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口ベタでもナンパできる。20代女子に聞いた「一番いいホテルの誘い方

2024年07月11日 23時05分33秒 | 女と男のこと
口ベタでもナンパできる。20代女子に聞いた「一番いいホテルの誘い方

これまでSPA!では、意中の女性を口説くためのさまざまな恋愛メソッドを紹介してきたが、これにより「デートへの誘い方」「デート中の会話術」「ホテルへの誘い方」など、恋愛における各ステップについてあまたの攻略法が飛び交うことにもなった。  

そこで今回は、各界の恋愛のプロたち一人一人の、出会いからクロージングまでの“俺流”をそれぞれ解説付きで紹介。恋愛に不慣れな人も、成功者の思考と行動をマネすれば、うまくいくこと間違いなしだ! 


渋谷で戦うのはツライ! そんな初心者&人見知りでもできるナンパ術

  ナンパと聞くと一見“陽キャ”のみに許された恋愛術だが、軽快なトークが苦手な人にも勝機はある。

『口ベタ営業マンが渋谷ギャルをナンパし続け半年後に1億の契約をとった件』の著者・なべおつ氏が秘伝のテクを伝授してくれた。 「競争相手やナンパ慣れしたコが多い渋谷や六本木に比べて、中野や吉祥寺は話を聞いてくれるコが多く、私は声をかけて飲みに行けなかったことは一度もありません」 

 声のかけ方自体も一工夫。 「口べたな人は『こんばんは、ナンパです』と、潔く目的を伝えるのがオススメです。あるいはタイプの女性とのすれ違いざまに『え、かわいい……』と心の声が漏れてしまった体でつぶやくのも手。  私はこれを『幸せを振りまくナンパ』と呼んでいるのですが、相手がノリのいいコだったり、酔っ払ってテンションが高かったりすると、『ありがとー!』と振り返ってくれて、そこから会話が始まることもあります。話しかけていないのでスルーされても傷つきません」 

 飲みに行けずともLINE交換ができればOK。後日「無視されないLINE」でデートに誘う。 「『無視されない=断りやすい』誘いです。『来週の金曜日空いてたら飲みに行きませんか?』と具体的に誘えば、無理でも『予定があるから』と返事が来やすく、次に可能性を残せます」 

 首尾よくデートにこぎつけたら、臆せず恋愛トークを展開すべし。

 「恋愛トークなしでホテルに至ることはありません。『どういう人だと一緒にいて楽しい?』と具体性を少し高めて質問すると相手が答えやすいです。終電近くになったらクロージング。  

ちなみに20代の女のコたちに聞いたところ、『もう眠いから、(一緒に)寝よっか』という誘いが一番いいそう。店を出たタイミングで誘いましょう」  口べたなりの戦い方があるのだ。



4/21/2020

これまでSPA!では、意中の女性を口説くためのさまざまな恋愛メソッドを紹介してきたが、これにより「デートへの誘い方」「デート中の会話術」「ホテルへの誘い方」など、恋愛における各ステップについてあまたの攻略法が飛び交うことにもなった。  そこで今回は、各界の恋愛のプロたち一人一人の、出会いからクロージングまでの“俺流”をそれぞれ解説付きで紹介。恋愛に不慣れな人も、成功者の思考と行動をマネすれば、うまくいくこと間違いなしだ! 

渋谷で戦うのはツライ! そんな初心者&人見知りでもできるナンパ術
 ナンパと聞くと一見“陽キャ”のみに許された恋愛術だが、軽快なトークが苦手な人にも勝機はある。『口ベタ営業マンが渋谷ギャルをナンパし続け半年後に1億の契約をとった件』の著者・なべおつ氏が秘伝のテクを伝授してくれた。 「競争相手やナンパ慣れしたコが多い渋谷や六本木に比べて、中野や吉祥寺は話を聞いてくれるコが多く、私は声をかけて飲みに行けなかったことは一度もありません」  

