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東大合格に「鉄緑会」は必要なのか 合格者ランキングで“異変” 保護者からも疑問の声

2025年05月20日 22時03分03秒 | 受験のこと

東大合格に「鉄緑会」は必要なのか 合格者ランキングで“異変” 保護者からも疑問の声
4/1(火) 6:10配信

 

東京大学 本郷キャンパスで

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https://news.yahoo.co.jp/articles/037a0de1f6ddbcf8e26e6f09981a80572919b2ba

 


デイリー新潮
合格ベスト10を分析
鉄緑会

 東大の高校別合格者数ランキングがほぼ出そろった。2025年のベスト10を見ると、2位の筑波大学附属駒場は昨年の90人から117人、4位の麻布は同じく55人から82人、5位の都立日比谷は60人から81人、7位の渋谷教育学園幕張は64人から74人、8位の神奈川県立横浜翠嵐は44人から74人、9位の栄光学園(神奈川)は47人から55人。以下、11位の浅野(神奈川)は45人から51人、12位の渋谷学園渋谷は43人から50人と増加した。今回の結果からはある傾向が浮かび上がるという。(数字は速報値)

【写真】実は女子「御三家」出身の人気芸人…女子の東大合格者数でトップ、「名門校」出身の女優も

 ***

 大手予備校講師がこう指摘する。

「鉄緑会への通塾率がそれほど高くない学校が東大合格者数を増やしています。7位の渋谷学園幕張と12位の渋谷学園渋谷は1位の開成の3分の1ほど。神奈川の栄光は100人以下です。一方、鉄緑会に900人の生徒が通う国内最強女子校の桜蔭は昨年の63人から52人へと減ってしまいました。

 13位の海城は500人の生徒が鉄緑会に通っていますが、昨年と同じ49人と伸び悩みました。夕方になると桜蔭の生徒が最寄り駅のJR水道橋駅から、代々木駅まで一斉に移動するのですが、学校が終わってすぐに鉄緑会で再び勉強というのが進学校の定番コースとなっています」

 鉄緑会とは、中高6年一貫校の生徒を対象とした東京大学受験指導専門塾で、東京・代々木に本拠地を置いている。原則として東大進学有名校に通う学生だけを指定校生徒として受け入れており、内部では学力別のクラス編成をしている

 ホームページで学校別在籍生徒数を公表しており、1位開成1118名、2位桜蔭900名、3位筑大駒場598名、4位麻布537名、5位海城501名と超難関校がズラリと並ぶ。そんな中、下位にある渋谷幕張は298名、渋教渋谷278名と少なく、神奈川の超難関の聖光学院は99名、栄光学園は98名と上位に比べれば、かなり少ない人数だ(2025年1月現在)。

「鉄緑会通塾率が高い学校は合格者数が伸び悩み、聖光や日比谷、渋幕、渋渋など通塾率の低い学校が伸びているため、保護者の間では『子どもを鉄緑会に通わせる必要はあるのか』といった声が上がっています。ここぞとばかりにライバル予備校幹部からは『東大の二次試験用に難問ばかり解かせる鉄緑会のやり方はもう時代と合わない』といった見解も出ています。特に今年は、鉄緑会の非指定校である神奈川の男子校・浅野が昨年比6人増、同じく女子校・洗足学園も昨年の15人から一気に28人に急増したため、かえって鉄緑会の存在価値に注目が集まっているというわけです」(前出の予備校講師)

 

マイペース型の生徒はキツイ
 塾側が生徒を“指定校制”で選ぶとは本末転倒のようにも見えるが、それでも“鉄緑会神話”は根強い。それは「難関中高一貫校→鉄緑会→東大」という鉄板ルートが長年維持されてきたためだ。

「中学受験の難関校である男子御三家の開成、麻布や筑駒、女子御三家の桜蔭、女子学院、雙葉や豊島岡女子学園では、2月の入学試験会場前に鉄緑会の講師らが集まります。そこで、試験を終えたばかりの児童と保護者に入会パンフレットを熱心に配るなど“リクルート”に余念がありません。

 

 そのパンフレットを配っている講師のほとんどが、その中学を卒業して東大や慶応医学部に進学した秀才ばかり。つまり中高の先輩が鉄緑会で教えているというので親近感がわくのだそうです。反対に大学生のバイト講師が多いので怒ってやめる生徒もいますね」(同)

