アマチュア無線局JA0RUZ FHD-ATV(Full High Definition - Amateur TV)

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5.7GHz ビーコンの設備を「GPSロックシステム」に変更しました

2022年01月30日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

 2022年の正月に制作を始めた 5.7GHzビーコン の一部は、その構成での送信設備
として纏めて、

1/8日   TSS に保証申請を行い
1/14日 TSS 保証を頂き

   〃     設備変更の申請を送信し
1/27日 変更が許可となった  ので

1/28日 5.7GHzビーコンの設備変更工事を行いました。

変更したのは「地上部」だけで、タワー上設備(給電線・PA・空中線)は以前のまま
ですので、飛びは変わらないでしょうが、

周波数精度と安定度を求めて「GPS基準周波数ロック」の発振システムとなっています。

その為    JA0RUZ  5.7GHzビーコン送信周波数の  偏差は「 1 Hz 以内  」
で送信出来ていると思いますので、5.7GHzシステムでの周波数確認等にも使って

貰っても問題ないと思われます!!

1/29のレポートでは、新潟市でも安定してFMでも聞こえていた様です。

 

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秒単位まで ピッタリ な時計は 何か?

2022年01月27日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

 電波法第60条には、下記の事が書かれている。

「無線局には正確な時計・・略・・を備え付けておかなくてはならない。ただし・略・」

一般的に今正確な時計の代表格は 「電波時計」 だと思うが、建物内では季節・時間等
よって長波を拾いにくい場合が多く、我が家にも腕時計を含め10個以上有る電波時計
は、かなりの率で秒単位に差異が出て、どれを信じて良いのか迷う事が多い現状です。


(上下の写真の時計は別々に撮っていますので、撮影秒が違います)

電波時計の「再受信ボタン等」を押しても直ぐには受信・較正されず、場合によって
は受信できない為、そのままでいる事も多々あります。

ビル内用の電波時計波レピーター(下記)等々もある様ですが、皆様は電波時計の
長波室内受信対策はどうされていますか? 
https://www.jecafair.jp/online2021/assets/298_pdf_05.pdf

そんな事は「ネットでNICT(情報通信研究機構)の時間を見れば解決!」と即答する
方も有るでしょうが、これとて「GPS時計」と並べたら僅かに(1秒以内)差異が有り、
どれが「真に正確な秒」なのか判りません!

下の写真は合成等でなく、並べて同時に撮影したものです。 


もしかしたら、通信環境や表示速度(処理速度)の違いからなのかも?

FT8等のデジタル通信をやらない当方にはそんな正確な秒は必要なのですが「秒表示」
まで有れば、それがピッタリ合っていないとなんだか気持ちがスッキリしません。Hi

一つ言えるのは「電波時計同士」とか「GPS時計同士」等の同一種類の時計で比較
した場合には殆ど差異が出ませんが、仕組みの違う物では僅かですが違いが出ます。


 
また、屋内での「GPS信号受信対策」は、周波数基準機器用に屋上に設置したアン
テナで受信し、5D-FBでGPS周波数基準器脇まで引いた後4分配し3装置に入れていま
すが、残りの1端子からケーブル延長してジャンクから外した GPSパッチアンテナ部
に繋ぎ、無線機付近で再輻射しています。

下の写真で無線機の上に吊り下げた「丸いアルミの再輻射用アンテナ」は、GPS受信
用アンテナのパッチアンテナ部(アンプ無し)だけを再利用です。

GPS信号受信はGPSアンテナ内で増幅されていても、スペアナで僅かに見える程度で
再輻射波レベルはスペアナ等での測定では測定出来ない程の弱いレベルです。

また、上層部が全国組織の某機関では、GPSアンテナ設置工事について
「GPSアンテナは必ずマストの南側に設置する事。支給した給電線は設置工事
 の際にケーブ長は絶対変えない事」
等々の指示もある様で、何か秒にも影響する可能性があるのだろうか?

秒は気にしなければそれまでなのですが、、、

 

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2個目の Lifepo4 バッテリー

2022年01月19日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

2個目の「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(Lifepo4)」を購入した。

   以前購入したのは60Ahだが、今度の物はポータブルバッテリーケース内に収容
できる30Ah 規格品です。

いつも移動運用に使っているポータブルバッテリーも、春の軽い移動運用に備え
充放電テストしたら、なんと5Ah程度の放電で1セル分電圧低下してしまった為、
開いて見たら2013年交換のバッテリーだったので、交換する事にした。

このポータブルバッテリーは、矩形波だが150W程度のACインバーターや冷却
ファン・12V蛍光灯照明・シガライターソケット等も入っており、捨てるには
勿体ないので、これに入る形状の Lifepo4 バッテリーを探したら、ほぼピッタリ
の形状の物が有った。

Lifepo4 30Ahバッテリーは車のジャンプスタートには使えない様だが、電圧が
高いので繋いでしばらくの時間置けば車のバッテリーに結構充電するだろうし、
全く使えない訳では無いと思うのと、小型ジャンプスターターは3個も持って
いるのでもうその必要は無いだろうからと、、Lifepo4 をポチった。

Lifepo4が来たので早速交換したら、既存のポータブルセットに入りきらない!
本体内部の突起部が少し干渉し、横蓋があと数mm閉まらな状態で、パネル裏や
本体内2ヵ所の突起部分を少しカットしたらバッチリ収まり、全体でも5.3Kgと
40%近く軽くなった。

その後 充放電テスト・・・

説明書に充電最大電圧:14.5Vとの明記が有るので、AVRで「14.5V  CC : 3A」
の設定で充電したら、14.5Vで自動的に充電ストップしたのでBMSの動作も
確認できた。

充電中の電圧は13.5V付近からなかなか上がらないが、充電容量一杯近くに
なると次第に電圧が上がり電流も減少して、やがて充電電流は0Aとなる。

これぞBMSを内蔵したLifepo4の充電特性である!

