ビギナークリスチャン♪シズコの縁側

クリスチャン歴18年、うつ状態歴27年をむかえたけど未熟or発展途上?悩み満載!生かされて感謝♪クリスチャンブログ。

左顧右眄(さこ・うべん)

2012年09月16日 | 私の恩師、尊敬申し上げる方々
わたしの心であるオネシモを、あなたのもとに送り帰します。

新約聖書:フィレモンへの手紙12節(新共同訳)

左顧右眄(さこうべん)・・・周りを気にして、なかなか決断を下さないこと。他人の様子をうかがって、決断をためらうこと。左を見たり右を見たりする意から。もとは、ゆったりと得意で余裕のある様子をいった語。▽「顧」はかえりみる。「眄」は横目でちらりと見る。また、かえりみる。



日曜日だし、ブログアップはしないつもりだったけれど
来てしまった
今日、浅草橋教会の牧師の黒木安信先生がおいでくださった。
私と黒木先生の思い出は、作曲家・故・高田三郎先生
何故かそんな風に感じてしまう
初めて訪った浅草橋教会で
黒木先生に高田三郎先生の直筆の楽譜コピーを頂いたせいであろうか?
高田三郎先生はカトリッククリスチャン
今朝の黒木先生のメッセージで「この地上の生涯」と言う言葉をお聴きした時
高田三郎先生作曲の「この地上」の「虎」と言う曲について
高田先生が私たち山形西高高等学校の音楽部定期演奏会に書いてくださったパンフレットの言葉を思い出した。

今手元にそのパンフレットが探せないので、うろ覚えだがこんな言葉を下さったのだ。

「私の曲に『この地上』の中の『虎』と言う曲がある。アフリカのライオンは群れるが虎は群れない。独りで行動するのである・・・中略・・・山形西高音楽部にも左顧右眄せず、一つの星を目指して孤高の道を歩んで頂きたい、そう思う。」


この時の「左顧右眄(さこうべん)」と言う非常に難しい初めて聴いた四字熟語が、17歳のわたしの心に残った。

あの当時(語弊があるかもしれないが、高田三郎先生の曲はそんなにコンクールでも流行っているとは言えなかった気がする。ある作曲家の曲が大流行していた時である。(はっきりその作曲家の名前は今は書かないことにする)そんな時頂いたこの高田先生のお言葉は妙に鮮明に今でも覚えている。

今日の黒木先生のメッセージをお聴きしているうちに、「この地上」→「虎」→「高田三郎先生」と言う連想が湧いた。その事を食事の時に黒木先生と皆さんにお話した。黒木先生はじっと私の話に耳を傾けていて下さったような気がした。
おこがましいが、私は黒木先生の音楽に対する感性はとても芳醇で繊細、そして豊かだと言う気がしている。そして、この高田三郎先生と黒木安信先生に共通するものとはなんだろう?と自分に問うてみた。それは「妥協の無い精神(信仰と置き換えても差し支えなかろう)」なのだと、ほどなく気付いた。

高田三郎先生は私が中3の時、山形西高の定期演奏会の客演指揮でいらして、会場の山形県民会館の大ホールで「私はクリスチャンです」と堂々と話された方である。私は当時、クリスチャンという人種を全く知らなかったが、「こんな風に自分を『私はクリスチャンです』と堂々と話す人って凄い」と、14歳の幼心にもはっきりと刻まれている。その後山形西高音楽部に三年間お世話になり、阿部昌司先生のご指導のもと、高田三郎先生の曲を身に染みるほど叩き込まれることになる。高田先生自らも何度か指導にいらしてくださり、良く私達は、履いていらっしゃるスリッパを投げつけられ「この下手くそ!」と怒鳴られた。高田先生がいらっしゃる時のご指導は戦々恐々としていた。それでも私達は高田三郎先生が好きだった。
高2のときに、女声合唱「水のいのち」を天童市民文化会館のホールで、お嬢様の高田江里さんのピアノ、高田先生の指揮で録音させて頂いたのも懐かしい思い出である。たった一枚、私が録音したCD。もう廃盤になっているが、一枚だけ私は購入し、今でも大切に持っている。