 ただ、大学生バイトといってもクオリティーには気を配っているようだ。ある東大生は「私が鉄緑会のバイト講師に応募した際、7人中1人しか採用されませんでした。東大生なら誰でも鉄緑会の講師になれるとは限りません」と打ち明ける。

 また別の東大生は「私も鉄緑会に通っていましたが、課題が多いので学校の勉強をこなしたうえで、さらに勉強をガツガツやるガッツがある人には向いています。逆にマイペース型の生徒はキツイのでは」と話す。

 東大自身、多様な学生を集めるため学校推薦型入試を2016年から実施し成果をあげている。私立中高一貫校から鉄緑会を経て東大進学という似たような経歴の持ち主を減らすために、二次試験を昨年より易しくした結果、鉄緑会通塾率低めの学校や非指定校が躍進した、との指摘もある。ただ、先ほど述べたように鉄緑会のブランド価値は簡単には揺らがないだろう。

 東大関係者が入試についてこう話す。

「大量の東大合格者数を毎年輩出している開成や麻布、桜蔭、筑駒あたりは受験指導を徹底しているわけではなく、基本的に生徒の学習意欲に任せています。そうなると生徒は東大受験情報が集まる鉄緑会に通わざるを得ません。それに比べ、聖光や洗足は校内の勉強で完結するよう熱心な受験指導をしています。近年、東大入試の二次試験は基本的に二度読みする時間がないほどスピード重視で、かつ考える力を試す問題が増えています。暗記一辺倒では通用しないのがこれからの傾向となるでしょう」

 東大合格への道のりは今後、一気に多様化していくかもしれない。

デイリー新潮編集部

新潮社

 

 

 

 

 

 

 

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「東大合格保証8000万円」>中国人に買われる日本の学歴。不正入学を手配する学歴ブローカーが暗躍

2025年05月18日 23時03分23秒 | 受験のこと

 

 

中国人に買われる日本の学歴。「東大合格保証8000万円」不正入学を手配する学歴ブローカーが暗躍(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/1cd2f23932138ba9269933d6e710036f850cc3af

中国人に買われる日本の学歴。「東大合格保証8000万円」不正入学を手配する学歴ブローカーが暗躍
5/7(水) 15:55配信


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週刊SPA!
日本の大学で頂点に立つ東京大学を目で見て憧れを抱かせようと、幼いうちから東大を訪問する中国人の子供も存在する(※写真はイメージです)

 日本の有名大学や大学院で、中国人留学生の割合が増加している。その一部には入学試験というハードルを、カネの力で乗り越えてくる者すらいるという。いったい何が起きているのか。

⇒【画像】中国のSNSでは、日本の大学への不正入学を手配する学歴ブローカーたちが堂々と集客している

中国人に不正入学を手配する学歴ブローカーが暗躍中!?
 日本の出入国在留管理庁によると、’24年末時点で留学の在留資格を持つ外国人は40万人超に達した。

 ’23年、外国人留学生を「我が国の宝」と呼んだ岸田文雄前首相が打ち立てた、「’33年までに留学生受け入れ40万人」という目標は大幅に前倒しされて達成されたことになる。

 しかしそんな宝に、多数の「まがいもの」が紛れ込んでいる可能性がある。

「中国のSNSでは、有償で日本の大学への入学を保証すると謳う『学歴ブローカー』が暗躍しています。『学力・日本語能力不問』と称する者もいて、カネで学歴が買える状況となっています」

 そんな衝撃的な事実を明かすのは、中国人ジャーナリストの周来友氏だ。

「入学保証」を謳いSNSで堂々と集客
 事実、SPA!が中国のSNS、小紅書(RED)で「日本留学」と検索したところ、留学手続きをサポートするエージェントや、日本での大学受験に特化した学習塾などの投稿に混じり、『保送(入学保証)』、『保分(点数保証)』と銘打つ書き込みにいくつも行き当たった。

 そのなかには、「東京大学入学保証400万元(約8000万円)、「国立大学院入学100万元(約2000万円)」などという投稿も。

 いったい、この投稿主は何者なのか。SNSに跋扈する学歴ブローカーと思しきアカウントにDMを送ってみたところ、「早慶上智30万元(約600万円)」と謳う業者から返信を得た。

