙に納得出来ました。

ドローンレースでも、同一波や隣接CH漏洩電力の問題、相互変調、受信機の性能等々で映りが悪くなったり、CHを変更しても他局の映像が映ってしまった  等々の問題も多いと思います。
それはたぶん外国製の粗悪無線設備の利用だから?ではないでしょうか。
それらを正規に上手く使いこなして行くのも、これまたアマチュア無線の醍醐味でもありましょうが・・・

またVU帯の利用を一例として挙げると、毎日 世間話や半業務通信?だけしているアマチュア無線の一部(トラック通信等)現状を見て、若い者が「アマチュア無線をやりたい!」と思うでしょうか?
あなたの方のアマチュア無線局運用のどこを見て、我が子がアマチュア無線を始めようとしたのでしょうか?

趣味のドローンは  皆が「飛ばしてみたい・空から眺めてみたい・SFの様なレースがしたい・eスポーツ・オリンピックまで」等々・・・の  夢がありますよね。

多くのユーザーの尽きない夢の為にも、現実は厳しいでしょうが、偽りのない夢の実現へのテイクオフ準備が必要ではないでしょうか。

 SBの周波数移行等にも一部関わった為、H23年前後に   額はうろ覚えですが2800臆円?規模の金が動いた事も理解していますが!     https://www.softbank.jp/corp/aboutus/public/spectrum/

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5.7GHz帯の 運用現状

2020年01月19日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

  前回の記事については、色んな意見が有る事を想定した上で書いています。

誰かが口にせねば、秩序ない無線局ばかり が増える事を懸念しています。

ですから、寄せられた意見は権力者や政府発表の様に改ざんせず公表したいと
思いますが、良いでしょうか?(もし困る方があればそう申し出て下さい)

若い・年寄等 の免許人に関係なく、まず第一に「電波法の基本」を守る事,が
先決だと思います。

もし皆様が自分で先に行っていた通信を潰され続けた場合でも黙っていますか?
そしてそれを伝えても「免許が有るんだ」と主張し続ける事を「問題ない」と
されますか?

当然「国民共有の財産の電波」ですから、誰が使っても良いのは当然ですが、
その時点で先に確認してから使っていた周波数を確認せず「免許が有るからと」
使う可能性もかなり出てくるでしょう。
そこの付近には、一次業務利用局だってある可能性もありますし、確認は当然
必須な事項です。

私も各マイクロ波バンドで FM-ATV やFPV等も運用していましたので、専門的知識は
学んでいませんが、大体の事は理解しているつもりでいます。
ドローン等のフライトは、数分から長くても30分程度でしょう。
それは電池の問題ではなく、グライダーの様に「風任せ」の飛行体でも、操縦者
の「集中力が長時間持たない」からです。

「短時間の5.7G帯発射だから飛ばないし問題なんかないだろう!」といきなり電波を
発射する。これはやりがちな事でしょう。
5GHz帯の電波は、例え0.5W2.14dBi空中線からの電波でも、200㎞先で30dBiのパラボラ
なら計算上 -95dBm程度  で受信できてしまいます。
(空中線の指向性やTVの広帯域波は状況が違う事も判っています)
当然FM-TVは映りませんが  F3通信では確実に通信ができ、更に弱いA3J通信等では、
-130dBm程度の微弱通信も行っています。
それらの通信は、潰されたり消されたりの可能性もゼロではありません。
しかし、FPV送信者は全く知らないで運用するでしょう!
それは「知る術を持っていない」から・・・

今までマイクロ波にQRVされている方の多くは、最低でもFM-TRV等も持って
運用現場に行っており、それでも FMやATV等に利用中 の電波があるか無いかを
ある程度まで確認できますので、「スペアナが無いから確認していないだろうう」
との誤解の無い様に願います。
(但し、F3運用等すらも経験が無ければまず判らないでしょう)

どうか、今後5.7GHz帯を運用する無線局は、「最低でもFMの受信機等々の電波
を確認できる設備」も使ってから運用される事を希望します。

 

 

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5.7GHz帯 ドローンのFPV 運用(映像伝送)について

2020年01月14日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

   皆様ご存知の様にマイクロ波の 比較的運用等でも楽しめる 5.7GHzバンドが、
今 ドローンの映像伝送用(FPV)にも盛んに使われています。

しかも我々が今までやって来たアマチュア無線とは違った「片方向」だけの通信
の無線局(単行通信)で、私たちのマイクロウエーブ局の何十倍もの局数が、
全国のお空で稼働していると思われます。

一応 公式には 法に従い?   地上だけで電波状況を確認した   つもりで
(電波のあまり飛ばない条件下)コールサインボード等を数秒程だけ映し?その後、
自由に上空に飛ばしてしている様です。

(私は、スーパーインポーズで常時コールを送信できる様にして飛ばしました)



電波が飛ばない様な条件下で電波利用状況を確認して、遠方まで飛ぶ上空等では、
その飛ぶ範囲についての影響は一切おかまい無しの状況で、更にコールサイン等の
送出も地上で僅かな時間だけボード等を映し、実際のフライト時には自局名表示等
は一切無い状態で運用されている現状の様です。
                     *しかも「それで問題なし」とされている様です。

そこまでやる方はまだマシな方で、局免まで有っても、何もしないでいきなり送信
する方が多いのではないでしょうか?
(ドローンを飛ばす事にだけに集中して、アマチュア無線局の運用!なんて意識は
     一つもない輩が多いかと・・・)

他に FMやSSB D-ATV の運用局が有ったとしても、その状況等は知る術のない設備
等々(FM-TV受像機)で、他の局が映っていない事の確認だけで、運用されている
場合が殆どの感じです。

つまり、混信等については自分が飛ばすCHに邪魔者がいない事の確認だけして送信
している と思われます。
(イベント等では時々グループ内CH統制の為、FPVチェッカー等で確認してもいる
 様ですが!)

