ブルーアガベ Blue Agave

健康エージの甘味料。9000年前からのメキシコの先住民からの贈り物。

ピスタチオの甘バター

2006-09-15 15:04:13 | レシピー
ブルーアガベのシロップの良さは、食材の味を引き立たせる黒子的な存在だと言える。蜂蜜やメープルシロップのように個性が強くないので、どのような食材に対してもサポーター的な力を発揮する。そのために今までは考えられなかった、組み合わせも可能になる。

今日はピスタチオとの組み合わせを提案したい。ピスタチオの栄養成分は、ビタミンAからB-6、マグネシウム、鉄、銅、リン、チアミン、及び、カリウムを含む亜鉛までのミネラルが多いのが特徴的である。また、食物繊維が9.2%と多く、コレステロールは0であり、そして、脂質では飽和脂肪酸が極めて低くオレイン酸、リノール酸の単価不飽和脂(Monounsaturated Fats)酸が豊富に含まれている。これは、冠状動脈の心臓病の危険性を下げる役割を果たすため、健康な心臓にかかせないものである。(はてなダイアリーから抜粋)今日は、シバの女王も好んだと云うピスタチオを使って、甘いバターを提案したい。このレシピーは、アメリカの101 Cookbooks人気サイトから参考して作らさせていただいた。

ただ、その前にピスタチオの栄養価から見てみたい。このようなものをブルーアガベの調理をすることでますます健康的なバターの代替品が手に入れられるのだ。しかも自分で作ることによって、添加物を全く排したものができるだけでなく、何を食べているのか堪能をすることもできよう。

プスタチオの栄養価:
エネルギー  615kcal
ナトリウム  270mg
ビタミンB1  0.43mg
たんぱく質  17.4g
カリウム   970mg
ビタミンB2  0.24mg
脂  質   56.1g
カルシウム  120mg
ビタミンE   4.0mg
炭水化物   20.9g
マグネシウム 120mg
ナイアシン  1.0mg
灰  分    3.4g
リ  ン   440mg
食物繊維    9.2g
鉄       3.0mg
コレステロール 0mg

まず、材料としてはピスタチオをカップ1個、アーモンドをカップ一個、ともに殻とともに皮もきちんととっておく(色彩感覚のためだけ、色彩を気にしなければ薄皮を残しても構わない)、ブルーアガベカップ半杯、カップ半杯のお湯、塩を少々。

上記の材料をフードプロセッサーに入れて、ペースト状にまで持っていく。できたものをきれいな保存容器に入れておく。鮮度を守るために冷蔵庫に入れることを忘れないようにしよう。このピスタチオ甘バターを使い、お好きなパンにつけて食べれば健康なバターを楽しんでいただくことは可能だ。お試しあれ!


ピスタチオ

フルクタンを含むブルーアガベ

2006-09-15 05:03:12 | ブルーアガベ入門
日本の健康食品の中で、らっきょうのことが良く書かれるが、その元になっている要素がフルクタンと云う自然界の植物内に存在する高分子のポリサッカライドで、イヌリンの一種だ。フルクタンを構成する他のポリマーにはLevanあるいはGraminanなどのフルクタンもある。

ブルーアガベに入っているイヌリンのところでも説明をしたように、フルクタンは、ビヒィズス菌など腸内殺菌の成育促進効果や血中コレステロールを定価させる働き、糖の吸収を遅らせて食後血糖値の上昇を抑える作用があると云われている。より具体的な言い方をすれば、フルクタンは、ビフィズス菌などのエサとなり、その活性を促進して腸内環境を整えたり、食後の血糖値上昇を抑える作用があるわけだ。

フルクタンは、語源から見ても分かるように果糖の一種で果物や野菜の甘味成分なのだ。 甘さは、砂糖の2倍弱で、低温になるほど甘味を感じるという性質があり、そのために冷えたジュースやアイスクリームなどでも甘味料としては有効と云える。ただし、純粋フルクタンだけになると無味になる。 

肥満の予防や改善に期待がもてる成分であり、ブルーアガベの健康食品としての価値がいかに高いものなのか実証をしてくれている。蛇足だが、納豆のネバネバの主成分は、グルタミン酸というアミノ酸がつながったポリグルタミン酸、果糖という糖がつながったフルクタンというふたつの物質であることがわかっている。

このフルクタン摂取のための食材と云うことで日本では含有量が高い「らっきょう」が注目されているが欧州などではチコリーが地中海性気候にあうと云うことで注目されている。そのチコリーに関するオクスフォード大学のジャーナルによると世界の3大フルクタン潜在的な生産の容量を持っているものとしてブルーアガベ、アーティチョークとチコリが取り上げられている。英語だがその論文のリンクを下記につけたので参考にされたい。

オクスフォード大学ジャーナル