アマチュア無線局JA0RUZ FHD-ATV(Full High Definition - Amateur TV)

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10.2GHz ISDB-T方式 FHD-ATV 約287Km の交信に成功(日本海ダクト伝搬)

2021年07月25日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

  7月22日 23日  と石川県と富山県まで、日本海ダクト利用の
    「10.2GHz  フルハイビジョンATV  DXチャレンジ」 に行って来ました。

7月22日 朝7時過ぎに長野を出発し、白馬経由で糸魚川ICから北陸道に乗り、金沢森本
IC から「のと里山海道」を経由して、宝達山に到着。(休息等含め約5時間コース)

     このコースは長野県人から見たら、とても素晴らしく気持ちが良い!!

現地では金沢市のJA9BPH局が一部のアンテナ等を上げ場所確保の為に運用されていて、
設営開始前にお昼も一緒に食べ、予定より早目の現着だった為余裕で準備し、 4エリア
の準備を待ちました。

13時過ぎ頃から5GHz・FMでテストを開始したところ、9エリア常設の5GHzビーコン2局
が、約270Kmも離れた鳥取市でもM5で受信できているとの事。これは凄い事です!!

そして石川県の海岸端に初めて移動されたJH9TJT局も、鳥取と5.7GHz FM で FSで交信成立。
初めての日本海ダクトDX QSO成功に喜んでおられました。
当方も二十数年前に初めて日本海ダクトを経験してから、今でもこのわくわく感に溺れています。

その後 5.7GHz FHD-ATV  も双方向で出来、10.2GHz帯に・・・
FMは FS で、FHD-ATV にはチョツト弱い感じでしたが、FHD-ATVに乗せ換えテスト。

     やはり映像は出ない・・・

少し時間を置き何回か挑戦。 
やがて 10.2GHzでも チラッと映像が出る!・・・もしかしたら出来るかも??
更に時間をあけて数回チャレンジ、、
16時近くまで粘り、問題ない双方向FHD映像交信に成功しました!!。
 (しかしこの時の録画データは「エラー」となり、記録映像は没に、、、)

でもその前の半分程度が問題ない映像はなんとか再生できたので、それを証拠として
ユーチューブにアップしました。 ⇓ 

https://www.youtube.com/watch?v=_M7Xrarg_yw

逆方向(JA0RUZ/9送信 JA4JKE/4 受信)映像は、4から受信映像データが〒で届き次第
アップ予定です。

7月31日 追記
逆方向(JA0RUZ/9送信 JA4JKE/4 受信)映像です。

https://www.youtube.com/watch?v=wu5j8J0sWAM

     なお、この時の 10.225GHz 出力は  0.2W  (23dBm)程度です!

また途中でJA9SNG局(9エリア5.7Gビーコン運営)も見えられ、430の小さなハンディーだけで
4エリアとFSにて交信されていました。 これも  日本海ダクト  の醍醐味です!

 当方はTVモードでの交信記録は、音声・CW・ データと違い「瞬間の交信だけで成功した」
とは思ってはいません。
正常な映像が「数十秒間連続して映る」事で「成功」と言えるのだと思っていますので
ハードルはかなり高くなっています。
コンテスト等で良く見る「殆ど聞こえない時でも59」なんてのは、変だと思います!!

5.7GHz FHD-ATVを開拓してから 5年目で初めて 10.2GHz FHD-ATV  日本海ダクト 287Km
の交信成功に到達できました。

                                                     プロフィールは下記の様になっています。

    23日は医王山八角堂で、新潟県村上市:約300Kmにチャレンジしましたが、ダクトが
弱まり、5.7GHz FM FSでの交信までに終わってしまいました。

ふた昔前ならこれでも万々歳ですが、FHD-ATVの場合更に40dB程強い伝搬が必要
なります。
   (最低でも10GHzアンテナ出力レベルで-80dBm程が必要です)

ダクトは 自然現象の為、設備の良否だけでは無く、運をつかむしかありませんので・・・
でも、まだまだ楽しみが残っているという事ですので、挑戦は続きます!! Hi

ついでにテストした、長野の聖山レピーター(JR0WS:439.38MHz)をアクセスしたら
53で開き、ノーノイズで長野市内の局と交信できました。
この他、1292.30MHzもありますが、小矢部レピーターと同一周波数の為、断念。
(JR0WS聖山レピーターの管理運営も当方等数人で行っています)

これも相手局が有ってのチャレンジですが、相手局が極めて少ないマイクロバンド
の上、その中の極一部の局しかQRVできないFHD-ATVは記録を出すには大変です!!

 

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「24GHz FHD-ATV 2号機:第一送信設備」 の増設?申請

2021年07月16日 | 電子申請

先程  24GHz  FHD-ATV (2号機:第一送信機の増設)  が審査完了となった。

なお、今回は  JARD保証  ではなく  TSS保証  を使ってみた。

しかし この「第一送信機の増設」とは 、通常にはない申請である。

通常は「第一送信機以上の増設」が普通であるが、当方は以前に第一送信機撤去の届出
をして有ったので、その穴埋めに「第一送信設備」として申請。
(保証願書も「第一送信機の増設」は未対応な為、電話で相談して「変更」で送信)

  • TSS保証申請送信  6月28日   15時40分頃
  • TSSが保証書発行    7月  2日   17時30分頃
  • 総通変更申請送信   7月  2日   19時頃送信
  • 総通審査終了         7月16日   15時頃

TSSに保証願いを送信したら、その夕方には問い合わせの電話が来て、30分以上説明し
(揉めた)納得してもらい、即日口頭で「保証OK」を貰う事ができた。
なお保証書は「まとめて金曜日発行」との事で、少しのタイムラグが有った。

普通なら変更(増設)申請等はこの程度で「審査完了」にできるのだ!!
皆様も遠慮せずに変更申請等をどんどん送信してください。
間違いが有ったら修正すれば良いだけの事です。

ちなみにTSS保証では、送信波等のスペアナデータは不要ですので、スペアナが無くとも
自作機の申請も可能です!

理由は、申請書の最後にある「電波法第3章に規定する条件に合致する」の欄にチェック
する事で、「スプリアスも問題無い」と自己責任で表明している為?と思っているが・・・

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5.7GHz 近距離レインスキャッター

2021年07月11日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

   本日午前中 長野市内は晴天でしたので、一寸した用件の為、信濃町に向かいました。

しかし、飯綱町より新潟県側は昼頃から雷雨となり、 JA0RUZ 5.7GHzビーコンは、

山の裏側で通常時聞こえる事が無い 信濃町 や  飯綱町 の殆どの場所で  41 ~  59 

にて聞こえていました。

これぞ 5.7GHz  雨雲反射波伝搬の 「レインスキャッター」 なのです!!

午後は、長野市内でも雷雨となりました!!

当局の 5.7GHzモービル設備は 下記の様になっています。

  アンテナ:ルーフトップの 無線LAN用  3段コリニアアンテナ  (写真)
      TRV:   当方が調整・改造した 古い UTV-5600(ノンプリ)
  親機:  TM-2400+UT1200 ( IF:1.2GHz帯 )
  給電線: フレキセミリジットケーブル等  約80cm 

なお 当局のモービル設備は、下記にも有ります。
https://blog.goo.ne.jp/ja0ruz/m/201906

こんな近距離での強力なレインスキャッターの経験は、当ビーコンを13年間運用

していますが、今回が初めてでした。

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