今日、妥協の無い黒木先生のメッセージをお聴きし、無性に高田先生の声が聴きたくなった。大阪フェスティバルホールで「イザヤの預言」を歌い、二年続けての銀賞に、声も出なくなって固まっていたわたしたちに、つかつかと寄ってきて「金賞は取れなかったけれど、僕は良い演奏だったと思う」と、ポツっと一言お声をかけてくださった高田三郎先生。そのお言葉で私達はどれだけ慰められたかしれない。その瞬間、100名の女子高生が皆泣き崩れてしまったのだ。特に私は山形西高で、絶対日本一になるんだ!・・・・その夢は敗れ去ってしまったのである。
当時はさっぱりわけのわからない、余り好きでもない「イザヤの預言」とか言う曲を歌って・・・(当時はそう思っていた)悔しかった。

35歳の誕生日の翌日、私は山形南部教会で洗礼を受けた。
それから旧約聖書のイザヤ書は、私の最も好きな聖書箇所になった。

私たちが銀賞しか取れなかった歌詞を、私は今でも歌うことが出来る。



見よ、私の僕は栄える
高められ、あげられ
偉大なものとなる



高田先生に会いたい。明日の米沢の聖会で、黒木先生はもうひとたび御用をしてくださるが、私は都合で行けない。判りやすく、学術的で、ずばっと核心に触れる黒木先生のメッセージを聞きたい。私は黒木先生が優しい中に、時々お見せになる鋭い眼差しが好きだ。

故・高田三郎先生、黒木安信先生にお会いできたことを心から主に感謝したい。
黒木先生の明日・・・もう今日になってしまったね・・・ご用が守られますように。黒木安信先生と奥様の体調を格別お守りください。

このお祈りを御名によって祈ります。アーメン。

オヤスミナサイ。

画像は高田三郎先生。CD解説に大体このお顔が載っておられる。
私はとても好き。





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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
このCDを録音させて頂きました。 (シズコ)
2012-09-17 00:25:18
これです。→http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%90%88%E5%94%B1%E5%90%8D%E6%9B%B2%E9%81%B8-%E9%AB%98%E7%94%B0%E4%B8%89%E9%83%8E-6-%E5%90%88%E5%94%B1/dp/B00005GVCQ/ref=sr_1_3?s=music&ie=UTF8&qid=1347808998&sr=1-3