逆に放電特性も同じで、90%程(0.2C放電:27Ah)の容量を使っても、端子
電圧は12V近くでいる。
軽い、容量が大きい上、これが更に良い所。

ついでに放電特性表も

また写真を見れば判るでしょうが、当方はシガライターソケット等では接触抵抗
等が出る為殆ど使わず、バッテリーから直に 2~3SQ 程度のヒューズ付ケーブル
にギボシ端子を付け出力端子として使っています。

 なお当方は各種バッテリーの充電にいつも「電流制限機能付きAVR」を使い
充電しており、「専用充電器」なる物は一つも使いません。

バッテリー充電は「CCコントロール付きAVR」が有ればそれで充分であり、この
充電方法で充電したバッテリーを使った移動運用等々では、一度も「電欠」を
起こした事がありません!

また、バッテリーを使った移動運用で 「TRV等が不調だ」 なんて経験が有る人は、
負荷時の機器入力電圧に注意した方が良いでしょう。
(特にUTV***等を使う場合は)

車のエンジンスタート用バッテリーを使うのは問題が多く、デュープサイクル
バッテリー以外の多くは全容量の30%程度までの使用とされていて、更に放電後
は即100%まで充電しないとサルフェーションが進行して、内部抵抗が増える事で
負荷時に電圧低下等でトラブルとなる事が多いと思われます。

志賀高原の移動運用場所で、当方のバッテリーをしげしげと眺める方にバッテリー
のこの話をしたら、その方は「FDコンテストの時には安いから車のバッテリーを
数個使う、だがいつも使い捨てにするから問題ないだろう、と」口撃されました。 
確かにその手はあるかも・・・

でも多くの方は車のバッテリーを何年も使っている事でしょうねェ

何と言っても 「電源」は全ての源ですからね!!!

 

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2022年 2回目の電子申請

2022年01月15日 | 電子申請

2022年に入って 自局設備の 2回目の 変更申請を行いました。

144MHz~47GHzまでの周波数帯においての「一部の変更・増設」等々で、当然

ISDB-T方式FHD-ATVの申請も含まれています。


1/6日 の申請は総務省直の変更申請ですが、1/14日 の申請は

1/8日     にTSSに保証願いを送信して
1/12日 に一文字間違いの指摘による修正を行い
1/14日 に保証を頂いた

「第28送信機 ~ 第30送信機」までの 自作FHD-ATV設備等々 の 増設申請です。

実質  4日間  で  TSS保証を頂いた事になります。

   しかし  当方の電子証明書は有効期限満了日が近い為、1/7日 に市役所窓口で

「電子証明書の更新(3年毎・無料)」を行い、そのままで 1/14日 に申請をしたら

「指定した証明書は登録されていません」とのエラーが出て、申請ができなく

困惑しました。


少し考えて電子証明書の更新後だった事を思い出したので「電子証明書の変更申請」も

行った後、ようやく無線局変更申請が無事送信できました。

なおこの「電子証明書の変更申請」は申請データ一覧には入っていません。

マイナンバーカードの電子証明書 は 3年毎の更新 が必要で、その後に申請先の電子証明書

の登録変更等も必要となりますので、電子証明書方式の電子申請を使いこなすのも

手間がかかり面倒です!!

では なぜ使っているのか? ・・・

業務関係局ではこれしかないのと、「アマチュア局でも代理人による申請」は 

この「電子証明書方式」しかできない為、これ等を平成18年からずーと使っています。

それ以前は windows 98 second edition  時代から 「FD申請」を  何年間も

使っていました!!!

それが、アマチュア局申請は今後免許方針にもメスが入ろうとしています  ⇓   

(下記はPDFですので下記をコピペしてブラウザに張り付けてから開いてください)
https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/econrev/211119/211119keizaikasseika_0401.pdf

無線局申請等々が簡単になるのは良いのですが、電波法を良く理解しない人たちが

増える事は困りますね~

1/15  JA0RUZ 

       1月27日 追記 変更申請が2件許可になりました!!

今回も早めに処理頂きスムーズに許可頂きました! 
ありがとうござました。

 

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2022年 制作始め : 5.7GHz ビーコン局発部

2022年01月01日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

  5.7GHz ビーコンの局発部+ドライバーアンプの作成

ぴるる は6V三端子レギュレーターを使い ダイオードで電圧ドロップをさせ
5.4V程度で動作させている。
5.7Vで保護回路が動作するので、5.4V程度まで上げるとCNも少し良くなる。

アンプは5G FHD-ATV送信機の制作実験で使用して、バラしたままのアルミケースを
ジャンク箱から拾い出して、4GHzまでのアンプ基板も同じくジャンク箱から拾い出
して、不良デバイスを乗せ換えて  少々のスタブを付けてトリミングして再生した。



アンプのデバイスは 手持ちのMMIC  「SBB5089Z」 を使用。
https://www.mouser.jp/datasheet/2/412/SBB5089Z_Data_Sheet-1499104.pdf
6GHzまで15dBm程アンプするこの形のデバイスはなかなか無い!

なお 10MHz基準  は  GPS  かOCXOの予定として端子を付けた。

F2  ID変調信号はレベルが足りないので AF2石アンプを通して入力する予定。

これで  5.7GHz 約+6dBm出力  のビーコンドライバー部が出来上がった。

 

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