岩田家のガラス芸術 BLOG 岩田の事

炎の贈り物 藤七・久利・糸子が織りなす岩田家のガラス芸術

岩田ガラス -藤七・久利の花器と茶器ー 展

2010-12-10 13:52:24 | お知らせ
岩田ガラス -藤七・久利の花器と茶器ー 



町田市立博物館は、2002年に旧岩田工芸硝子株式会社より作品の寄贈を受け、国内有数のまとまった岩田ガラスのコレクションを有しています。今回の展覧会では、当館所蔵作品を含む約110点の作品を、花器・茶器・貝などのテーマごとにご紹介いたします。

ぜひ、お誘い合せ、ご来場下さい。


会 場  町田市立博物館 
      〒194-0032 東京都町田市本町田3562番地 TEL:042-726-1531

会 期  2011年1月8日(土)~3月6日(日) 9:00~16:30

休館日  毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休日)

主 催  町田市立博物館 

     http://www.city.machida.tokyo.jp

年末感謝SALE 2010

2010-12-02 08:59:50 | お知らせ
「年末感謝SALE 2010」



今年もあとわずかとなりました。

日頃の感謝を込めて、「年末感謝SALE」を
開催いたします。
数多くのお買い得品をご用意いたしましたので
是非この機会にお誘い合わせ、ご来場下さいます様
ご案内申し上げます。

会場 ヴェルリー クマップ 
      〒104-0041 東京都中央区新富2-4-14 新富田所ビル4F
            TEL:03-3553-5810

会期 2010年12月6日(月)~12月28日(火)土・日・祭日はお休み
    11:00~18:00
    

    ヴェルリー クマップ  岩田家のガラスアート 

久利への言葉  彩ガラスの四季 12月 入江相政

2010-12-01 09:00:00 | 久利への言葉
岩田久利 彩ガラスの四季  12月

2010年は(久利への言葉)の第一弾として、「彩ガラスの四季」を
12ヶ月にわたって掲載しております。
これは、1983年婦人画報に年間掲載されたものです。

1月 日本的淡雅と洋風な清新     谷川徹三  哲学者
2月 雪窓                  黒澤 明  映画監督
3月 斬新な造形と煌めく美しさ     橋本明治  日本画家
4月 省略された美の世界        武原はん  舞踊家
5月 美とロマンを担う作品       河北倫明  美術評論家
6月 機能的な形と蠱惑的な色彩    勅使河原宏 草月流家元
7月 繊細で洗練されたものが好き   森 英恵  デザイナー
8月 静けさと烈しさと         辻井 喬  作家
9月 かぎりないロマンを秘めて    松本幸四郎 歌舞伎役者
10月 優雅さと知性の結合       植村鷹千代 美術評論家
11月 キラキラとかがやく無限の芸術境 小倉遊亀  日本画家
12月 幻の光              入江相政  侍従長

今月は最終回、元侍従長・入江相政氏です。
歌人である入江氏は藤原定家の子孫で、京都の冷泉家の一族。
昭和天皇の侍従長を務められました。
ガラス工芸にも深い造詣を持たれ、藤七の頃よりご高覧、ご支援頂いておりました。


幻の光 入江相政(侍従長)


                                    撮影 藤森 武
              

これは、私の夢の光である。私の書斎は、あかるくはない。
窓の外には緑が一杯。高いところからアオギリが覆い、
その下に、キョウチクトウ、レンギョウ、ハゼ。
秋は深まりつつあるが、でもまだ緑である。
岩田久利さんの壺を、書斎の机の上に移して、ただただ見入っている。
地は朱色、竪に薄い黒の筋、その上に一面に散りばめられた金箔。
芸術院賞のお祝いのパーティーで私は「書や画は、とにかく手順が分かるが、
硝子工芸はさっぱり。そこが魅力」と言った。
友人が横でささやく「昨日テレビでやったじゃないか」と。
テレビカメラはまさに岩田さんの工房にはいった。
私もそれを見た。けれどもあんなことでわかるもんか。
まっ赤な、球に、どうしてこんな細かい細工を入れるのか。
わからなくていい。知らないうちに私の夢はかなえられるんだから。
これは私の夢であり、幻であり、幻の光なのである。



岩田久利の作家紹介と経歴はこちら

岩田藤七作 「黄輪文花器」  今月の作品 No.13

2010-12-01 08:59:55 | 今月の作品
今月の作品                           2010年12月1日
No.13  岩田藤七作 「黄輪文花器」

制作年  1972年
サイズ  幅 18.5cm  奥行 18.5cm  高さ 22cm

藤七が好んで使った黄色のガラス花器。



黄色は橙色・赤と同じくのガラスの発色の困難な色です。
軽快な輪の文様が浮かんでいます。



口は折り返して作られています。細い足が台に突き刺さっているようです。



撮影 中村明彦
輪の文様は、濃い瑠璃色・白・茶色が重なっています。

                     

岩田藤七の作家紹介と経歴はこちら



「今月の作品」は販売しております。  「黄輪文花器」 この作品は売却済みです。 
お問い合わせは下記へお願いいたします。

Verrerie Kumap  ヴェルリー クマップ
Tel:03-3553-5810 Fax:03-3553-5809
E-mail:vk@iwataglassart.com