アマチュア無線局JA0RUZ FHD-ATV(Full High Definition - Amateur TV)

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能登半島で 5.7GHz JA0RUZ 長野市ビーコンを 50cmパラボラで受信

2021年11月30日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

9エリア  5.7GHz長野市ビーコン受信 Pert 2(50cmΦパラボラ) 

   11月27日  50cmパラボラを使い、石川県七尾市の民宿の室内で窓越しに、28日は富山県氷見市
氷見海岸と高岡市雨晴海岸でもビーコンが受信できるかを確認してきました。

前回は100cmパラボラで受信しましたが、今回は約6dBも利得の低いアンテナで再挑戦です!
(さすがに100cmΦのパラボラを客室内に持ち込むのは気が引けるので・・・)

 七尾市の民宿は海岸から20m程度上った高台で(能越県境PAの極近く)、富山湾や北アルプス
が一望でき、部屋の中で受信できそうな宿を予約してから行きましので、雨でしたが予想どおり
室内での受信も弱いながらもしっかりIDが確認できました!

翌日は天気も良くなり、氷見海岸及び高岡市雨晴海岸(JH9CFT局の近く)等々でも受信できました。
JH9CFT局は高齢の為もう何年か前にQRTしてしまいましたが、当局のパラボラのシュペルトップ部分
はJH9CFTさんに作って貰ったものを大切に使っています!! これは素晴らしい作りです。

                     氷見海岸

                      雨晴海岸

この様にかなり弱いですが、どこでも F2ビーコン信号を SSBで復調し、IDを確認する事ができました。

  ★★ 動画や音声はこちらです ⇒  https://youtu.be/C_4TWQrfa4E

  SSBで復調すると「-130dBm程度のアンテナ出力信号」でも確認できるのです!!

プロフィール 伝搬経路はこの様に北アルプス越えルートで、しかも2回折もしていそうな場所です。

JA0RUZ 5.7GHzビーコン送信設備は、下記仕様です。(無指向性コリニアアンテナ送信)
( https://jh0yqp.org/exp/MAKE/5G_becon/ruz_08_03_02/5G_B_ruz.html )

なお当局が数年前まで屋根上に1.8mΦのパラボラアンテナを上げていた時は、
5.7GHzや
10.2GHzのFMでも、関東・北陸・新潟等々とのFM交信も
できて
いました。

普通の常識ではマイクロ波でそんな場所と交信できる事は考えられない事でしょうが、
相手局の皆様のお力もお借りでき、この様な常識破りの事ばかりに挑戦して成功しています。
これぞ アマチュア無線の一つの楽しみ と自負しております。

FHD-ATVは「極めて強い信号」が必要ですが、この様に自作機器で「アルプス越えの
超微弱なビーコン信号受信」も、アマチュア無線の一人遊びの醍醐味でもあります!

「マイクロ波は見える範囲でしか飛ばない」なんてレッテルはもう払拭できましたか?

今後 5.7GHz 10.2GHz等 でもメーカー製の無線機が出たら、、、この様なマイクロ波
遊び
も比較的簡単に行えますよ。

  ハムフェアー2022 が楽しみです!!  

参考に https://www.fbnews.jp/202108/news04/index.html

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11月7日 妙義荒船林道(神津牧場上)で FHD-ATV運用 及び47GHz FMの運用

2021年11月09日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

   11月7日 群馬 長野県境の妙義荒船林道(神津牧場上)で、5.7GHz~24GHz までの FHD-ATV 及び 
47GHz  FM等での運用を行いました。

この日はカスリーン公園で大利根クラブ主催の芋煮会が開催され、多くのマイクロ波・ミリ波運用者
が集まり運用もされますので、当方もJA0GPO局と一緒に対向運用を行いに出向きました。

JA0RUZ運用設備

JA0GPO運用設備

最初はFMでパラボラアンテナの方向合わせをして、その後 FHD-ATV の運用、そして最後は47GHzの
FMでの運用で終わりましたが、カスリーン公園堤防上ではアマチュア無線局免許での最高周波数
249GHz  の交信も行われた様でした。

当方の受信映像は編集して下記に置きました。

https://youtu.be/pAfDRDCwZvM 
(一部修正し再度アップしました)