 数日間やり取りを続けるうち、相手は不正入学の手口の一部を語りはじめた――。

「日本の多くの私立大学では、留学生向けに書類審査のみか、それに加えて面接という選抜区分を設けている。書類審査は、志望者の過去の実績とそれを証明する書類を添付する必要があるが、それはこちらで偽造する。面接はあっても『形だけ』という大学も少なくないので心配はいらない」

 にわかに信じられない説明に唖然とするも、「過去の実績を見せてほしい」と食い下がってみた。すると怪しまれたのか、連絡がぱったり途絶えてしまった。

 

有力教授がブローカーのパイプになっている危険性も指摘
 前出の周氏によれば、日本の一部の大学院への入学はさらに簡単だという。

「日本の大学院には『研究生制度』という仕組みがあります。これは1年間研究生として特定の研究室に在籍し、翌年に正式な大学院試験を受けるという入学方法です。しかし、実際には『研究室の先生に気に入られれば合格確定』というような、教授の裁量が大きい仕組みになっていることも少なくない。つまり、研究生として潜り込めば、その後の大学院入学は決まったようなものというわけです。さらに研究生の選考も、事実上、ひとりの教授に一任されていたりする。そうした有力な教授とブローカーが癒着し、中国人の志望者に不正入学のルートを提供している可能性がある」

 手口はさまざまだが、中国人による“不正入学”は世界各地で起きており、枚挙にいとまがない。

 ’22年1月には、一橋大学の外国人留学生向け入学試験で不正を行ったとして、中国籍の男ら2人が偽計業務妨害で逮捕されている。

 同日、試験会場で受験していた当時22歳の男は、数学や日本語などの出題内容をスマートフォンで撮影し、会場外にいた28歳の男に送信。男は正解を22歳の男に返信していたとみられているのだ。

不正入学の背景には習近平の政策の影響
 世界中で中国人による不正入学が相次ぐ背景には、習近平政権のとある政策があるという指摘もある。中国事情に詳しいジャーナリストの中島恵氏が語る。

「’21年から実施されている『共同富裕政策』(貧富の格差を是正するための政策)により、新規の学習塾の設立が禁止されました。それまで、遊ぶ暇がないほど出されていた学校の宿題の量も制限されたのですが、人々の受験熱は冷めやらず、『隠れ学習塾』が出現。熾烈な学歴至上主義は緩和されていません。一方で、中国でも大学が増えすぎて大卒者が急増したために受け皿となる雇用が足りず、受験戦争を戦い抜いても報われない状況となっている。そうしたなかで生まれた、中国社会を抜け出そうという動きが海外留学熱となり、なかには不正に手を染める者も出てきている、という構図がある」

 いわば、中国脱出の手段としての海外留学。その行き先は、近年、日本に向かっているという。

「かつては日本への留学生は富裕層に限られていましたが、中国が経済発展を遂げた今、中間層でも留学が可能になった。さらに円安もあって、日本の大学の学費や生活費の安さが際立っています。また早稲田をはじめとする私立大学には、中国で大学説明会を開催するなど、優秀な学生の青田買いに余念がないところも。双方による相乗効果で、日本への留学熱が高まっているのです。そうしたなか、中国人留学生向けの学習塾など、留学関連ビジネスはいまや成長市場となっている。実力では入学できない留学生に、不正入学を唆す業者が紛れ込んでいる可能性も否定はできません」(中島氏)

 

日本の入試制度は性善説に頼りすぎている?
 一方で前出の周氏は「日本の受験会場のチェック体制は甘すぎる」と指摘する。

「中国だと、試験当日は周囲の電波を遮断したり、入試会場で空港のような持ち物検査を実施します。でも日本では対策がほとんどなく、普通に携帯や電子機器が持ち込める環境もある。だから、『日本はちょろい』と舐められて、不正が蔓延っている」

 このような実態を、日本の大学当局はどこまで把握しているのか。

「本学ではひどいブローカーが存在していることは把握してますし、残念でもありますが、丁寧な書類審査と審査種別によっては面接試験を課すことにより、適切に対応している」と回答を寄せたのは、上智大学。

 一方で早稲田大学は、ブローカーの存在や裏口入試について、「把握していない。不正があれば厳正に対処している」と回答。

 慶應大学もおおむね同様で、「本学では、公平・公正な入学試験を実施しておりますが、不正行為が確認された際には厳正に対処します」と回答。

 東京大学に至っては、「(不正入試等は)把握していない」とのことだった。

 不正入学の数だけ、入学できるはずだった受験生の涙があることを忘れてはならない。教育の機会均等を掲げるのであれば、高等教育の無償化よりもまず、入学試験の不正一掃が先決ではなかろうか。