声のかけ方自体も一工夫。 「口べたな人は『こんばんは、ナンパです』と、潔く目的を伝えるのがオススメです。あるいはタイプの女性とのすれ違いざまに『え、かわいい……』と心の声が漏れてしまった体でつぶやくのも手。  私はこれを『幸せを振りまくナンパ』と呼んでいるのですが、相手がノリのいいコだったり、酔っ払ってテンションが高かったりすると、『ありがとー!』と振り返ってくれて、そこから会話が始まることもあります。話しかけていないのでスルーされても傷つきません」  

飲みに行けずともLINE交換ができればOK。後日「無視されないLINE」でデートに誘う。 「『無視されない=断りやすい』誘いです。『来週の金曜日空いてたら飲みに行きませんか?』と具体的に誘えば、無理でも『予定があるから』と返事が来やすく、次に可能性を残せます」  首尾よくデートにこぎつけたら、臆せず恋愛トークを展開すべし。 「恋愛トークなしでホテルに至ることはありません。『どういう人だと一緒にいて楽しい?』と具体性を少し高めて質問すると相手が答えやすいです。終電近くになったらクロージング。  ちなみに20代の女のコたちに聞いたところ、『もう眠いから、(一緒に)寝よっか』という誘いが一番いいそう。店を出たタイミングで誘いましょう」  口べたなりの戦い方があるのだ。 
なべおつ氏

【なべおつ氏】 ナンパ師。ブログでも「渋谷で働く営業マンのナンパ日記」でナンパ・合コンなどについて体験談を絡めたコラムを執筆


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少子化、高校生が止めます 女子高生らが婚活イベント

2024年07月10日 23時05分42秒 | 女と男のこと
「高校生が、婚活イベントを企画しています」。そんな情報が、西日本新聞「あなたの特命取材班」に寄せられた。


6・20・2021

準備を進めるのは、熊本県菊池市の菊池高商業科3年生たち。教室や体育館を舞台に青春の一ページを再現し、甘酸っぱい「出会い」を演出する。支援を予定する市は「高校生ならではのアイデアが詰まっている」と熱い期待を寄せる。

 企画の最大の特色は「時間割」。早朝の登校(集合)時間から時間割に沿ってイベントを進行させていく。「学校は安心感があり、青春時代にタイムスリップでき、会場費もかからない」と発想した。「担任役」も登場する。自己紹介やアプローチの仕方などを指南するのは、熊本市の婚活コーディネーター荒木直美さん(52)。これまでに1500組以上のカップルを誕生させてきた実力派だ。

 計画では、2限までは荒木さんの授業(事前レクチャー)や対面式。3、4限は特産品の調理実習で、料理を昼休みの自由時間に食べながら緊張をほぐす。ただし、この昼休みもうかうかしてはいられない。気になる人の靴箱にラブレターをしのばせることができ、ライバルを出し抜くチャンスなのだ。5限のドッジボールは「意中の人からのボールには当たりに行く」などの特別ルール。6限は告白タイムとなる。

 同校によると、商業科3年生は2年次から、6グループに分かれて地域課題を見つけ、解決策を提案・実行する授業に取り組んできた。婚活イベントを企画する生徒たちによると、同市で少子高齢化が進む現状を学び、このままでは地域経済も衰退すると憂慮したという。未婚率の上昇が少子化の一因と知り、出会いの場づくりに一役買おうと、企画を練ってきた。

 10月開催を目指し、学校や市と募集方法や参加者名簿の管理などの役割分担を詰めていく。荒木さんは「日本の未来を背負う世代が、純粋な気持ちで結婚問題を考えてくれることは、未婚化が進む社会への問題提起になる。当事者(独身者)だけでなく、地域や私たち結婚支援者にとってもありがたい」と話す。

  企画グループの東采輝(さやか)さん(17)は「自信を持ってやり遂げ、カップル成立を成功させたい」と意気込んだ。 


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パパ活をやめた女子大生、度重なるトラブル被害で心に深い傷… 「男の4割は金を払わない。避妊しない」

