アマチュア無線局JA0RUZ FHD-ATV(Full High Definition - Amateur TV)

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5.7GHz 秋田県 男鹿半島運用 8月10日

2024年08月13日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

8月10日 秋田県 男鹿半島の寒風山にて、マイクロ波の運用を行いました。



8日 新潟港発の北海道行きフェリー(22:30発)で秋田港へ向かい、9日は男鹿半島を
観光して10日に寒風山で運用し、せっかく秋田まで来たのだからついでにもう一泊
して11日に帰る事にしました。

                     ゴジラ岩

     男鹿半島西海岸断崖上の「白糸滝駐車場」(ここはマイクロ波も運用できそう!)

          男鹿水族館上駐車場(ここでもマイクロ波を運用できそう)

                 男鹿温泉郷に宿泊

                夏の秋田名物 ババヘラアイス

 

寒風山には当方より先に川越市からJE1VAH局が「念入りに整備された愛車」で来ら
れており、10日AMには一緒に運用しました。

ここでは以前に DBV-SのATV交信等で、7~8回の運用経験がありますが、FHD-ATV
になってからは初めての運用となります!
当時はDBV-S方式のD-ATVで、富山県医王山との交信で 463km の交信記録も樹立
しています!

                今回の伝搬概要です

運用開始当時は上越と430MHz帯のFMですら殆どM3程度でしか入らない程でした
ので、上越と弥彦山の交信を先に行ってもらう事にした所、5.7GHz &10.2GHzの
FHD-ATVは上手く映像が出た様です。
なお 新潟 弥彦山は開始予定時に一時雨が降っていた様です。

その後も寒風山と上越とは430MHzでも上手く連絡が取れませんでしたが、5.7GHz
FMに移った所、ピークM5 ・FSでの交信が出来ました。
しかしそんなレベルで
FHD-ATVは映りません。もう 50dB程 強い電波が必要です!!

★この時の 5.7GHz交信 の様子を録画してきましたので、下記でご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=ISu_0I3caMk

そうこうしているうちに風が強まり、転倒防止策はしていましたが、パラボラが
フラつき危険な状況になりましたので、今回の運用を終了としました。

撤収時に弥彦から新潟市内に帰るモービル局信号がM3~M5で入る様になり、コン
ディションが上がって来た様ですが、すでに時遅しでした。
「やめたら良くなる」とか、、良くある話ですよね~

結局、今夏の日本海ダクトは「弱く且つ不安定」で、結果として FHD-ATV の運用
まで可能な
コンディションまでは上がりませんでした。

予報ではダクトコンディションが良い日もありますが、マイクロ波運用&FHD-ATV
相手局が運用可能な日時でないと運用できませんので、ダクトコンディションだけ
見て運用日時を決める事は無理ですので、コンディションが悪くも事前に決めた日に
しか運用できない訳です!

当然ダクト予報も参考にはしますが、本州上に大きな高気圧が安定して乗る様な気圧
配置
でないと強い日本海ダクトは期待できない事を十数年間の運用で学習しています!

運用終了後、時下さんと一緒に男鹿市内の海鮮食堂で昼食を摂り別れたのですが、帰って
から知った事に、時下さんはそのまま川越まで2~3回の休息だけで運転して、早朝には
帰宅したとの事で驚きました!

当方は秋田市内にビジネスホテルを予約していたので、秋田駅付近を散策してゆっくり
休んでから、翌日帰路につきました。




秋田市内から自宅までは約460Kmで、秋田・男鹿半島一周等々で170km程走りました
ので、
今回は 計830km程走った事となりました!

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8月3・4日の マイクロ波運用 : IC-905XGは全滅!

2024年08月06日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

 今年の 能登半島移動運用 では、日本海ダクトのコンディションが悪く、4エリア
島根半島と FHD-ATV までの交信はできなく、結果として 5.7GHz と 10.24GHz のFM
での
FS交信(約366km)だけに終わりました。

舞鶴移動局とも 5.7GHz で FS交信できました。

 しかしこの二日間に、能登半島で運用した「IC-905XGの 4台 全部が」一部の機能が
使えなくなる等のトラブルで、まともにスムーズな交信ができる局はありませんでした!