世界各国で勃発する中国人の不正入学事件簿
’19年5月《7億円の「寄付金」で裏口入学》
スタンフォード大学の裏口入学スキャンダルで、中国人の母親がブローカーに約7億2400万円を支払っていた。母親は「正当な寄付と説明された」と主張し、訴追は免れている

’19年9月《息子を「サッカー選手」に偽装》
カリフォルニア大学ロサンゼルス校への裏口入学を図った中国人の母親が、ブローカーに約4300万円を支払い、スペインで拘束された。息子はサッカー選手を装い不正に入学した

’22年1月《一橋大学で試験問題がSNS流出》
一橋大学の留学生向け入試で試験問題が不正流出。中国人学生と家庭教師が関与し、SNSで解答者を募ったとして逮捕された。コロナ禍による特例措置の隙を突いた犯行だった

’23年12月《1万人以上の大規模学歴詐欺事件》
中国山東省で大規模な偽造学歴詐欺が摘発され、偽の卒業証書7000枚超と偽印章2300個以上が押収された。証書は1万〜16万円で取引され、購入者は1万2000人を超えるという

’24年9月《詐欺の学位取得プログラムが横行》
「速成学历」と称し、約63万円の頭金で「有名大学の卒業資格が得られる」「出席確認は不要」と謳う詐欺の学位取得プログラムが横行。日本の有名大学もリストに含まれていた

【ジャーナリスト・周 来友氏】
1963年、中国生まれ。1987年に来日、東京学芸大学大学院を修了。テレビや週刊誌で中国事情について論評している

【ジャーナリスト・中島 恵氏】
新聞記者を経て現職。主に中国の社会事情を取材。『中国人が日本を買う理由』『日本のなかの中国』など著書多数

取材・文/週刊SPA!編集部

 ―[中国人に買われる[日本の学歴]]―

日刊SPA!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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受験生は要注意!「入試会場に親が付き添うと落ちる」と東大生が断言するワケ

2025年04月30日 15時03分51秒 | 受験のこと
 
受験生は要注意!「入試会場に親が付き添うと落ちる」と東大生が断言するワケ
1/24(火) 9:01配信 2023
117コメント117件
親が入試会場に付き添うデメリットについて解説します(漫画:©︎三田紀房/コルク)
 
 
 <>
 
 ■東大合格者の多くは1人で受験会場に行っている  「親が試験会場についていく受験生は落ちる」  と言ったら、みなさんはどう思うでしょうか。受験の際、親御さんがお子さんと一緒に試験会場に行く家庭は多いです。お父さんが車で試験会場まで送ってくれるという家も多いと思いますし、お母さんが地方から一緒に都内の志望校に来てくれた、なんて家も多いでしょう。大学によっては、親御さんの控え室というのがある学校もあるくらいです。
 
 実はここに落とし穴があります。東大に合格している人たちに話を聞くと、たいていの場合、1人で試験会場に行っていることのほうが多いんです。地方から受験する場合でも、距離が遠くて電車の乗り換えが多くても、1人で試験会場に行っている受験生のほうが合格する人が多いのです。 
 
 いったいなぜなのか。今日はこれについてお話ししようと思います。  まずは『ドラゴン桜』の漫画をご覧ください。これは、東大受験生の水野が、元気をなくしてしまったときのワンシーンです。
 
 
いかがでしたか。「てめえひとりで元気になれ」というのは、荒っぽい口調のセリフながら、本質を突いています。 
 
 受験は、自分の人生をかけてやるものです。本質的には自分の責任でやるものであり、他人がとやかく言うことはできないものです。しかし、親が受験に介入しすぎてしまうと、受験が自分のものではなくなってしまい、究極的には受験自体が人任せになってしまうのです。 
 
受験というのは、徹底的に個人の戦いです。だから例えば、残り時間が3分で少し問題が残っているという時に、「どうしよう、このまま解いていくか、ここはもう解けないから見直しするべきかな」と迷ったとしても、誰かに頼ることは絶対にできません。
 
