ビギナークリスチャン♪シズコの縁側

クリスチャン歴18年、うつ状態歴27年をむかえたけど未熟or発展途上?悩み満載!生かされて感謝♪クリスチャンブログ。

深夜のいろいろ、または雑感

2010年12月16日 | 
今、まもなく深夜2時
お風呂に入ったし髪も乾かした
今日は精神化診察だから早く布団で寝れば良いのだけれど
起きて、You tubeで見つけた
トーマス・タリスの「エレミア哀歌」を聴きながら
ひとり、ヒーターを焚いて
雪の降った夜を過ごしている
昨日聴いた
テルサでのチェコの少年合唱団の響きに酔っているせいだろうか?
男声のカルテットが心地良い
お酒は、糖尿にかかってから飲めないから
私はひとり 音楽に酔っている
Ensemble I Fagiolini という団体らしいが
演奏もルックスも美しくて完璧だ
今までは
キングス・シンガーズ
そして
福島県立福島高校男声合唱団(1980年代)の演奏が
一番素晴らしいと思ってたけど
この団体も素晴らしい
一人一人の声が完全に調和している
この蒸留水、または極上のワインのような声になるまで
このひとたちは何回練習した事だろう?
それを思うと尊く、また
うらやましく思う
ここ10年ほど、そんなに合唱に没頭した事が無い
淋しい
私は、歌う事に飢えている
私は、歌う事が好きだ
Ensemble I Fagiolini の演奏は「エレミア哀歌Ⅰ」だけだったので
他に検索をかけてもっと好きな「エレミア哀歌Ⅱ」を探したら
あった
どこの演奏かはわからない
けれど
やはり初めて聴いた福島高校男声合唱団の演奏の感動を
思い出させる
福島高校の演奏は青年らしく若々しく生真面目で美しかったが
私が今聞いている演奏は方も声も無駄な力が抜けていて
安らぐ
ただ、途中で切れてしまって残念!
今からが良かったのにな・・・
もう一度気を取り直して
やっとYou Tubeで探し当てた
Thomas Tallisの40声部のモテット"Spem In Alium"
「御身より他にわれは」を聴く
長い合唱生活で、背筋がぞくっとしたのは2曲だけ
その1曲が、1984年の全日本合唱コンクールの東北大会で
福島高校男声合唱団が自由曲で歌った Spem In Alium
アカペラの無伴奏で、40声部のモテットを
70人で歌ったのだ
1人1パート、もしくは2人で1パート
外は真っ暗になった青森県の会場で私たちは
満席の脇の通路に座ってその演奏を聴いた
圧倒された
「絶対にこれは金賞を取るだろう」
そう思った
そして金賞を取った
けれど全国大会では、伴奏にオルガンを入れたので
ピッチが狂い
銅賞となった
けれど、表彰式に上った団長さんは堂々とその賞状を受け取り
観客席の私たちに向けてその賞状を高々と上げた
その男気に私たちは思わず拍手を送ったっけ・・・
ああ・・・
歌う事だけで終わった少女の時代
歌う事だけで満足だった少女の時代
少女の時代に別れを告げて
大人の世界に足を踏み入れた大学時代
初めての混声合唱団
初めての恋人
初めての・・・
新しい事ばかり
私は、時には躊躇い
時には大胆に
私は外に内に模索を始めた
音楽もジャンルを問わず片っ端から聴いた
本も片っ端から読んだ
日が暮れて真っ暗になるまで
仲間と歌った
初めてのコンパという酒飲みの場で
酔いつぶれ
翌朝後ろめたさでバツが悪くなり
一人で布団にまた潜り込み
一人朝の静けさを噛み締めていた
男と女の違いをおぼろげに知り
おどおどと 
そのことが自分の身になり
また相手の心を傷つけ
私も傷ついた
合唱仲間との友情は歌うごとに強まり
至福の時代だった
ちゃらんぽらんで、遊んでばかりのような大学時代だったけれど
いつも私は、真剣だった
いい加減に物事にあたった事など無いような気がする
性格的に無理だった気がする
無理だったろう・・・
絶対に自分で納得しないと事を運ばない父の気質を
強く受け継いだのは幸か不幸か?
扱いにくいけれどもその事は私にとっては幸い
そんな、ちょっとは頑固に見える父の気質を受け継いだ事が
私は嬉しかった
卒業間際に父が死ぬまで、いえ
今でも 
今でもそう思う

今 私は一人静かに
高校から大学までの回想を書きながら
懐かしい思い出が心の中で
ふんわりとあたたかく
焚き火の残り火のようにパチパチと燃えているのがわかる
それは 神様
あなたから私への
昨日から今日までの辛い時間を過ごしたことへの
頂いた 代償のような気がしている


追伸:詩の中に書いたYou Tubeの音楽は全部コメント欄に貼ってあります。
どうぞお聴きになって下さい。


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