カバーも同じで懐かしい。やはり廃盤のせいか、物凄い値段がついてますね。
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いいお話ありがとうございます (清水悦子)
2012-09-17 20:13:41
シズコ様
高田三郎先生の曲は私も大好きです。クリスチャンでいらしたのですね。「やっぱり!」でした。
黒木先生のメッセージも聞きたいです。
すてきなブログありがとうございました。
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コメントありがとうございます。 (シズコ)
2012-09-17 21:57:22
御名を崇めます。清水様、ブログ訪問とコメントありがとうございました。    そうなんです!高田三郎先生はカトリッククリスチャンなんですよ。実は山形西高が歌っていた曲の作詞をなさってくださった高野喜久雄先生も、村上博子さんも皆さんクリスチャンです。村上さんは確かカトリックだったと思います。私は高田先生しか面識がありませんので、高野喜久雄さんが亡くなられた時、新聞の訃報を読んでも泣かなかったのですが、高田先生が亡くなられた時、本屋の入り口で偶然会った合唱の先輩に『高田三郎先生亡くなられたよ」と聴いた瞬間、その場で号泣してしまいました。とても悲しかったです。 山口昌子さんという方が素晴らしい写真集を出版なさっております。前はHPから購入できたのですが(私もそこから購入しました)今は探せませんでした。ご紹介できず残念です。代わりと言っては何ですが、水のいのちの合唱のイタリア語版をご存知ですかこちらです。もしよろしければごらん下さい。→http://www.youtube.com/watch?v=jJS3vZuvWIo?エンターキーが無くてとても不便です。武先生のDVDの件、もう少々お待ちくださいね。
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初めてのコメント (ぴょん吉)
2012-09-24 21:15:44
先週の黒木先生のメッセージとてもよかったです。神様から受けた熱いメッセージを感じることができました。今を生きること、過去に縛られないこと。毎日生まれ変われるんだと洗礼を受けた時のあの喜びを思い出しました。神様への信頼があったからこそ、パウロはフィレモンへオネシモを託し、フィレモンもそれを受け入れるという信頼関係の輪。この中に思いを留めることで、自分のその輪の中に招き入れられているように感じました。将来を思って悲観的になっていた時でしたが、神様の世界へ近づくことができました。
 シズコさんの文中に出ていた高田三郎さんに一度お会いしたことがあります。奥様は心理学のセッションの指導役をされて、その際に夫婦で祝福を受け、お世話になりました。ご夫婦ともども、とても大きな方でした。シズコさんの話を読み、私は過去に素晴らしい方との出会いを受け、祝福を受け、今に至っているのだと、現在までの歩みを肯定していいと感じました。(いろいろあったけど・・・)シズコさんもお元気でね。車のナビが故障していたのが、やっと戻り、またセルグループの学びにもいけるかな・・・(まだ山形では方向音痴で、ナビなしだと迷ってしまうのです・・)
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ぴょん吉さん、ようこそ! (シズコ)
2012-09-24 21:53:18
ぴょん吉さん、こんばんは。初ブログ訪問&コメントありがとうございます。                                              >神様から受けた熱いメッセージを感じることができました。今を生きること、過去に縛られないこと。毎日生まれ変われるんだと洗礼を受けた時のあの喜びを思い出しました。神様への信頼があったからこそ、パウロはフィレモンへオネシモを託し、フィレモンもそれを受け入れるという信頼関係の輪。この中に思いを留めることで、自分のその輪の中に招き入れられているように感じました。将来を思って悲観的になっていた時でしたが、神様の世界へ近づくことができました。                                                                                                 >私もオネシモのこと、あんなに詳しく聴いたのは初めてです。さすが黒木先生!難しいのに解りやすく解説して下さいましたよね。オネシモが奴隷で、フィレモンの手紙のフィレモンさんの奴隷であり、またその家の教会でクリスチャンになって逃げ出し、パウロさんのところに行ったのだとはちっとも知りませんでした。私あの後、ちょっとだけ、英語の聖書で、フィレモンの手紙を読んでみたんです。そうしたらオネシモって「役に立つ者」と言う意味だったんだと注釈が書いてあり、「へええええっ!?」って思いました。 そういうのがわかるとまた面白いですよね?私は注釈つきの聖書って、教会員の兄弟の方から譲っていただいた新改訳しか持っていないのですが、あれ便利だなあと思います。いろんな訳を読むと、日本語訳が多彩で面白いですよね。私が今欲しいのは、日本語ではバルバロ訳と呼ばれているカトリック公認の注釈つき聖書→http://www.amazon.co.jp/%E8%81%96%E6%9B%B8-%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%87%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%AD/dp/4061426060/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1348489646&sr=1-1と、 ’The Holy Bible Containing the Old and New Testaments/King James Version/Giant Print Center-Column Reference Edition/893Bg [Large Print] [Imitation Leather]’→http://www.amazon.co.jp/Containing-Testaments-Version-Center-Column-Reference/dp/0840704798/ref=wl_it_dp_o_pC_nS_nC?ie=UTF8&colid=9KO7ND1WIKEK&coliid=I359T0EYM6Y6です。キング・ジェームス・ヴァージョンは、英語がthyとか昔の英語ですが、なんだか読んでいて趣があって美しい感じがするんです。今アマゾンで、注釈無しのがこんなに安く出てるんですよ。→http://www.amazon.co.jp/The-Holy-Bible-Containing-Testaments/dp/0834003465/ref=sr_1_1?s=english-books&ie=UTF8&qid=1348489870&sr=1-1 聖書って高いので、これはお買い得かも!?