 
 試験科目の1つが全然解けなくて、次の科目があと10分で始まる、となっても、誰かが慰めてくれることはありません。自分で勝手に元気にならなければなりません。  
 
試験会場では、100%自分で考えなければならないのです。だからこそ、試験会場に行くまでの道のりも含めて、自分1人で受験をするべきなのです。どうやって試験会場に行くか、何分ぐらい前に到着するのか、途中でコンビニに寄るのか寄らないのか、そういうことまでしっかりと考えるところから受験は始まっており、そういうことができる受験生のほうが、当日自分でしっかりと考えて戦うことができるのです。
 
 
■大学への出願も自分でやるべき  
 
同じ理由で、大学受験での出願も自分でやるべきだと僕は思っています。この時期、大学受験生の多くは大学への出願をしています。 
 
 今は書類での出願ではなくWebでの出願がメインですが、出願のためにはいろんな項目を書いて受験形式を確認し、書類を送ったりする必要があります。これはけっこう大変なものです。 
 
 だから、このタイミングで多くの親御さんが「出願、手伝おうか?」と言います。受験勉強の時間を捻出するために、子どもの出願くらいはやってあげたいと考えるわけです。
 
しかし、出願を人任せにする受験生は受験がうまくいかないことが少なくありません。だって、これも受験を人任せにする行為ですからね。 
 
 出願書類を自分で書いて自分の責任で受験しないと、肝心なときに「甘え」が出ます。
 
「ここで落ちても、自分の責任じゃない」と1ミリでも思ってしまうと、試験で迷ったときに、迷ったまま考え込んでしまうのです。 
 
 自立ができていない学生は、肝心なときに試験で大きなミスをしてしまいます。そして、自立を促す行為が、試験会場に自分1人で行かせることと、出願書類の提出を自分でやらせることなのです。
 
 
■「私が書いてミスがあって落ちてもあんたのせい」 
 
 恥ずかしながら、自分も受験生時代、母親に「出願書類、書いてくれる?」とお願いしました。そうすると母はこう返したのです。  
 
「いいけど、私が書いた書類にミスがあってあんたが落ちても、あんたのせいだからね。それでもいいなら、書いてもいいわよ」 
 
 と。それを聞いて、自分は「すいません、やっぱり自分で書きます」と言いました。あのとき、自分で書いていてよかったな、と今でも思います。なので、みなさん、合格したいのであれば、あえて1人で突き進むべきだと思います。
 
 もちろん、試験会場までかなり距離があるとか、地方から女性1人での受験だから心配だとか、そういう事情もあるとは思いますが、可能なかぎり1人で試験会場に行くのをオススメします。
 
 
 
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東大、早大でも…激増する“推薦入学者”「お荷物」から「一般入試より優秀」へ10年で評価激変のワケ

2025年03月31日 22時03分41秒 | 受験のこと
 
 
東大、早大でも…激増する“推薦入学者”「お荷物」から「一般入試より優秀」へ10年で評価激変のワケ
 
1/9(月) 14:00配信
550コメント550件
東大卒業式の様子。同大では16年から「推薦入試」が導入された(画像:アフロ)
 
「総合型選抜で入学する学生は、本当に優秀です。一般入試で入る学生より明らかに目的意識が高いですから。読解力や創造力も豊か。大学に合格することが目標でなく、『入学したらこの分野を専門的に学ぼう』という考えをしっかり持っています」 
 
【画像】東大、京大、早稲田…推薦入学「驚愕の現場」写真 
 
 
都内の有名私大の関係者が語る。 各大学で「推薦入学者」が重宝されている。文部科学省は21年度から名称変更し、高校の成績や課外活動の実績をもとに大学受験する「推薦入試」を「学校推薦型選抜」に。面接や小論文で適性を判断する「AO入試」を「総合型選抜」へ変えた。今回は便宜上、どちらの形式で受験した学生も「推薦入学者」としたい。
 
21年度の全国公私立大学の入学者のうち「推薦入学者」が50%を超えた。かつては競争の激しい一般入試に比べ容易に合格できるイメージから、「ザル入試」「お荷物」とまで揶揄された「推薦入学者」。評価激変の背景には、どんな事情があるのだろう。大学ジャーナリストの石渡嶺司氏が語る。
 
 「確かに10年ほど前まで『推薦入学者』は、学力不足を指摘されていました。実際、一部の大学では入学後に授業へついていけずドロップアウトしてしまう学生もいましたから。
 
簡単な面接だけで、学生を確保しようとする大学が多くあったんです。16年度から東京大学が『推薦入学』を導入すると、『東大の劣化が始まる』『最難関大学も終わったな』と批判を受けたほどでした」(以下、発言は石渡氏)
 
