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9月6日(火)

2016年09月25日 13時22分22秒 | 2016年

  6時起床。身支度を整え、7時半から朝食。テラス席で、マンゴー、パパイヤ、パイナップルのフルーツ三昧。おまけにグァバジュースも。他にも、チーズやグァバを煮詰めたジャム、パン、スクランブルエッグも出てきた。全体的にどれも美味しかったが、中でもマンゴーがとにかく美味しくて、妻と取り合いになった。日本のマンゴーとは少し異なる味で、甘酸っぱさが絶妙。宮崎産や沖縄産の高級なマンゴーも食べたことがあるが、それよりもはるかに美味しい。また、グァバを煮詰めたジャム的なものやクッキー的なパンも美味しくて、後者はこっそり持ち帰った。

マンゴー、パパイヤ、パイナップル。

手前にあるのがグァバを煮詰めたジャム的なもの。奥がチーズ。

右側にある細長いクッキー的なパンが、何となく懐かしい甘さがあって美味しい。

  朝食を終えてからは、テラスでのんびりと葉巻を吸ってみたり、屋上から景色を眺めたり。屋上にはソファも用意されていて、眺めも居心地も良い。滞在がもう1泊長ければ、日がな一日この場所でゴロゴロしていたいところだ。 

ちなみに、エアコンはPanasonic製、テレビはSony製のものが使われていた。ちょっと誇らしい。

  今日は、私がこの旅行で一番楽しみにしている、ホースライディング。馬に乗って片道約2時間を掛け、滝を目指す。出発場所に着くと、たくさんの馬たちが待機していた。待機時間が結構あったのだが、自由に馬と触れ合えるこの場所にいるだけでも十分幸せな気持ちになる。

  馬にまたがり、出発。

消防車が川に入って給水?している。

  大草原や森の中を歩き、時には川も渡る。景色がとにかく雄大で、馬の足音をBGMにしながら眺めると本当に気持ちが良い。ただ、私が乗ったお馬さんはかなりのじゃじゃ馬だった。集団の先頭にいるのが好きらしく、追い抜かれると勝手にペースを上げ、時には走り出す。それを御すのがすごく大変で、手綱を強めに引きながら「大丈夫、大丈夫」と声をかけ、首筋を撫で、とにかくなだめてなだめての繰り返し。しかし、それだけだとストレスになるだろうから、時には自由に早足もさせてあげる。そうしてコミュニケーションを取っていくと、段々と意思疎通が出来るようになってきて、手綱を軽く動かすだけで思った通りの動きをしてくれるようになった。その段々と通じていく感じがとにかく嬉しくて、どんどん自分の馬が愛らしくなっていった。

  途中のレストランで少し休憩。私たちのためというよりは、馬のための休憩だろう。さすがに2時間近く人を乗せっぱなしなのは可哀そう過ぎる。お疲れ様でした。もう少し頑張ってね。

私たちはさとうきびのジュースで休憩。冷たくてさっぱりとした甘さで、渇いたのどが一気に潤っていく。

昼食用に、羊肉を煮込んでいる。ちょっと食べさせてもらったらめちゃくちゃ美味しくて、昼食は帰りにここで食べることにした。

  休憩を終え、再び馬にまたがる。コミュニケーションも円滑になってきて、景色を楽しむ余裕もどんどん出てくる。

  目的地に到着。お馬さんたちは川沿いの木陰で休憩。私たちは、そこから少し歩いて滝を目指す。

  川の水はとても綺麗で、入るとひんやりとして気持ち良い。また、滝壺はかなり深くなっているので、滝の上から飛び込むこともできる。高所恐怖症の私も意を決してチャレンジしてみたが、背中とお尻から水面に落ち、めちゃくちゃ痛かった。また、浅瀬では魚が泳いでいるところも見え、何度も捕まえようと試みたものの、毎回あっという間に逃げられてしまった。

  再び馬にまたがり、帰途につく。帰り道は、彼の希望に出来るだけ沿うように、集団の先頭を歩くよう心掛けた。ただ、うっとうしいフランス人2人が競りかけて来たりして、イライラ。元々の歩くスピードがこちらのほうが早いので、手綱を引かないと自然と先頭に立ってしまうのだが、その度に向こうは馬を走らせて追い抜こうとしてきて、自分の馬と2人だけでまったり歩きたい私は本当にイライラし、危うく放送禁止用語を叫びそうになる。それは私だけでなくお馬さんもそうだったようで、仕舞いには向こうの馬とフランス人の足に向かってヒップアタックをして(これは私が操作したわけではない)、戦意を喪失させていた。予想とは違う形だが、人馬一体になった瞬間だった。これには、現地のトレーナーさんも密かにこちらへグッジョブ・サイン。お馬さん、やるじゃないか。

  昼食は、往路で休憩したレストランで。先ほど煮込んでいたマトン肉が出てくる。味は先ほどと同じように甘辛くて美味しく、たくさん日差しを浴びて疲れた身体に浸み込んでいくようだった。

よくわからない調味料。ちょっとピリ辛でお酢の味がした。

バナナに甘辛いタレをつけたもの。キューバのバナナは甘さ控えめなので、このタレとよく合う。

マトン料理。絶妙の甘辛煮で、お肉もジューシー。

妻はチキンを選択。

デザート。ここでも、やっぱりマンゴーが美味しすぎる。

  食事をしていると、猫や鶏が餌を求めて集まってくる。こういう姿に弱い私は、ついつい色々とあげてしまう。ただ、あげるときはきちんと平等にという風に決めているので、そのために直接手で食べさせるのだが、鶏の口ばしは結構痛かった。

満腹になったら、足元でお昼寝。

  ファッキンなフランス人を駆逐するというイベントもあったが、無事に出発地に戻ってくることが出来た。合計で4時間近く馬に跨っていたので、足や腰、特にお尻と馬体を挟んでいる内腿はバッキバキに筋肉痛になっている。しかし、一番大変だったのはもちろんお馬さんたちである。本当にありがとう。君の頑張りと強気な性格のおかげで、素晴らしい思い出が出来ました。これからも、怪我には気を付けて、集団の先頭を堂々と歩いてください。

  宿に戻ってきたのは16時前。さすがに日中ずっと外で日に当たっていたので、日焼けで体中が痛いし、とにかく疲労困憊。シャワーを浴びて全身の汗を流してから、ベッドで爆睡する。

  20時前に目を覚まし、お土産探しと夕食へ出かける。相変わらず夜は賑やかで、至る所で音楽が流れている。

  夜も開いているお土産屋さんで、トリニダー名物のファゴッティングという手法で作られた手芸品を見る。普通の布から糸を間引いて模様を作るという手法で、1つを作るのに大変な時間が掛かるものである。ここでは妻も私も、主に家族や親戚へのお土産を購入した。

  夕食は、「Pizza」「Spaghetti」というメニューに惹かれてお店を選ぶ。キューバで食べられているピザやスパゲッティがどんなものなのか気になったのだ。出て来たピザはもちもちしたフォカッチャのような生地でほんのり甘く、チーズとソーセージの塩味が効いて良いバランスになっている、比較的シンプルな味。スパゲッティは、ミートソース風のソース、というか汁がお皿の底に溜まっていて、混ぜて食べるものの、かなり薄味で塩を振って食べた。ただ、麺は古き良き昔のスパゲッティという感じで美味しい。どちらも、日本で食べるものとはかなり違う味。食べてみて良かった。

  宿へ戻り、再び爆睡。色々な意味で全身が痛い。


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