2024年07月04日 03時05分41秒 | 女と男のこと


現在、大学4年生の香織さん(22歳・仮名)は、大学1年生の夏からパパ活を始めた。サークルの活動費や交際費などで出費が増えたためだった。一般的なアルバイトだと、給料が翌月に払われることが多い。すぐに現金が必要だった香織さんは、手っ取り早く稼げる方法をインターネットで調べるうちに、パパ活を知った。

失恋したばかりで、自暴自棄になっていたことも背中を押したという。

(中略)

そして40代の会社員と会うことに。最初は顔合わせとして、お茶をするだけの約束で、その分のお金ももらえる予定だった。だが、喫茶店を出た後にレンタルルームに誘われ、されるがままに性的な関係を持つことになった。

「誘われたとき、『あれ?』と思いましたが、気さくな人だったし、そういうことを求めてくるとは想像がつきませんでした。あと、もしかしたら『お手当』をもらえるかも、という期待もあって、断れませんでした」

だが終わった後、男性が「これ、交通費ね」と差し出したのは、500円だった。ちなみに、香織さんにとっては初めての性体験だった。そのときの気持ちをこう振り返る。

「悲しいというか、ただうつろな感じでした。喪失感がすごく大きかったです。同時に、自分が金銭的な価値を付けられる人間だと知って、体を仕事道具だと割り切って稼ぐしかない、と思うようにもなりました」

(中略)

●「一緒にお金を取りに来て欲しい」40代男性は逃げた
だが、危険とリスクはつきものだ。ある日、40代男性と会うことになった香織さん。「可愛いから10万円あげる」と言った男性とともに、ホテルに行くことになった。しかし男性は、ホテル代を香織さんに支払わせた上、肝心の10万円は「近くのビジネスホテルに滞在していて、そこに置いてある」と言い出したのだ。

「部屋までお金を取りに来てほしい。プレゼントも用意している」と言った男性を信じ、着いて行くことに。一緒に部屋まで行こうとすると、男性は香織さんを振り切ってエレベーターに乗り、逃げてしまった。やり取りしていたサイトでもブロックされ、連絡は取れなくなった。

「パパ活って、最初にお金をもらっておかないと、ほとんどの場合払ってもらえません。でも切り出しにくいし、『信用していないのか!』と怒らせてしまったらどうしよう、みたいな気持ちもあって、なかなか言えないんです」

トラブルは金銭面だけでない。ホテルで性行為中、無断で顔を映され、動画を撮られてしまったこともある。流出しないか、今でも怖いという。

●「約4割の男性とトラブルがあった」
香織さんは、パパ活で出会った約70人の男性の内、約4割の男性と何らかのトラブルがあったと振り返る。

「お金を払わないとか、避妊をしないとか…。でも、そういう人も悪いけど、パパ活をしてる自分にも責任がある。よくないことをしておいて、人に助けてとか、話を聞いてとか言えないこともわかっています」

現在、香織さんはパパ活をやめ、新しい彼氏もいる。しかし、パパ活は気が付かないうちに、香織さん自身に大きなダメージを与えていたようだ。男性との付き合い方、性交渉に対する価値観は大きくブレたままだ。

「彼氏とホテルに行ったら、パパ活のことがフラッシュバックして、泣いてしまったんです。結局、最後までできませんでした。自分が楽しむためじゃなく、誰かに商品として求められてじゃないとできなくなってしまいました。自分にとって、性行為は自傷なのかもしれない」

また幸せで穏やかなときよりも、つらく苦しい状態があるべき自分だという感覚に陥り、その状態を自ら作ろうと、生活も乱れてしまっているという。そのように傷を抱えていることを自覚しながらも、パパ活を再開する可能性はあると、香織さんは話す。

「緊急事態宣言で、アルバイトがなくなってしまったんです。稼ぐための選択肢として知ってしまっているので、『困ったら最悪パパ活すればいいか』みたいな気持ちはあります。もう懲りたからやらない、とは言えないです」