また「FPVアマチュア無線クラブ(1400人近く登録済み)」のFBではCH数を7CHまで
増やし、更に無免許者でもFPVは使える様にする等々の意見を総務省に要請している様で、
先日 私も総務省本省の担当者と電話で話した時には、官もその方向に向いている感じ
でした。
総務省の狙いの一つに、若者の理科離れの打開策の一つに「無免許者の FPV運用を、
当該無線従事者が付き添い運用できる様にする制度?」は効果が期待できる、と考え
てもいる様です。(ISSとの交信で、生徒が無資格運用可能、、、等をヒントに)

発想の転換から、FPV 無線経験者がアマチュア無線に入る方もゼロでは無いでしょうが、
ドローンの為の 5G FPV のみの開局者が、従来のアマチュア無線等に興味を持って
くれる方が、どれ程いると見ているのでしょうか?

 マイクロ波なんてアマチュア局では殆ど使ってないから、需要があるFPV局に使わ
せるのが社会通念だろう!!」 とかの意見や 「マイクロ波の無線機なんてもう
FPV機以外にほぼ販売されていないから、使っている人はいないでしょう」とか、
運用状況等を知らないアマチュア無線家たちが「私もアマチュア無線やっていますが、
FPVは何も問題無いでしょう!!」 の様な事まで書いています。
そりゃ「自分が使わないバンドではアマチュア無線には影響無い」と、多くの方が
発言されている様で、寂しい限りです!

もし自分が運用しているバンドが、違う目的の運用者だらけになって影響が有ったり
したら、どう思うのでしょうか?

そこで、SNS等をやっている方は、是非このクラブ等のFBグループにも参加して頂き、
情報を見守って、必要に応じてはマイクロ波の運用者として意見して我々のマイクロ波
バンドの防衛にも協力して頂けないでしょうか?
               https://www.facebook.com/groups/fpvarc/?ref=bookmarks

    この 5.7GHzを経験せずして、24GHzや135GHz等々までやっている方はまずいない
と思います。
そこまでには 必ず 5Gバンド のステップが有った筈で、「もうそんな低い周波数は
卒業した」なんて言わずに、後に続く方の為にも大切にすべきバンドだと思っています。

「今までのアマチュア無線はもう古く、必要とされているドローンに200M帯域の電波
を使わせて貰いたい」的な方が増えており、このままでは私たちの守り続けてきた
マイクロ波アマチュア通信の運用までも侵される事を危惧しています。

実際、私がポータブルスペアナで混信の有無を確認してから送信していたら、何一つ
確認せず同一の場所で「激安FPV送信機」から5745MHzのFM-ATV波を発射され、
FHD-ATV 交信が潰され続けたが事がありました。
(該当者はドローン運用ではありませんでしたが)

発信局を探し当てて、CH変更や電力低減をお願いしても、そこには「この周波数で
正式に免許があるんだ、何か問題でもあるって言いたいのか!」と、やりたい放題
の 若い 1アマ局がいました。

そして更に若い彼らグループの書き込みを見て信じた方の  SNS  には
 「 昭和時代の古いアマチュア無線家は 老害者だ! 」とまで書かれています・・・!

そんな  5.7GHzバンド になろうとしている現状をどう想いますか?

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5GHz PAに FPV用アンプを使うと・・・

2020年01月04日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

  5GHz  FHD-ATV の PAに、一時期添付写真のFPV用アンプを改造して
使っていました。

コピー物と思われる品も多くあり、これらはじきに壊れて、皆様も
難儀していたかと思います。

私も2個も壊れた為、今は下の写真と同じ基板のPAを使っています。
(使用デバイスは同じ物の為、工事設計変更は不要)

 

なおFPV用アンプについては、kh6htvレポート「Jan. 2020 TV Rptrs Rptr-30
の一部にも(google翻訳)下記の様に記されています。

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 5.8GHz電力増幅器E-Bay&Banggoodの有用な増幅器は、4.5ワットの
増幅器として宣伝されています。
5.8 GHz、FPVの場合。モデル番号はTXPA58002W5です。
通常、約25ドルで販売されています。動作します。
5.685 GHzで+ 35dBm、つまり5ワットを得ることができました。
入力RF駆動がなくても、約+ 14dBmの低レベルのスプリアス出力があります。
長時間のウォームアップの後、スプリアスは時々消えました。
スプリアスがあるため、DTVなどの線形信号用ではなく、FM-TVアンプ
としてのみ使用することをお勧めします。
私はそれが約15 dBである小さな信号ゲインであることを測定しました。
P(-1dB)は+32 dBmでした。スイートスポットは、+ 23.5dBm(225mW)
のFM-TV励振器で駆動しているように見えました。
ドライブレベルをさらに2 dB上げると、出力電力は実際にかなり低下しました。
スペック。 12〜16 Vdcで動作するとします。
13.8 Vdcでのアイドル電流は、最大RF出力で600 mAおよび1.5アンペアでした。
---今は悪いニュースです!
このアンプをビーコンで数日間連続使用した後、死にました!

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やはり   何処の誰が使っても壊れ易いAMPの様で、使っている方は
ご注意と予備品の準備と「即交換可能な作り」をされてください!

 

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