【速報】ノーベル生理学・医学賞 ビオンテック社顧問 カタリン・カリコさん(68)とドリュー・ワイスマン教授(63) 新型コロナウイルスワクチンに欠かせない技術を開発
タイムリーな受賞ですね!mRNAのワクチンが受賞につながりましたが、その前には1990年代からの地道な基礎研究がありました。
10/2(月) 18:46配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
カタリン・カリコさんとドリュー・ワイスマン教授
速報です。
今年のノーベル生理学・医学賞にファイザーなどの新型コロナウイルスワクチンに欠かせない技術を開発したドイツ・ビオンテック社の顧問、カタリン・カリコさん(68)らが選ばれました。
【写真で見る】授賞式の様子、受賞者の写真 ワクチン接種を受けるカリコ氏の姿も
生理学・医学賞に選ばれたのはドイツ・ビオンテック社の顧問でアメリカ・ペンシルベニア大学客員教授のカタリン・カリコさん(68)、同じくペンシルべニア大学のドリュー・ワイスマン教授(64)です。
ドイツ・ビオンテック社の顧問 カタリン・カリコさん(68)
カリコさんとワイスマンさんはファイザーとモデルナ製ワクチンで採用されているmRNA=メッセンジャーRNAワクチンを長年、共同で研究してきました。
mRNAワクチンはウイルスなどの代わりにウイルスの設計図を体内に入れることで抗体を作るもので接種時に予防対象の病気にかかるリスクや遺伝子への影響がないとされています。
従来のmRNAは体内で異物と認識され炎症が起きてしまいましたが、カリコさんらはmRNAの一部を組み換えることで異物と認識されなくなることを発見。
さらに、組み換えにより抗体を作る働きが大幅に増進することも発見しました。この技術が確立されていた事が、新型コロナワクチンの迅速な開発や大量供給を可能にしました。