最後に香織さんは、これからパパ活を始めようとしている女性に、こう忠告した。

「SNSには、パパ活をしている女性の『一緒に映画を観に行っただけで何十万円もらえた』とか、派手な話がバズってますよね。でも、そんなのは本当に一握りです。普通の女子大生が危険もなく、たくさん稼げることはあり得ない。変に夢を持たない方がいいです」


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女子校育ちで一度も交際経験のない36歳の葛藤

2024年07月01日 22時05分44秒 | 女と男のこと

女子校育ちで一度も交際経験のない36歳の葛藤

4・2・2020


結婚相談所での活動者の中には、生活圏内の自然な出会いで、恋愛をまったく経験してこなかった人たちもいる。30歳を過ぎ、40歳を過ぎて周りを見渡せば、友人たちのほとんどが家庭を築いていて、「私も結婚したほうがいいのではないか」と、相談所の門戸をたたく。

 仲人とした婚活現場に関わる筆者が、毎回1人の婚活者に焦点を当てて、苦悩や成功体験をリアルな声と共にお届けしていく連載。今回は、「人生における恋愛の熱量」について考えたい。 
 
■男性と付き合った経験が一度もない

 吉田友美(仮名、36歳)は、相談所での活動歴が4カ月になるが、これまで男性と付き合った経験が一度もない。

  結婚相談所の場合、見た目や写真がきれいに撮れているかどうかの個人差もあるが、30代半ばならば最初の2カ月は、月に30~40件近くの申し込みがかかる。すでに登録している既存会員が一斉に新規参入者を見て、申し込みをかけてくるからだ。これを業界用語では“お見合いバブル”と呼んでいる。
 
 真っ黒なストレートのロングヘアで清楚な美人顔の友美には、2カ月で100を超えるお申し込みがあった。しかし、お見合いをしたのは、月に1回程度。私が、「この方は条件もいいし、都内の方だし、お会いしてみたら?」と強く勧めた人たちとだけ会っていた。

 そして、お見合い4人目まではお断りしていた友美だったが、5人目にお会いした米川隆次(仮名、39歳)には“交際希望”を出し、交際することになった。

  「今までお会いした人たちの中で、1番話しやすかったですし、見た目もすてきでした」
 
 隆次は、1部上場企業の社員で、身長175センチ、年収も800万円あり、サイドを短く刈り込んだヘアスタイルには、清潔感があった。

 しかし、「これまで一度も男性とお付き合いしたことがない」という友美は、どのように交際をしたらいいのかわからず戸惑っていたので、私は、こうアドバイスをした。

  「まず連絡は、小まめに取り合うことですよ。 LINEはもう交換したの?  婚活にとってのLINEは、連絡ツールではなく、コミュニケーションツールなんですね。ファーストコールでデートの日を決めて、そこからぱったりと連絡が途絶えて、会う直前に前日確認するような業務連絡LINEを入れ合うカップルは、交際も短命なの。お付き合いをするようになって、テンションが上がっていたのに、連絡を取らない期間に下がってしまうから。1回下がったテンションは、なかなか上がらないんですね。

最低でも1日1回は、 LINEで連絡を送り合って、何でもいいから日常のたわいもない出来事を話したほうがよい。あと、女性は待っているだけではダメですよ。自分からも積極的に連絡を入れる。LINEだけでなく、電話で生の声を聞いて話すのも大切ですね」

 根がまじめなのだろう。友美はメモを取りながら話を聞いていた。私はさらに、結婚相談所で婚活をするというのは、どういうことなのかを話した。

  「婚活をするというのは、婚活市場に自分を棚卸しすることなんです。つまりね、商品はたくさん並んでいるの。お相手から“いいな”と手に取ってもらえたら、こちらも選んでもらえるようにアピールしないといけない。そうじゃないと、自らをアピールして選んでもらう努力をしている人たちに負けてしまうの。ただボーッとしていたら、棚に戻されてしまうんです」 
 メモをしていた友美がペンを止めて、困惑したように言った。

