岩田家のガラス芸術 BLOG 岩田の事

炎の贈り物 藤七・久利・糸子が織りなす岩田家のガラス芸術

秋のガラス「花を待つうつわ展」

2010-09-16 11:57:18 | お知らせ
秋のガラス「花を待つうつわ展」




秋の草花美しい季節になりました。
今回は、「花を活かし」、「花に生かして頂く」
花器をテーマに、各作家作品を選び、
展観、販売いたします。
是非ご高覧下さいます様ご案内申し上げます。

会場 ヴェルリー クマップ 
      〒104-0041 東京都中央区新富2-4-14 新富田所ビル4F
            TEL:03-3553-5810


会期 2010年9月16日(木)~10月15日(金) 11:00~18:00
    第二弾 10月29日(金)まで


    ヴェルリークマップ  岩田家のガラスアート 


久利への言葉  彩ガラスの四季 9月 松本幸四郎

2010-09-01 13:30:00 | 久利への言葉
岩田久利 彩ガラスの四季  9月

2010年は(久利への言葉)の第一弾として、「彩ガラスの四季」を
12ヶ月にわたって掲載しております。
これは、1983年婦人画報に年間掲載されたものです。

今月は、二人の先代・松本白鸚氏と岩田藤七の頃より親交のあった、
歌舞伎俳優 松本幸四郎氏です。
藤七も久利も歌舞伎や邦楽を好み、芝居や演奏会にしばしば出向いていました。
重厚で端正な演技はもとより、舞台装置や衣裳の色彩、様々な邦楽の演奏など、
日本の感性の集約とも言える世界を敬愛し、多くの作品にそのイメージを表現しました。


かぎりないロマンを秘めて      松本幸四郎(歌舞伎俳優)

撮影 藤森 武

岩田先生とは、今は亡き双方の父親の代からおつき合いさせていただいており、
二代にわたって、折にふれいろいろな花器をお贈りいただき、大切に愛用いたしております。
私はガラスが大好きです。かつて正倉院御物のペルシャのガラスに魅せられました。
舞台での演技は、最初は無駄が多いものですが、だんだん腕をみがいてくると、
洗練された芸になっていくのです。上等な芸は無駄が無く、軽やかで、人の心をうつものです。
岩田先生の作品にも、相通ずるものがあるのではないかと思います。
目に見えない努力と忍耐と技術が込められているであろうことが、よくわかります。
ガラスは、はかなく壊れやすい命だからか、この作品のように透明感のあるガラスを見ると、
美しいセクシーな女性を思い、また、透明感を通していきいきとしたロマンを感じるのです。
ガラスは、人間の生み出した芸術品の最高傑作かも知れません。

岩田久利の作家紹介と経歴はこちら


岩田久利作 「瑠璃砡空文花器」 今月の作品 No.10

2010-09-01 13:26:00 | 今月の作品
今月の作品                           2010年9月1日
No.10  岩田久利作 「瑠璃砡空文花器」

制作年  1990年
サイズ  横 20.5cm  縦 20cm  高さ19.5cm

瑠璃色の地に、空色のうねりの文様の入った花器です。


瑠璃色はガラスを代表する、濃い青の色です。
「瑠璃」という語はガラスそのものを指す場合もあります。



また、砡空(ぎょくそら)はトルコブルー、不透明な青の色をこう呼びます。



せり上がる、生き生きとしたうねりの文様。
先月の「孔雀文花生」と基本的には同じ技法を用いているのですが、
線の太さ、巻き方によってこのような大胆な作品にもなります。

                          撮影 中村明彦



岩田久利の作家紹介と経歴はこちら


「今月の作品」は販売しております。 「瑠璃砡空文花器」 ¥400,000
  
お問い合わせは下記へお願いいたします。

Verrerie Kumap  ヴェルリー クマップ
Tel:03-3553-5810 Fax:03-3553-5809
E-mail:vk@iwataglassart.com


東京国立近代美術館工芸館名品展 四季の花を愛でる 

2010-09-01 13:25:00 | お知らせ
東京国立近代美術館工芸館名品展
四季の花を愛でる 銀座で味わう、近代の精華


日本の四季の暮らしを彩どる、花をテーマに作られた工芸品。
陶磁、ガラス、漆工、金工、木・竹、染織、人形、グラフィックデザインなど、
東京国立近代美術館の収蔵品から厳選された約80点による、花々の競演です。

岩田久利の作品が出品されています。

どうぞお誘い合せ、ご来場下さい。

会場 和光本館 6階 和光ホール 
      〒104-8105 中央区銀座4-5-11 TEL:03-3562-2111

会期 2010年8月26日(木)~9月11日(土) 10:30~18:00(最終日は17:00まで)

主催 和光、東京国立近代美術館 


展覧会のご案内 http://www.wako.co.jp/exhibitions/




五味康祐の世界 -作家の遺品が語るものー 展

2010-09-01 13:24:00 | お知らせ
五味康祐の世界 -作家の遺品が語るものー 展

五味康祐の遺品のうち、文学資料をはじめ美術工芸、歴史資料、蔵書、音楽や
オーディオ資料など多分野の遺品を展示する、はじめての回顧展です。

五味氏が所蔵していた、岩田藤七の作品「替麦稈手鉢」が展示されます。

どうぞお誘い合せ、ご来場下さい。


会場 練馬区立石神井公園ふるさと文化館 2階 企画展示室 
      〒177-0041 練馬区石神井町5-12-16 TEL:03-3996-4060

会期 2010年9月5日(日)~10月11日(月・祝) 9:00~18:00


主催 練馬区/(財)練馬区文化振興協会 URL http://neribun.or.jp/zaidan/