って思ったのですが、検索して行ったら「注釈つきだともっといいなあ」と欲張っちゃって(苦笑)今保留中です。聖書はいろんな訳があって面白いですね。私は70人訳のこれも読んでみたいのですが、一冊一冊が高すぎてとても個人では買えません。→http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%83%E5%8D%81%E4%BA%BA%E8%A8%B3%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%AA%9E%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%80%881%E3%80%89%E5%89%B5%E4%B8%96%E8%A8%98-%E7%A7%A6-%E5%89%9B%E5%B9%B3/dp/4309621619/ref=sr_1_cc_2?s=aps&ie=UTF8&qid=1348490050&sr=1-2-catcorr     本当は原典のギリシア語とアラム語で読んでみれば一番良いのでしょうが、今は英語と中国語でひぃひぃ言っているので、・・・ゆっくりゆっくりですね。  聖フランシスコ訳の新約聖書は時々書店で見てます。値段もお手ごろだし、表紙のマリア様が美しくて好きです。→http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E7%B4%84%E8%81%96%E6%9B%B8-A6%E5%88%A4-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%82%B3%E4%BC%9A%E8%81%96%E6%9B%B8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80/dp/4805640006/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1348490166&sr=1-2 サイズによって緑と赤のカバーがあるのですが、これも注釈付きでなかなかそそられています。山形市内には一軒もキリスト教書店はありませんが、最近は普通の本屋さんでもキリスト教の冊子が多く置かれていて、とても嬉しいです。                                                                                                      >高田三郎さんに一度お会いしたことがあります。奥様は心理学のセッションの指導役をされて、その際に夫婦で祝福を受け、お世話になりました。ご夫婦ともども、とても大きな方でした。シズコさんの話を読み、私は過去に素晴らしい方との出会いを受け、祝福を受け、今に至っているのだと、現在までの歩みを肯定していいと感じました。                                                                            え~!?ぴょん吉さんは奥様にもお目にかかられたのですか?なんとうらやましい!私はお写真でしかお顔を拝見したこと無いです。心理学のセッションのお仕事に携わっておられるのですか?素敵・・・。               お話を伺うと、ますます天国においでの高田先生にお目にかかりたくなります。(涙)でも、ぴょん吉さんと同じように、私も高田先生にお目にかかれ、ご指導まで頂き、その幸せを覚えていれば良いんだなって思いました。さびしい気持ちも否定しないで良いんですね・・・ありのままで。                                                                            現在の自分を肯定するって言うのはとても大切ですよね。昨日の私はそれが出来なくて、とても苦しかったです。今日は割りと、自分に優しくすごせたかなあ・・・。好きな本を読み、よく寝て、食べて・・・当たり前のことが当たり前に出来たってことは恵みなんですね。                                                      高田三郎先生は著作も結構出されていらっしゃいますが、何かお読みになられたことございますか?私が今手元にあるのは「ひたすらないのち」→http://www.amazon.co.jp/%E3%81%B2%E3%81%9F%E3%81%99%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%A1-%E9%AB%98%E7%94%B0-%E4%B8%89%E9%83%8E/dp/4760950117/ref=ntt_at_ep_dpt_4 一冊です。7年前近くになる最後のOBステージで、高田先生の曲を歌うときの参考に購入いたしました。あとは現役の時に買って無くしてしまった「くいなは飛ばずに」→http://www.amazon.co.jp/%E9%9A%8F%E6%83%B3%E9%9B%86-%E3%81%8F%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%AF%E9%A3%9B%E3%81%B0%E3%81%9A%E3%81%AB-%E9%AB%98%E7%94%B0-%E4%B8%89%E9%83%8E/dp/4276201241/ref=ntt_at_ep_dpt_1 と言うのがとても好きでした。多分ご著書の中にもあったと思うのですが、、伊東静雄という方の詩で

 くいなは飛ばずに全路を歩いて来る                                                  と言うのが引用されていたと思います。この一文がとても印象に残っていて、また読み直したい本の一冊です。「来し方―回想の記 」→http://www.amazon.co.jp/%E6%9D%A5%E3%81%97%E6%96%B9%E2%80%95%E5%9B%9E%E6%83%B3%E3%81%AE%E8%A8%98-%E9%AB%98%E7%94%B0-%E4%B8%89%E9%83%8E/dp/4276201276/ref=pd_rhf_gw_p_t_1と言うのもありますが、とても高値がついていて手が出ません。Anyway、私は本は積読が多いので、まずある本から読まなければいけませんね。(苦笑)私は本屋の娘に生まれなくて良かったです。もし生まれていたらずうっと本屋に一日中座って片っ端から本を読んでいたでしょうから。(笑)ずいぶん長いお返事になってしまい申し訳ありませんでした。ぴょん吉さんとは高田先生の話や聖書の話を初め、いくらお話させて頂いても尽きない気が致します。また礼拝やセルグループでご一緒したらどうぞよろしくお願いいたします。Grace be to you.
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