IC-905XGは熱暴走?と思われる症状で、4台中の4台 全部(100%のリグ)が操作不能
となった
もので、リセットの繰り返しや冷却で、一部の方は何とか使った様です。
ある局は一つも交信できずに終わった様でもあります。

私は、前日にその症状を見て、当該局にアドバイスして(何回ものリセットを勧めて)
何とか交信して貰ったのですが、翌日自分のIC-905XGでも全く同じ症状が出たので、
即自作システム(IC-1275+自作TRV)に変えて、交信を続けました。
当然同じ環境下でも自作機は何一つとして問題は出ません!!

なお他のエリアでも IC-905XG を使用の局は、スムーズに交信できなかった様です。

こんな使用状況より厳しい車のナビやドラレコ等でも問題なく動くものが出来る
時代なのに、
どうもこの IC-905XGは 耐熱設計 等々 にも問題がありますね。

メーカーには5日に確認と対策をお願いしましたら、「その機体を検証するので
送ってくれ」との事でしたが、言わば100%のトラブル率なので「そちらのリグでも
出る筈だからそちらの物で検証してくれ」と伝えました!

たぶん 「そんな症状は出ません!」 と結論付けるでしょうねェ。
もう 100%の交換 は出来ないでしょうから、バージョンアップ等で逃げるしか
ないでしょうから・・・

 

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10.2GHz レインスキャッター 交信 7月16日

2024年07月17日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

 雨模様が続いており、梅雨も終盤だろうと思うので、レインスキャッターを期待
して、長野市固定から10.24GHz帯で F2Aビーコンを出す事を思い付きました。

設備を整え tmc-ml  に送信情報を流した後、20:30~21:00    21:30~22時  の間に
パラボラアンテナ
を適度な方向に向け送信した所、 1 エリアの5局に受信レポートを
頂き、その後 FM で 3局(上尾市・戸田市
・深谷市)と交信頂きました。

受信だけの局は、埼玉県本庄市1局・神奈川県 藤沢市1局です。
藤沢局は呼んで頂いた様ですが、すみません  聞こえませんでした!

突然の公報でしたが、久々に10.2GHz帯のレインスキャッターによる広範囲な伝搬交信
を味わう事ができ、対応して頂きました各局には御礼申し上げます。
ビーム方向は殆ど同じ方向での交信で、パラボラアンテナの方向調整は(仰角含め)
ローテータ―に少し触っただけで消えてしまう感じです。

今回の仰角は、この程度まで上げました 👆 
交信時の方向と仰角から浅間山より少し西寄り上空 の雨雲に反射していた感じです。

藤沢市に聞こえたのは たぶんビーコン発射時で、この時当方は菅平系の山方向に
向けており、そうで無いと藤沢市から北方面は関東平野西部の山々に掛かってしま
うでしょうから、3局の
交信時とは別経路だったのだろうと想像します。

また通常 1 エリアとの交信方向はこんな方向(125度)で聞こえる事は無く、概ね
110度方向で交信しています。

レインスキャッターは、FMでは「バサッバサッ・・・」と言う雑音の早いQSBを
伴い聞こえるので、
まるで SHFモービル局相手に交信している様 にも感じます。
そしてSSBの場合は、非常に濁った様な音に聞こえます。

そして、雨雲散乱反射交信は実に気まぐれです!!

 

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10.2GHz FMだけでの運用 志賀高原 渋峠下駐車場

2024年07月07日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

 7月7日  6m&downコンテストの日でしたが、いつもの志賀高原にて FHD-ATV
ではなく、10.2GHzのFMを主!に
運用してきました。 

本日の志賀高原は晴れで 23℃ 前後でしたが、半袖では風が吹くと寒くなるのと
日焼け防止の為、薄い長袖ジャンパーでの運用で丁度良かった程です!
(下界は灼熱地獄の様でしたが・・・)

渋峠の前後には 7局程のコンテスト参加者が数本ずつのアンテナを上げ、いつもの渋峠
下駐車場及び付近にも 3局 が 2.4G 5.7G 含め 数バンドのアンテナを建てて
運用されて
おられました。

