アマチュア無線局JA0RUZ FHD-ATV(Full High Definition - Amateur TV)

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5.7GHz FHD-ATV ローカル受信テストと パッチアンテナ の比較 

2022年11月24日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV
先日 JA0SIO局が  5.7GHzアンテナを固定に上げて、 FHD-ATV固定送信テストを始めた為、
当局は長野市内にて受信テストを行いました。
まずは映る条件の場所を探してから、同じ様なパッチアンテナを交換しながら受信してみた所、
映像が出るアンテナと、出ないアンテナがありましたので、室内で簡単に比較測定をしました
 *車内では窓ガラスを開いている時は映りますが、閉めると映らなくなりました。
            (運用時の風景  雨の為車内で運用です)

20日に大陸から届いたばかりの

「 1 の 裏に 5.8G  14DBI  とプリントされた 赤フレキのアンテナ」は映像が出ません

でしたが、7年前から使っている

「 2 の パターン剥き出しの 青フレキのアンテナ」 

では映像が出ました。 

3 も映らずで、これは以前に開いてみた所酷い作りでした。(どれも数百円程度の物です)

1 の 14DBI とプリントされたアンテナを簡易的に実測すると、アンテナ出力レベルが

2 と比較して 12dB程 低くて、ビームパターが滅茶苦茶の為か周囲の環境等によっては

8dB ~16dB 程の変動が出ました。 (  2  は余り変動しません )

14DBI とは「それだけ利得が低い」とでも書いているのかとも思えてしまいます?!  

結構多くの方が買っているのでは??、、、でもそれは 没・・・

 

 また ホーンアンテナも使いましたが、これは映像が出たりフリーズしたりの連続で、
ギリギリのレベルだった様で、ホーンアンテナより 2のアンテナの方が利得が高いと
判ります。

この為、100kmオーバーのFHD-ATVでの映像が、2回も出た訳ですね!!

https://www.facebook.com/photo/?fbid=2329631047183973&set=pcb.3406748932937393

 

  11/25  追加テストから  

赤ケーブルのアンテナは、あまりにもレベルが低かった為、再度テストしました。

写真の様に  約25~30度程 曲げて    測定したら  かなりレベルが上がり、青ケーブル

アンテナとの差が  5~6dB程  となりました。

よって、かなりビームが傾いており、指向性が大幅に狂っている 事が見えて来ました!

これは他の平面アンテナでもありましたので、パッチアンテナは一寸の設計/制作ミス?で、

大きな指向性の狂いが出るのだろうと想像できました。

 

 
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2022 マイクロウェーブミーテングに参加しました 全国家電会館

2022年11月22日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV
11月20日 東京の全国家電会館にて開催された「2022マイクロウェーブミーティング」
参加して来ました。https://www.microwavemeeting.org/
コロナ感染の影響で2年中止されていましたが、今年は何とか開催され、100名程度の参加者
で賑わいを取り戻しました。

今回は、メーカー製の量産マイクロ波帯アマチュア無線機として初めて販売される予定の「IC-905」

に関しての説明会もありましたが、肝心なお値段に関しては口を閉ざされてしまいました!
(皆 そこが一番知りたかったのに・・・)
IC-905の資料配布がありましたので、ここはと思える部分だけを抜粋して掲載します。

 

 

以前から自作でマイクロ波を運用している者にとっては、50MHz帯域のバンドスコープ程度しか

目新しく思えませんし、周波数安定度は、当方の5.7GHzビーコンにも劣る様です。


https://blog.goo.ne.jp/ja0ruz/e/3b6019556b52b4cefac6b77bc84bbc29

なお 今回 ジャンク・販売コーナーには、いつものコスモウェーブさんが参加されていなくて

一寸寂しかったですね!!

下の写真の様なパーツ類は、今後の自作の為にも結構仕入れてきました。

抽選会では「CWパドル」が当たったのですが(2名)両者ISDB-Tを手掛けており、パドルを必要としない
者ばかりに当たり、当方は重いのと必要ないので会場でCW運用者にあげて来ましたが、最終的に某学生に
若者支援として渡った様です。
なお、当方今回は展示や発表等はせず、終了後の東京駅懇親会も出ず(大都会での飲食会で、コロナ
感染が心配だつた為)秋葉原で一寸買い物をして 18時過ぎには長野に帰宅しました!   
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6日 志賀高原運用 5.7GHz 10.2GHz 24GHz:FHD-ATV 47GHz:FM

2022年11月07日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

 11月6日  大利根クラブ主催の芋煮会会場と志賀高原の交信は、志賀高原でも快晴に恵まれ
115.2kmスパンを「5.7GHz ~ 24GHz  までのFHD-ATV 成功」で締めくくれました。
また 47GHz FM でも フルスケールでの交信ができました。


         (志賀高原ルートは来週から冬季閉鎖となります)

志賀高原での受信映像 等 は 編集して、下記にアップしました。

https://www.youtube.com/watch?v=6NxDV4z3yII



また今回の24GHzシステムは、変調器出力:700MHz帯を一旦1,2GHz帯にコンバーション
した後13dBm程度までアンプしてから、従来の1.2GHz帯IFの24GHz帯TRVに接続して運用
する「ダブルコンバーション方式」にした物です。



この1.2GHz帯IFレベル設定は、キャリコン動作と出力波形崩れとの関係で、かなりシビアです!

        JA0IYB/1局が24GHzで送信の  受信IF信号 スペクトラムです。



受信は、送信と別のミキサー回路(アンプ入り)を使い、24GHz帯 ― 1.2GHz帯 ―
700MHz帯 とダブルスーパー式にしています。

これらの送受信切り替えは、皆キャリコン方式での制御としていますので、電源と
同軸ケーブル1本での接続で完了します。

なお当方の24GHz免許は3つのパターンで申請してあり、なかなか上手く動作する
システムが完成できなかったのですが、前回の新潟との交信とほぼ同様に24GHz帯
FHD-ATVが上手く運用できる様な「使えるシステム」になりました。

24GHz出力50mWでも100Kmオーバーが交信できる事実から、皆様が今お持ちのTRV
に接続して、例えば 5.7GHz帯 出力20mW程度 でも、50cm程度のパラボラアンテナ
を使うと、50km程度まで楽しめると思いますので、一度考察されて見ては如何で
しょうか!(スペアナ+パワー計があればなんとかなる!)

受信だけなら FM用トランスバーター+モニターの他、LO(552MHz)+ミキサー
(入力2GHz程度までの物)+STB  だけ(一万円以内)でもOKですので、以外に
簡単に出来てしまいます。

                  渋峠からの眺望です。

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