岩田家のガラス芸術 BLOG 岩田の事

炎の贈り物 藤七・久利・糸子が織りなす岩田家のガラス芸術

立春大吉 久利花器「雪牡丹」

2019-02-05 11:41:28 | 久利作品
立春大吉  久利花器 「雪牡丹」

平成31年が始まり、早立春を迎えました。


季節にあわせて飾る「雪牡丹」です。
制作年  1985年頃
サイズ  幅 21cm  奥行き 18cm  高さ 20cm



力強く、しかも美しい立ち姿。



雪の肌、縁と手の金箔が品格を表します。



「雪牡丹」は販売しております。
お問い合わせは下記へお願いいたします。


Verrerie Kumap  ヴェルリー クマップ
Tel:03-3553-5810 Fax:03-3553-5809
E-mail:vk@iwataglassart.com

岩田久利の作家紹介と経歴はこちら






岩田久利作品 秋の逸品展より

2016-11-01 20:35:24 | 久利作品
岩田久利作品 「秋の逸品展」より 

花器「湧く」 1993年 16×15×60cm  ¥2,000,000




「黒窯金彩高台」 1981年 20×20×42cm  ¥1,200,000



「金茶大壷」 1990年 25.5×25.5×29cm  ¥1,500,000



水指「青い流れ」 1986年 17×17×17cm  この作品は売却済みです。



「華文皿」 1980年 26.5×26.5×8.5cm  ¥400,000



「瑠璃盒子」 1980年 7.5×7.5×4cm  ¥500,000
 


「金彩盒子」 1983年 8×8×4.5cm  ¥500,000



「緋赤盒子」 1978年 8.5×8.5×5cm  ¥500,000




岩田久利の 一月

2016-02-02 11:01:12 | 久利作品
岩田久利の一月



制作風景 1981年 56歳


本年は久利の23回忌にあたります。
1994年1月68歳で亡くなった久利はその直前まで制作を続け、
数多くの作品を残しました。


今回は一月に出会った二つの作品をご紹介いたします。


1. 神奈川県立近代美術館

神奈川県立近代美術館は1951年、日本初の公立近代美術館として
鎌倉八幡宮内に開館しました。

建築家・坂倉準三の傑作と言われるこの美術館は、
八幡宮の平家池に美しく穏やかに佇み、
65年の間内外の近代美術を私たちに届けてくれました。

このほど閉館が決まり、最後の展覧会が昨年秋より本年1月31日まで
開催され、岩田藤七・久利の収蔵品も展示されました。
その一つをご紹介いたします。

なお神奈川県立近代美術館は今後、
2003年に新築された葉山館と、八幡宮側の鎌倉別館で活動を行います。


岩田久利作 花器  径 22cm 高さ 37cm  1987年制作

大きく十字にわかれた側面が目をひく作品です。
白いガラスの上に分厚く黒のガラスを被せ(きせ)、
模様の部分だけ後から削り取るという、
久利の珍しく大胆な技法です。
上下の首と台が全体を引き締め、迫力と魅力溢れる作品となっています。





2. ホテルニューオータニ 「鶴の間」 

岩田久利作 鶴のコロラート(ガラス装飾壁面)

2.5m×34m


2.5m×14m


2.5m×14m


1981年ホテルニューオータニに、当時日本一広い宴会場「鶴の間」が作られ、
壁面三方に鶴のガラス壁面を制作・設置しました。
ご親交を頂いていた当時の社長大谷米一氏より依頼があり、
久利はほぼ一年をかけて構想・制作し、代表作といえる大作となりました。

大谷氏は代々美術に造詣が深く、鎌倉には大谷美術館があり、
所蔵品の展示をされています。

「鶴の間」では著名な方々の宴会も多く開催され、先月も大関の披露宴がありました。




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岩田久利 黒と白の世界 展 より 作品No.9 NO.10

2015-11-04 18:00:00 | 久利作品
「岩田久利 黒と白の世界 展」より



No.9  岩田久利作 硝子額「輝」 1981年 横43cm 縦34cm  この作品は売約済みです。
久利が1981年、ホテルニューオータニの大宴会場「鶴の間」に鶴の硝子壁面の
制作をした折、十数点のみこのような硝子額を制作した。

様々な形の硝子の塊を組み合わせたもので、高さも不揃いで所々飛び出ている。
平面構成に見えるが、立体感ある作品。








No.10  岩田久利作 硝子額「在」 1981年 横27cm 縦21cm  ¥800,000
この作品も前作と同様に作られた。
透明なガラスの塊が勢い良く飛び出している迫力ある作品。




この作品は下記で展示中です。



会場 ヴェルリー クマップ 
      〒104-0041 東京都中央区新富2-4-14 新富田所ビル4F
            TEL:03-3553-5810



   土・日・祭はお休みです。 ご来場の節はご一報ください。


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「岩田久利 黒と白の世界 展」 より 作品No7 NO.8 

2015-11-03 23:41:49 | 久利作品
「岩田久利 黒と白の世界 展」より



Np.7  岩田久利作「黒窯葉文壺」 1989年 幅24cm 奥行23cm 高さ23cm  ¥400,000

黒は濃い紫系の色で、光に透かすとわずかに青みがかって見える。
久利は常々「真っ白と真っ黒のものはこの世にない。何か彩があるはずだ。」と言っていた。

この作品は同じ原料の黒をツヤとツヤなしの使い方で
文様を表現しており、久利が好んで用いた技法。






 No.8   岩田久利作「黒窯天通文壺」 1987年 幅25cm 奥行き25cm 高さ27.5cm  ¥800,000

この作品も前作と同様に作られた。
「天通」は、軟らかなガラスをテンと付け、そこからツーと引っ張って文様をつける技法と
雲のような文様が天に通じるという意味ということから名付けられた。







この作品は下記で展示中です。



会場 ヴェルリー クマップ 
      〒104-0041 東京都中央区新富2-4-14 新富田所ビル4F
            TEL:03-3553-5810



   土・日・祭はお休みです。 ご来場の節はご一報ください。


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