 「でも、男性と付き合うのは初めての経験なので、自分から積極的にLINEや電話をするのは、ハードルが高いです」

  「だったら、LINEがきたらすぐに返事を返しましょうね。電話に出られず着信歴が残っていたときには、気づいた時点で折り返す。電話をかけるハードルが高いのなら、『お電話に出られなくてごめんなさい。今なら大丈夫ですよ』とショートメールを入れましょうね」
 
■なぜこれまで恋愛してこなかったのか

 入会面談のとき、「男性とまったくお付き合いをしたことがない」という友美に、「『好きです』と告白されたり、『付き合ってください』と言われたりしたことはなかったの?」と聞くと、『一度もありません』という答えが返ってきた。

 さらに、こう続けた。

 「中学、高校は私立の女子校でしたし、大学も女子大でしたから」

  周りに女性しかいない環境だったからだと言いたいのだろうが、女子高、女子大育ちでも、男性とお付き合いしている女性たちは、大勢いる。部活で男子校と交流会をしたり、インカレでほかの大学の男子と仲良くなったり、バイト先で出会ったり、男性と触れ合うチャンスはいくらでもあったはずだ。


これは単に恋愛への興味が薄かったからではないか。学生時代に何に1番興味があったのかを聞いてみた。

 「宝塚が大好きでした。今もそうで、ごひいきのジェンヌさんがいるんです。その方を全力で見送ると、次のごひいきさんを見つける。ファンクラブにも入っています。ジェンヌさんとのお茶会に参加することもあります」

  私は一度も公演を見たことがないのでその魅力やすばらしさは想像するしかないが、一度観劇をすると、夢中になり、どっぷりと宝塚にのめり込んでいく人は、男性にも女性にも多いと聞く。 
 すでに退会してしまった女性会員(39歳)も、宝塚のファンで、「全国で公演を見ている」と言っていた。そして、宝塚ファンに共通するのは、自分の愛情やお金や時間を、舞台で華やかに歌い踊るジェンヌに注ぎ、そこにいいようのない満足感や高揚感を得ていることだ。これは何も宝塚に限ったことではなく、アイドルや舞台俳優にハマりのめり込んでいる人たちもしかりだ。

  ただ、手の届かないアーティストたちに愛情を注ぎながらも、生身の異性とも付き合う人たちもいる。一方でリアルな恋愛をせずに歳を重ねてしまう人たちもいる。その個人差は、なぜ生まれてしまうのだろうか。
 
■リアルな恋愛をするかは熱量の問題? 

 入会面談のときに、友美にこんな質問をした。

 「学生時代は、周りに男性がいなかったのかもしれないけれど、就職してからは職場に男性がいたでしょう?  周りにいる男性を好きになったり、お付き合いしてみたいなと思ったりしたことはないの?」

 少し考え込み、友美は言った。

  「いいなと思った人はいたけれど、そこから先をどう進めていいのかわからなかったし、おそらくですが、恋愛に結び付くほど好きではなかった気がするんです」
 
 私は、この仕事を始めて、まったくリアルな恋愛をせずに歳を重ねている人が相当数いることに驚かされた。そして人によって、異性を好きになる熱量が違うことにも気づかされた。

 出会った瞬間に一目ぼれをして、好きになったら猪突猛進するタイプの人がいる。その恋が実らず玉砕して傷ついても、その傷が癒えた頃にはまた別の人を好きになっている。

  また、人を好きになる感情よりも性の対象として異性を見て、体の関係を持つまでは全力を注ぎ、目的を達成すると気持ちがストンと冷めてしまう、いわゆるヤリモクもいる。


友美のように“いいな”と思っても、“それが恋愛に結び付く感情なのかどうかわからない”という、恋愛に対しての思いが薄い人もいる。

 私は、さらに友美に聞いた。

 「これまで恋愛してこなかったのに、なぜ今ここで結婚相談所に入ろうと思ったんですか?」

 すると、友美が言った。

  「大学時代からの仲良くしている5人組がいるんですね。2人は20代で結婚をして、もう1人は30をすぎた頃に結婚をした。私ともう1人が独身だったんですけど、その1人が先日結婚したんです。独身なのは私だけ。早くに結婚した3人にはもう子どももいるし。私もみんなと同じように結婚したほうがいいのかなと思って」 
 ところが冒頭で記したように、入会2カ月で100人以上から申し込まれても、これまでお見合いしたのは、たったの5人だったのである。その理由も、「誰を選んでいいか、その基準がわからない」というものだった。