FHD-ATVでは 信号帯域幅が5.7MHzも有る為、FMでM5 の交信時の信号より  約40dBm~50dBm 強い
信号強度が必要で、アンテナの方向合わせも  IF段(713MHz)等で、約60dBも減衰させてから方向
を合わせます。
こうしないと  常時FS状態で、Sメーターでの変化が判りません!
 ( 60dBの減衰とは、100W を 0.0001W まで減衰させるだけの値です  )
そして「FHD-ATVが映る映らない」の判断として更に20dB減衰(計80dB)させてもM5のFM音声
が聞こえるかで、大まかに判断できます。(経験上)

FHD-ATVでは5.7GHz  10.2GHz の双方向交信等ができましたが、24GHz FHD-ATV伝送では交信できま
せんでした。

なお 今回47GHz  FM では、なんと5局と FSでの交信ができました!

FHD-ATV交信局  :   JA1OGZ   JE7XCJ/1   JH1AOY(RXのみ)   JA0IYB/1  
47GHz 交信局 : JA1OGZ   JH1AOY   JA1WQF   JA1SYK   JA1QHQ

またJA0RUZ/1送信:JH1AOY/1受信映像は、JH1AOY局により下記にアップされています。

https://youtu.be/f1j6_M8N_1s

ビームの不完全合わせ、フェージング、1.2Gの連絡波の回り込み等々で、ブロックノイズ
やフリーズが出ている様です。

この時の伝送経路・プロフィールは下記の様です。

そろそろ冬将軍到来で、標高の高い場所での移動運用はできなくなりま~す!

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10月30・31日 富士山五合目 5.7GHz FHD-ATV + 24GHz + 47GHz 等の運用

2021年11月02日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

 10月30・31日  富士山須走五号目(海抜約2000m)でFHD-ATVとマイクロ波・ミリ波
等での運用を行いました。

30日は13時少し前から五合目で運用の準備をし始め、次第に雲に覆われガスの中での運用
となってしまったのですが、もう一局の到着後から24G FMでは約170km先の御亭山と、
また袖ケ浦海浜公園とは5GフルハイビジョンATVでの交信も綺麗に映り、更に24Gと47G
のFMでも交信できした。

富士山側は真冬の装備でしたが、袖ケ浦運用地点からは南国の様な映像が送られて来て
気温の違いを痛感!

受信映像及び送信モニター録画映像は下記にアップしました。

https://www.youtube.com/watch?v=8nSCVBjeBa8

五合目の気温は約4~5度程度、風はあまり強くなかったのですが、当方は最初に1mφ
パラボラの転倒対策ステーを張って運用し始めた為、最後までそのまま運用。

なお、24Gでは珍しくCQ!も聞こえ、さいたま市固定(20cmφパラボラ使用)との
FM交信もできました。
しかしこのガスの中よく47G迄飛んだな~と感心。

16時半頃に終了し、下ってから3局で御殿場のビジネスホテルクニミに宿泊。

コロナ感染拡大の為 家以外で一杯飲むのはとにかく久々で、楽しい一時が過ごせました。
(これが主目的では無いですよ!?)

31日は7時半ホテルを出発し濃霧の中再度5合目まで登り雨を気にしながらセットアップ。

八溝山側は雨予報で移動運用の中止、他でも短時間の運用で47GもテストしましたがNGで、
24G FMのみの交信で9時過ぎには雨に追わ撤収し、その後雨の中5Gのモービル設備での
運用を行い、狭山市(見通し外)の固定局との交信できました。
(雨の為、若干レインスキャッター状態でした)

当方と他2局も皆 5GHzモービル運用 ができますので、下りの走行中は5Gで連絡しながら
下り、道の駅須走で解散としました。

当方は常時5.7GHzのモービル運用(0.8W程度)も行えますが、志賀高原等では関東一円
15cm程度のコリニアアンテナでも交信でき、とにかく1.2Gとほぼ同じ様に飛び、場合に
よっては5Gの方が飛ぶ場合もあります。

帰りは急がないので、山中湖ICから一般道で上九一色村を通り甲府南ICまで、と高速を
一旦降りたのですが、凄い渋滞にはまってしまいました!
富士山麓道路はコロナが落ち着いてきた為か、雨でもスゴイ車の量で大変でした。

今回は予想された天候ではありましたが、それなりに楽しい運用ができ、お相手頂き
ました各局には御礼申し上げます。

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