真夜中の啓示

私は腹を据えて入浴するため、本を持ってお風呂に入った
ゆっくり入浴するためには、本は私の必需品
その時
久しぶりに神様、天の父ちゃんからの声が
はっきりと聴こえた


真夜中、入浴中に突然シズコに下った神の啓示


「シズコ、おまえが持っている
『激しさ』も『瞬発力』も『熱い思い』も
全て俺が与えた
けれど今、おまえは激しさも瞬発力も全部
憎しみや殺意にしか向けてない
俺はそれが悔しい！
俺はそれが悲しい！
なんでお前は俺が与えた激しさを
憎しみに向けるんだ？
お前に俺が与えた激しさは
そんなことにおまえに使わせるためじゃない！
そして
おまえが憎しみに心奪われて
おまえ本来の良さと目的を見失って
時間も力も、無駄に使っているのが見ていて歯がゆい
おまえを揺すぶって
「目を覚ませ！」と叫んでやりたいほどだ！
シズコ、目を覚ませ！
自分が伸びる為に、人を踏みつけるな！
自分が伸びたかったら、自分で努力しろ！
それしか、真っ直ぐにおまえが伸びていく
方法は無いんだ！
シズコ、目を覚まして
方向を変えろ！
おまえに与えた温かさ
おまえに与えた激しさを
おまえが日の当たる中で成長する為に使え
人を蹴落とすな、人をさげすむな
それは、俺がおまえに与えたものじゃない
俺がおまえに本来与えたｐｕｒｅな気持ちを思い出せ
おまえの笑顔をもう一度思い出せ
おまえの笑顔で、おまえの明るいしぐさで
慰められる人がいることを思い出せ！

シズコよ
今の俺は
おまえを見ているのが辛い
シズコよ
もとのおまえに
真っ直ぐ太陽を見て臆すことなく進んでゆく
シズコに立ち帰れ！

俺はいつでも
おまえの側にいる

だから！
シズコよ！」

啓示が与えられたから
私は今日の朝ごはんの厚焼き卵を
胡麻油とお砂糖をたっぷり使って
笑顔で朝食に出そう
そう決めた！

「父ちゃん！眠い！
　寝る！」