 ◆応募基準「条件なし」から「評定3.5以上」に 
 
潮目が変わったのは10年代後半だ。16年に文科省が地方創生のため、都市部の私立大学に対し合格者を定員の1.1倍ほどに制限。19年には学部の新設を規制し、一気に一般入試が難化したのだ。 
 
「『推薦入学』は夏から秋に行われるため、一般入試を避け早いうちに合格を確保しようと受験生の間で人気が高まったんです。文科省も『推薦入学者』の質を高めようと、小論文で読解力を重視すべきなどと指導。難易度が、どんどん上がっていきました」 
 
各大学の選考基準も厳しくなった。杏林大学総合政策学部の応募基準は、10年に「条件なし」だったのが22年には「評定平均3.5以上」。早稲田大学社会学部は、同「3.5以上」が「4.0以上」に引き上げられたのだ。
 
「小論文の内容も、明らかに難しくなっています。例えば以前なら、室町時代の宣教師フランシスコ・ザビエルについて『来日の目的を50字以内で答えなさい』というのが一般的でした。
 
今は違います。『あなたがザビエルなら来日して布教のために具体的に何をするか、その根拠を600字以内で答えなさい』と問われるんです。知識だけでなく、文章力や創造力も求められます。
 
 面接も専門化しています。以前は『本当にウチに入る気ある?』という質問に『ハイ』と答えていれば良かった。現在は各学部の研究について意見や感想を求められます。適当な気持ちでは太刀打ちできません。入門書ぐらいは読んでおく必要があるでしょう」
 
東大法学部の「推薦入学」では、グループディスカッションで次のような趣旨のテーマが課されている。 〈女子学生の比率が20%ほどにとどまっている。学生の多様化を促進するために、どのような施策が必要か。その長所と短所を検討したうえで、具体的な制度設計を提案してください〉 受験生を送り出す高校側も対策に熱心だ。 
 
「東京の進学校として有名な渋谷学園渋谷では、高校2年で生徒が1万字の論文を書き上げます。テーマは自由です。東大農学部へ『推薦入学』した生徒は動物に興味がありました。檻の前で熊の行動をずっと観察し、動物のストレスと飼育環境の研究について論考をまとめたとか。
 
 知識の暗記で試験を乗り切る時代は終わりました。今は総合的な思考や判断力が求められています。『推薦入学者』は、大学へ入る前から専門分野を明確にしているんです」 「推薦入学者」は学力が高くないというのは今や昔の話。彼らの評価は年々上がっている。
 
 
 
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「日比谷」「横浜翠嵐」が激増した今年の東大合格者数 背景に意外な志向、意外な不祥事

2025年03月27日 21時02分07秒 | 受験のこと

 

東京大学の新入生は全員通うことになる、井の頭線、駒場東大前の東大教養学部の正門です☆

「日比谷」「横浜翠嵐」が激増した今年の東大合格者数 背景に意外な志向、意外な不祥事(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/5a6c843875418d9e159018a2df018d44aaf0fcbe

「日比谷」「横浜翠嵐」が激増した今年の東大合格者数 背景に意外な志向、意外な不祥事
3/25(火) 6:11配信


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コメント40件


デイリー新潮
東大赤門

 今年の高校別東大合格者ランキングがほぼ出そろった。ベストテンは1位:開成(東京)149(107)、2位:筑波大附属駒場(東京)117(92)、3位:聖光学院(神奈川)95(85)、4位:麻布(東京)82(52)、5位:日比谷(東京)81(65)、6位:灘(兵庫)77(58)、7位:渋谷教育学園幕張(千葉)75(61)、8位:横浜翠嵐(神奈川)74(67)、9位:栄光学園(神奈川)55(43)、10位:浅野(神奈川)51(46)、10位:桜蔭(東京)51(42)となった(カッコ内は現役合格者数)。

【写真】実は女子「御三家」出身の人気芸人といえば? 女子の東大合格者数でトップをひた走る「名門校」出身の女優も

 ベストテンの圏外もふくめて合格者数が増えた学校、減った学校についてその理由を検証すると、現在の教育の様相がよく見える。

2つの公立高校が躍進した意外な理由
 今年の最大の特徴は、東京都立日比谷と神奈川県立横浜翠嵐の公立高校2校が大幅に合格者を増やし、ベストテンのなかで安定した位置を占めたことだろう。とくに日比谷が80人以上の東大合格者を出したのは、1970年以来55年ぶりである。