 当方は12時少し前頃から運用開始して、1時間半程で 10.2GHz FMのみの運用でしたが
10局とコンタクト頂きました。

5.7GHzは写真の局が盛んにコンテストで出られていた様ですので、5.7GHz FMでの運用
は避けました。

今回は1.2GHz設備は出さずに、いきなり10.2GHzで運用でしたが、静岡県田方郡玄岳
移動局からも呼ばれ、深いQSBは有りましたが無事繋がりました。

志賀高原と静岡県は見通しでは無い条件で、東京都内方面の反射で繋がっており、FS~
信号が消えるまでの  早く深いQSBを伴っていました。

また伊豆大島三原山山頂にも届いていたとの事でしたが、当方には聞こえませんでした。

コンテストの終わり頃 FM-ATV もテストするとの予定もありましたので、PMに君津市
5.7GHzFM-ATV でテストしましたが、これもコンデションが不安定で連絡用の10GHz
FMも  FS~消える程 のQSBでしたので、FM-ATVは繋がりませんでした。

なお、今まで一度も風で倒された事が無かったビデオカメラが三脚毎風で飛ばされ、
しかし落下寸前にとっさに掴めたので助かりました!

パラボラの三脚はガードパイプに留めていたので、問題はありませんでした。

更に先日作成しました、写真の「運用表示タペストリー」も使ってみた所案の定、専門家
らしき方?がこれを見て、色々聞いて来ました。

*パワーは2W程度です、と言うと「即座に33dBm」ですか、、と・・・

いつも思うのですが、マイクロ波の移動運用には、この様な運用表示が有った方が良い
と思いますので、皆様も如何でしょうか?
安価な所では デザイン等なしの場合  数枚~ですと  @1.1k円程度からで、作成して
もらえます。(送料等は別ですが)

 

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10GHz用 固定設備 を再設置 (自作トランスバーター式)

2024年07月02日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

   10.2GHz 用固定設備  を再度設置しました。
パラボラは  0.9mΦ  大畑電機製 の物です。

パラボラの後ろにある物は 1.2GHz IF の自作トランスバーターで、CATV用アンプケース
内に組んで、セミリジッドケーブルで出しており、パラボラの給電部(ペットボトルの
口)までパイプの中をセミリジットケーブルで給電しています

*ここがかなりの伝送ロスとなっている事は良く判っているのですが! ・・・

この 10G設備の殆どは 25年前程に上げていた物を整備し、反射板付きシュペルトップ
放射器の防水・防雪は、新たな ペットボトル に交換しました。

ペットボトルは長い間太陽光の当たる屋外に置いていても劣化は僅かですし、もし7~8
年位して劣化したら交換すれば良いだけですから。
その頃まで当方の体が持つか?・・・

以前は、1.8mΦのパラボラを5.7GHz用に上げてもいました!!
空撮映像 
https://www.youtube.com/watch?v=uSYpyjqmzXo&t

https://blog.goo.ne.jp/ja0ruz/e/ae3eb164554020991150f0efd91629c3

また、結露等で中に水が溜まらない様に下部には2か所小さな穴を開けています。

それとビームがシャープな為、山越え交信をする場合2度から5度程度仰角を変えないと
交信できないので、仰角ローターも付けています。
これは1.2GHz帯でも同じで、仰角が変えられないと山越えはできませんね。

でも、当方の1.2GHz 60エレ×2×2は上段のケーブルだけ垂れ下がっていますが、これは
いつもとまっている「カラス」によってインシロックが食いちぎられたモノです。

下の段にはとまらないので、同じ時同じ部材で上げた物ですが、カラスの停まる所だけ
垂れ下がつてしまっています!!

当然仰角は善光寺平内局等とQSOするには水平程度して交信する事になります。

パラボラの右にある四角い箱に中には監視カメラ(1080P FHD)が入っています。
その眺望は夕方のこの時間でもこんな感じです。雨模様になってきました。

これでまた「山越えとレインスキャッター等」で10GHzで県外各局と交信できるぞ~~
でも、昔みたいに熱心な相手がいるかが問題だな~!!

7月3日 追加情報
昨日10G固定を上げ、今日21時35分頃 埼玉県戸田市固定JI1CBS局とSSBにてQSO
出来ました!

なおその前には上尾市固定局にも若干入感していたとのレポートもいただきました。
二十数年前の  10GHzロールコール  や レインスキャッターを思い出してきました!!

7月16日  上尾市  深谷市  戸田市 の各局と FM にて 59+でコンタクト出来ました。
https://blog.goo.ne.jp/ja0ruz/e/cf052f0300be42079c6f9ebe5ed4c8d3

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