■5人目の男性とはうまくいっていたはずが…

 ところが、5人目に見合いをした3つ上の隆次には、交際希望を出し、順調にデートを重ねていた。

  「お付き合いの進捗は、どうですか?」と、 週明けの月曜日にLINEを入れると、「もう4回お会いしました。コロナの影響で水族館やテーマパークは閉館しているところが多いので、今度の日曜日は、桜を見に車で遠出することになっています」というLINEが返ってきた。
 
 これは一安心と思っていたのだが、翌日の火曜日に隆次の相談室の仲人から、“交際終了”の連絡が来た。私は驚いて相談室に電話をかけると、仲人は言った。

 「今度の土曜日に車でドライブに出かける約束をすでにしているようなので、今交際終了を出すのはどうかとも思ったんですけど。米川が、『約束しているからといってドライブに行って、それから交際終了を出したら、そのほうがよっぽど失礼じゃないか』と言うので」

  どうしてそんなに急な心変わりをしたのか。それは、先週お見合いした相手を隆次が気に入ってしまったからだという。その女性は、隆次と同い歳の39歳なのだが、交際にとても積極的だった。

LINEも女性側から毎日くるし、2週間前に見合いしてから、すでに4回会っていると言うんです。今、コロナの影響で会社も残業がないでしょう?  ウィークデーも、『この日、食事しませんか?』と女性から積極的に誘ってくる。あと、LINEも1日、4~5往復しているみたいなんです。

  米川が言うには、『友美さんとの連絡はいつも自分からで、彼女からLINEが来たことは一度もない。返信もその日ではなく、決まって翌日か翌々日で』と。 
 ところが、同い年の彼女は、積極的だし話をしていても楽しい。すっかり気に入ってしまったみたいなんですよ」

 これはもう仕方がない。婚活市場において、ちゃんと自分で選ばれるようにアピールした女性に、ただ待っているだけの女性は負けてしまうのだ。

  その夜、米川の相談室から「交際終了」が来たことを友美に告げた。彼女にしてみたら、土曜日のドライブを楽しみにしていたのだから、青天の霹靂(へきれき)だろう。しばし沈黙の後、かすれた弱々しい声で聞いてきた。
 
 「どうして急に交際終了なんですか?」

 そこで、仲人から聞いたことを話した。すると、またしばし沈黙の間があって、今度は涙声で言った。

  「男の人とお付き合いするのは初めてだったので、私からLINEを送ったり、電話をしたりすることは、恥ずかしくてできなかった。それに、来たLINEにすぐ返事をするのは、ガツガツしていると思われるんじゃないかって。頂いたメールには、必ず返信していたので、私はうまくやり取りができているものだと思っていました」
 
 私は、もう一度、婚活市場で婚活をするというのは、どういうことなのかという話をした。「ライバルがたくさんいることを忘れてはいけないんですよ」と言って、その日は電話を切った。

 すると、翌日、こんな LINEが来た。

  「人を条件で選んだりしていいものか。でも、そうしないとお見合いができない。そんなことをしている自分がはしたないと思ってしまいます。ただそれをしていかないと結婚ができないんですよね。それなら、そこまでして結婚をしなくてもいいかなと思い始めています」
 