 1967年に都立高校間の格差をなくすのを目的に学校群制度が導入されると、かつて全国一を誇った日比谷の東大降格者数は一けた台に落ち込み、93年にはわずか1人にまで減少した。この状況を憂えた石原慎太郎都知事(当時)の肝いりで、2001年に東京都の進学指導重点校に指定され、入試にも自校作成問題が導入された。03年に学区が廃止されたことも、優秀な生徒を集めるうえで追い風になった。

 以後、東大合格者数は順調に増えていった。05年に14人と久しぶりの二けたに乗り、14年には37人で、46年ぶりに全国の公立高校のトップに。16年には53人と、公立高校では21年ぶりの50人超えを記録し、18年には48人で東大合格者数ベストテン入りした。これは日比谷としては48年ぶりのことだった。21年には63人と次の大台を超え、今年は一挙に81人である。

 制度改革に後押しされたという点では、横浜翠嵐も共通している。神奈川県では2005年度から公立高校の学区が廃止され、さらに横浜翠嵐は07年度から、ほかの9校とともに学力向上進学重点校に指定され、13年には湘南と並びそのなかのアドバンス校として、重点校の牽引役になった。

 その間、それまで自由放任から一転、「学習習慣をつけろ」「進学への高い意識を持て」と日々繰り返し生徒に説くようになり、私立のような先取り授業も導入。その気になれば授業とその予習復習だけで東大に入れる「面倒見のいい学校」に変貌した。それまで神奈川県立のトップ校だった湘南が、自由放任で部活や行事重視をつらぬいたのと対照的だった。その結果、東大合格者は17年に過去最高の34人になり、その後、いったん減少したが21年に50人に達し、52人、44人、44人と続いて、今年の74人に到達した。ちなみに湘南は、今年の合格者数が18人に留まっている。

 しかし、日比谷や横浜翠嵐が飛躍した背景には、じつは「敵失」もあった。16年11月に東京学芸大学附属高校が、生徒間の壮絶ないじめを隠していたことが発覚。東京と神奈川の高校受験で優秀層が学芸大附属を避けるようになったのである。かつて学芸大附属は毎年100人を超える東大合格者を出していた。それにくらべての「凋落」が指摘されていたとはいえ、いじめ発覚以前は、13年68人、14年56人、15年54人、16年57人と、公立をはるかに上回る合格者を出し、開成と並んで首都圏の高校受験における最難関校の一つとして君臨していた。

 ところが、いじめ事件を機に、学芸大附属は日比谷や横浜翠嵐の滑り止めに転落した。それは、いじめ事件の直後から大量の追加合格者を出すようになったことからも明らかで、塾のチラシには学芸大附属「も」受かった受験生の名前が多数並ぶようになった。こうなると日比谷や横浜翠嵐人気に拍車がかかる。最優秀層も、中学受験組がいないためにみな一斉にスタートできる公立トップ校を選び、開成さえ蹴るという流れが生じた。

 とくに21年は日比谷が63人、横浜翠嵐が50人と大台を超えた年だった。この数字を見たうえで翌22年、両校を選んだ生徒たちが、今年の実績を生み出したのである。一方、学芸大附属は22年27人、23年14人、24年21人、25年22人と、一時にくらべると別の学校のように合格者数を減らしている。

 

上昇する「面倒見」下降する「不祥事」
 昨年の100人から減ったとはいえ、聖光学院の95人にはインパクトがある。しかも卒業者数に対する現役合格率は37.12%と、開成の27.02%を大きく上回る。2004年に現校長である工藤誠一氏が校長に就任して以来、東大合格者数の目標値を定め、最初は40人台からはじまり徐々に増やしてきた。その手段として「塾要らず」の「面倒見の良さ」を掲げ、一方、勉強以外の教養も習得させたほうが学習面の結果もよくなるという読みから、聖光塾や選択芸術講座などの時間ももうけ、戦略的に東大合格者数の上積みを目指してきた。

「塾要らず」や「面倒見」は、最近の親の心をくすぐるキーワードで、聖光の保護者からは「高3では学校が予備校のようだ」という声も聞こえるが、学校の指示どおりにしていれば東大に入れる、というのは、とくに親には魅力に映るのだろう。結果、中学受験の偏差値は年々上昇し、現在、首都圏の私立では開成に次ぐが近接している。

