岩田久利 彩ガラスの四季 3月
2010年は(久利への言葉)の第一弾として、「彩ガラスの四季」を
12ヶ月にわたって掲載しております。
これは、1983年婦人画報に年間掲載されたものです。
今月は、日本画家・橋本明治氏です。
藤七の頃から親交があり、ガラスに大変理解の深い方でした。
3月 斬新な造形と煌く美しさ 橋本明治(日本画家)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/9d/6f94475bbe4ddc3d131f973ccf1616f7.jpg)
撮影 藤森 武
私がガラスに興味を持ち始めたのは、先代藤七先生の御作に接してからだった。
藤七先生、久利さんの展覧会を何度か観覧しているうちに、ほんとうにガラスの
魅力というものに取り憑かれたような感じになった。鮮やかな色彩、斬新な造形、
透明感に加え、煌めくような美しさである。この花器にしても何か花のようでもあり、
水中に揺らめくような感じでもあって、大変プレーンな不思議な造形だが、
中心から上下に暈した色具合といい、非常にバランスがしっかりしている。
いつかフト廻したテレビに偶然、久利さんの工房が出てきて、熱風の前で、
熱いガラスを出したり、吹いたり、瞬間に勝負をきめる緊張感に溢れた彼の姿があった。
あの華奢な体の何処にあのようなエネルギーが秘められているのか、また、父上とは違った
強烈な個性の上に父子二代にわたる才能の花が、さらにどのような形になって開くのか、
期待と共に非常にたのしみにしている者の一人である。
岩田久利の作家紹介と経歴はこちら
2010年は(久利への言葉)の第一弾として、「彩ガラスの四季」を
12ヶ月にわたって掲載しております。
これは、1983年婦人画報に年間掲載されたものです。
今月は、日本画家・橋本明治氏です。
藤七の頃から親交があり、ガラスに大変理解の深い方でした。
3月 斬新な造形と煌く美しさ 橋本明治(日本画家)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/9d/6f94475bbe4ddc3d131f973ccf1616f7.jpg)
撮影 藤森 武
私がガラスに興味を持ち始めたのは、先代藤七先生の御作に接してからだった。
藤七先生、久利さんの展覧会を何度か観覧しているうちに、ほんとうにガラスの
魅力というものに取り憑かれたような感じになった。鮮やかな色彩、斬新な造形、
透明感に加え、煌めくような美しさである。この花器にしても何か花のようでもあり、
水中に揺らめくような感じでもあって、大変プレーンな不思議な造形だが、
中心から上下に暈した色具合といい、非常にバランスがしっかりしている。
いつかフト廻したテレビに偶然、久利さんの工房が出てきて、熱風の前で、
熱いガラスを出したり、吹いたり、瞬間に勝負をきめる緊張感に溢れた彼の姿があった。
あの華奢な体の何処にあのようなエネルギーが秘められているのか、また、父上とは違った
強烈な個性の上に父子二代にわたる才能の花が、さらにどのような形になって開くのか、
期待と共に非常にたのしみにしている者の一人である。
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