 “結婚してこそ一人前”という考え方は、もはや昔のこと。今は、結婚をするかしないかは、個人で選択する時代になっている。

  人を好きになる熱量の少ない人にとっては、結婚することが難しい時代なのかもしれない。
     
鎌田 れい :仲人・ライター


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既婚女性が「不倫」にハマってしまう3つのワケ

2024年06月29日 00時07分45秒 | 女と男のこと
既婚女性が「不倫」にハマってしまう3つのワケ


近日世間を騒がせている不倫騒動。不倫と聞くとどうしても「男性が犯す過ち」という印象を受けがちですが、実は「不倫にハマる既婚女性」も少なくありません。

不倫は「遊び」と割り切っている人がいる一方、不倫が「本気」になってしまう人の姿も…。

そこで今回は、夫や子どもなど守るべき家族がありながらも「不倫にのめり込んでしまう人妻」に見られる3つの特徴をご紹介します。
(※筆者個人の見解です。最後に、「W不倫から夫婦になった例」を挙げていますが、不倫は民法上の不法行為となる場合があり、それを容認する記事ではないことをご理解頂ければ幸いです。) 夫から女として扱われていない
 
「夫から女として扱われていない」「セックスを求めてくれない」「他に女がいるみたい」など、夫から女性として扱われていないという理由で不倫に走る人妻の多いこと…。

夫婦として長い時間生活を共にしていると、どうしてもマンネリ化してきやすいものです。

男性の中には「妻にはもう魅力を感じられない」と態度に表す人もいらっしゃるようですが、女性としての扱いを受けられていない方の多くはモヤモヤとした気持ちを溜め込んでいるのではないでしょうか。

「もっと体に触れてほしい…」「女性として大切にされたい…」こう思えば思うほど、自分のことを女として見てくれる「他の男性」に心がなびきやすくなってしまうのは、女性の心理を考えてみると理解できなくもありません。

また、不倫をしている人妻の中には「あの真面目そうな人が?」「あんなに夫婦仲良さそうなのに…」と驚かされることも。

 一見仲睦まじく見えていたとしても、夫から女性として見られていないことに不満を感じ、その結果が「不倫」となっている女性もいるようです。
単調な日々にマンネリを感じている
 
不倫をしていると「決してバレてはいけないスリル感」を味わうことができるため、単調な日々にうんざりしている主婦が不倫にハマってしまうことも珍しくありません。

不倫によるスリルを恋愛のドキドキ感と錯覚してしまうことも多々あることから、不倫はマンネリ化している日常から抜け出すきっかけにもなるでしょう。

単調な日々にマンネリ化を感じている人妻の中には「専業主婦」「仕事がそれほど忙しくない」というケースも多く、こういった場合は自ら不倫相手を求めることも少なくありません。

 人によっては「出会い系サイトを利用して不倫相手を探している」なんてこともあるほど、不倫を楽しんでいる女性も存在しているようです。

NOといえない性格
 
人妻で不倫にハマってしまう女性の中には、相手の欲求に対して「NOといえない性格」であることも多々見受けられます。

「何度も食事に誘われて断りきれなかった」「熱烈なアプローチをされ、気持ちが揺らいでしまった」などというケースは、筆者の周りでもよく聞きます。

NOといえない控えめな性格の女性は不倫慣れしていない場合が圧倒的に多いため、かえって熱烈なアプローチに弱いといえますよね。

「食事だけなら不倫じゃないよね…」「1回お茶するだけなら…」という心の緩みがきっかけとなり、その後はどっぷりと不倫にハマって抜け出せなくなってしまったなんてケースも。

 相手の要求を受け入れてしまう控えめな性格の女性は、ふとしたきっかけで不倫に翻弄されてしまう場合もあるのです。
 既婚者が不倫にハマってしまったときは…
 
筆者の友人に結婚生活10年を超えた現在もラブラブな夫妻がいますが、彼らはなんと「W不倫を実らせた激レア夫婦」。

彼らが幸せになれた最大の理由は、お互いに感じていた愛情が本物かつ「温度も同じ」であったからといえるでしょう。

不倫相手のことを本当に愛していたとしても「夫や子どもを捨ててまで不倫相手と過ごしていきたいのか?」と、冷静に考えてみる必要があります。

不倫相手も同じ気持ちでいるのであれば、筆者の友人のような「激レア夫婦」になれる可能性もあると思いますが、失うものの大きさを考えると足踏みしてしまうことも多いはず。

 既婚者が不倫にハマってしまったときは、一度冷静になって「失うもの」を数えてみると良いかもしれませんね。




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