 同じ神奈川の栄光学園は、かつては聖光学院より難関だったが、自主性を重んじる校風なので「面倒見」人気にはかなわず、いまでは聖光に偏差値で差をつけられている。だが、東大合格者数はここ二十数年でさほど変化がない。今年の55人は聖光にくらべると少なく見えるが、1学年の生徒数も聖光の225人にくらべ180人と少ない。栄光が実績を下げたのではなく、あくまでも聖光が実績を上げたのである。

 ところで、今年は浅野が過去最高の51人の合格者を出し、初のベストテン入りを果たした。聖光学院、栄光学園、浅野を俗に「神奈川御三家」と呼ぶが、この3校で200人を超えるのもはじめてである。10年前の15年にはそれぞれ74人、45人、40人で計159人だった。浅野は日々の予習、復習を徹底させる堅実な取り組みで実績を上げてきた。だが、いずれにしても、神奈川の高校生が成果を上げたというよりは、都内からも通いやすい聖光や浅野に、東京の中学受験生が流れたと考えるべきだろう。

 では、どの学校から流れたのか。一つは駒場東邦だと思われる。2017年ごろから教職員のパワハラやセクハラ問題が報じられてイメージが低下。19年春には校長の辞任にまで発展したが、この間、偏差値が下がって中学受験の受験者数も激減。このところ東大合格者数は21年56人、22年60人、23年72人と推移していたが、前述の不祥事が話題になりはじめてから入学した生徒が卒業した24年に44人になり、今年は39人にまで減ってしまった。

 東京学芸大附属もそうだが、学校の不祥事は大学合格実績に如実に反映される。ただし、駒場東邦の受験者数や偏差値はその後、それなりに回復したから、東大合格者数がこのまま下がり続けることはないだろう。

 

共学人気の影響
 私立女子最難関の桜蔭が、21年71人、22年77人、23年72人、24年63人と推移し、今年は1993年の47人以来の低い数である51人に留まったのも衝撃だった。凋落と決めつけるのは早計だが、共学志向が高まった影響は指摘できるのではないだろうか。共学の渋谷教育学園渋谷(渋渋)は21年の33人から、38人、40人、43人と合格者数を増やし、今年は50人の大台に乗せた。その間、偏差値も上昇を続け、中学受験で桜蔭に合格できる力があっても、共学を理由に渋渋を選ぶ子供はたしかに増えている。

 開成、麻布と並ぶ東京「男子御三家」とされる武蔵が23人(しかも現役は11人)と低迷しているのも、同じ「自調自考」を掲げる共学の渋谷教育学園に受験生が流れていることが、原因のひとつとして指摘できそうだ。

 共学人気を理由に伸びている学校に、広尾学園(東京)もある。生徒数が減少した順心女子学園が2007年、生き残りを賭けて男女共学化、改称した中高一貫校で、09年から各分野のプロを招いたキャリア教育を始めるなど改革に着手。偏差値がうなぎ上りに上昇した。しかし、偏差値は御三家並みに上がりながら、東大合格者数は21年3人、22年5人、23年9人、24年9人となかなか増えず、塾と結託した偏差値バブルではないのか、という疑問の声が保護者のあいだで沸き起こるほどだった。今年は18人で、ようやく実績が偏差値に追いついてきた。

 最後に、女子高の実績があまり振るわないなか、気を吐いた洗足学園(神奈川)を挙げておく。東京女子御三家(桜蔭、女子学院、雙葉)や神奈川のフェリス女学院など、勉強面で自主性を尊重する学校と差別化し、とくに英語と数学など、基準点を超えるまで何度でも再試を繰り返すなど「面倒見の良さ」を重視していることで知られる。聖光学院と軌を一にするように毎年、偏差値を伸ばしてきた。東大合格者数は21年から10人、20人、22人、15人と推移し、今年は過去最高の28人。名実ともに神奈川の女子高のトップに躍り出て、まだ伸びしろがありそうだ。

香原斗志(かはら・とし)
音楽評論家・歴史評論家。神奈川県出身。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。著書に『カラー版 東京で見つける江戸』『教養としての日本の城』(ともに平凡社新書)。音楽、美術、建築などヨーロッパ文化にも精通し、オペラを中心としたクラシック音楽の評論活動も行っている。関連する著書に『イタリア・オペラを疑え!』(アルテスパブリッシング)など。

デイリー新潮編集部

 

 

 

 

 

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