ブルーアガベ Blue Agave

健康エージの甘味料。9000年前からのメキシコの先住民からの贈り物。

先駆者の創る企業イメージ:京王アートマン聖蹟桜ヶ丘店

2007-08-02 00:19:17 | ブルーアガベ入門
マーケティング理論では、必ずしも良いものが成功するとは限らないのは誰でも分かっている。特に新規の商品で認知度が低いモノになると多くの小売店は、誰か他の小売店が頑張って成功するまで待つと云う「待ちの姿勢」を貫くことが多い。私がいた自動車業界では同じことが言えて、天下のGMは、フォード社がエキサイティングなクルマでヒットするクルマの出現を待ってから、GMはその後販売力と資金力をもってして追随することでも大いに間に合ったものだ。フォードのマスタングが大ヒットした段階でGMはその後カマロやファイヤーバードをつくり十分に間に合っていた。トヨタやホンダのハイブリッドの出現で見られるように、アメリカの自動車市場で日本車の評判はすこぶる良い。GMやフォードでハイブリッドで追随しているが、もはや、アメリカ車が追随しようとしても先端的なイメージはついて来ない。

最近のアメリカの傾向は、上に書いたように大手が「待つ」ようなことはしなくなってきている。と云うのも、他の成功を待つようなことをしていると企業イメージで追随的なイメージが定着してしまうからだ。消費者のために考えているイメージや地球環境貢献企業のイメージは一朝一夕で作り上げられるものではない。誰よりも早く、先端的でしかも商品力として論理的な発想につながるものを発売しているところが、人の流れを掴むようになるのは目に見えている。企業の「顔」をつくるのは商品価格の宣伝よりは、商品選択の機動力であり、それが時代の流れに適っていることが重要だと思う。その企業イメージを前面に出すようにすることが重要ではなかろうか。安いものを売っているだけでは、ヒトはついて来なくなるだろう。

これまで、多くのリテーラーは価格的に競争力を強化すると云うことで戦略を組んできたと云える。スーパーなどは、たまご、食パン、牛乳などはある程度赤字に近い価格帯でも人を引き寄せるための戦略としてきているのではなかろうか。でも、時代は飽食の時代、栄養過多の時代、成人病の時代、に突入していることから、今後価格基準、マス・ブランドの時代から、より機能性重視、添加物がない有機なのかどうか、減塩減糖対策品なのか、香辛料なら鮮度や美味の状況がどうなのかで商品の選択がされる時代に入ってきていると言えよう。

京王アートマン聖蹟桜ヶ丘店がブルーアガベシロップを販売し始めてもう3ヶ月ほど経っただろうか。その販売方法に力が入ってきているのを見ていると購買担当者が優れていることと販売フロア担当との連携が非常にうまく行き、京王アートマンの企業姿勢を強く打ち出している証左と云えなくもない。苦労して販売を始めているところは、購入し始めて行く消費者の「こころ」をがっちりと捉え始めていることと強く感じ取れる売り場の写真だ。来年当りは、メタボリック対策と云わなくともブルーアガベは光り始めているだろう。その販売を作り上げた、京王アートマン聖蹟桜ヶ丘店の幹部の決断力に頭が下がる思いだ。これが本当のマーケティングだ。

京王アートマン聖蹟桜ヶ丘店のウェブリンク

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