アマチュア無線局JA0RUZ FHD-ATV(Full High Definition - Amateur TV)

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降ろした ルーフタワー の行方

2020年12月29日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

 昨日紹介の 以前に使っていたルーフタワー は、一旦降ろした後解体して保存していましたが、

今年 再度1.2Gにもカムバックした やる気のある無線仲間が「来春アンテナを上げるゾ」と言って

いたので、即譲る事にして、軽トラで須坂から取りに来てもらいました。

 



さて 上の写真で  部材がやたらに多い事に  気が付いたでしょうか?

実は、同じルーフタワー部材が   2基分(解体した物)有ったのでが、一部の重要な部材が出てこない為、

一部だけの部材を半端に持っていても仕方が無いので、私の所に有る部材 全部を持って行って貰いました。



そんな訳で、昨日は懐かしの写真から紹介しました。

また、パラボラアンテナですが、これは昨年春の「SHFミーティングin 信州」に参加の 

やはりやる気のある局に譲りました。

直径1.8mパラボラは、4分割して軽乗用車に入れて持ち帰ってもらった次第です。

これらは いずれも無償です!

0.9mφパラボラは昨年~今年に掛けて新たに建てた「梯子タワー」に上げるつもりで

いるのですが・・・?

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当局が使っていた 2.4GHz 5.7GHz 10.2GHz の固定アンテナ

2020年12月28日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

当局が以前自宅屋根上に上げていた「マイクロ波用アンテナシステム」
を紹介します。  (これは数年前に諸事情で全部撤去済みです)

まず、パラボラアンテナはビームが鋭いので、地上波通信であっても
仰角まで変えられないと満足に交信出来ない為、仰角ローターも使って
いました。

特に、関東方面・富山方面等相手の山越え交信の場合は3度~5度程度可変
が必要でした。更に「レインスキャッター等」利用の場合は、5度~15度
も上げる事も。

また、水平方向はバックラッシュが有る普通のローテータ―(502MSA)
を使っていましたので、風で1~2度ズレただけでも信号は落ちてしまう為、
自分で考案した方法で対策して運用していました。



写真を見て貰うと判ると思いますが、ローター本体に巻き付けたワイヤー
を滑車に通し、約15kgの鉛を垂直に下げ、常時片方向に引く力を加えて
おき、風の時でも必ずストップ位置に固定される様に細工して運用しました。

15kgの鉛板は上下しますので、両脇に穴を開け振れ止めステン針金レール
を通して大きく触れない様にも対策していましたので、最後まで問題なく
働いてくれました。

また、ステーワイヤーも屋根のサイドを潰さない様にかわす為、特注金具を
設置して、下の通し柱に取っていましたので、台風にも耐えてくれました。



結果として、2.4GHz・5.7GHz・10.2GHzで、東京・千葉・埼玉・神奈川・茨木
・ 栃木・群馬・新潟・富山・石川・琵琶湖方面まで数十局との交信ができて
いました。

これらは各地にもマイクロ波の相手局が居て、その相手局の設備も良かった
からできた事で、今ではそんな相手局も高齢化等々でかなり減少しています。

またこのマイクロ波での交信範囲は、当局ではほぼ1.2G帯の交信範囲と同じで、
マイクロ波でも取り組み方次第では1.2GHz帯と同じ様に交信できるのです。

また、岐阜・愛知・静岡・山梨県等々の近県にもそれなりの相手局が居れば、
交信できていたのかも知れませんが・・・!

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D-ATV での 世界記録拝見

2020年12月20日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

 私が2017年に作成し、発表後は日本で多くの局が運用している
デジタルATV「 ISDB-T方式 FHD-ATV 」も、その交信距離でも
幾つかが世界記録になっている様で、下記で周波数や通信距離等
を眺めて下さい。

https://forum.batc.org.uk/viewtopic.php?t=6876&p=24917

Known-DATV-DX-Records_2020.pdf (w6ze.org)(安全サイトです)

ISDB-T方式・占有帯域幅5.7MHz の OFDM信号 でも、これだけの
距離でフルハイビジョン映像交信が出来る事が実証できています。



わざわざ運用現場までPCを持って行き、強力にデータ圧縮した上、
帯域を狭め動きの良くない映像を送受信する海外開発のシステム
「RB-DATV」に比べても、交信距離は伸びています。
https://rsgb.org/main/blog/front-page-news/2018/06/25/rb-datv-on-70-5-71-5mhz/

日本で「ATV」ができるのはマイクロ波帯だけであり、そのマイクロ
波帯では超広帯域モードまで使えるので、無用なデータ圧縮をする
必要はなく、しかも現場運用でもシンプルに「カメラ・アンテナ・電源」 
等接続さえすれば「SW-ON」で 即  FHD-ATV  にQRVでき、普通の
マイクロバンド移動運用と大きく異ならない状況での現地運用が可能
となるシステムが構築できます。

下記は 5.7GHz  10.2GHz  24GHz  の FM 及び  FHD-ATV  の運用風景で、
5.7GHz で受信したFHD映像を、即10.2GHzで同時中継送信までできて
います。

国外では「ATVレピーター」まで許可・運用されているのですが、、、

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