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幹事長を信用できない総理に解散はできない…『選挙の神様』久米晃と『ベテラン政治記者』星浩が政局ぶった切り「自民党を壊した岸田総理」

2024年04月25日 22時05分48秒 | 政治のこと

幹事長を信用できない総理に解散はできない…『選挙の神様』久米晃と『ベテラン政治記者』星浩が政局ぶった切り「自民党を壊した岸田総理」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース 



幹事長を信用できない総理に解散はできない…『選挙の神様』久米晃と『ベテラン政治記者』星浩が政局ぶった切り「自民党を壊した岸田総理」
4/19(金) 7:03配信




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現代ビジネス
写真提供: 現代ビジネス


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岸田政権が手にしたはずの「黄金の3年」とは一体何だったのか。政権を襲う危機にことごとく悪手を打った岸田総理。9月に総裁選を控え、崖っぷちの状況だ。はたして現状を打開する秘策はあるのか。
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【一覧】「次の首相になってほしい政治家」ランキング…上位に入った「意外な議員」


まるで「人民裁判」
Photo by gettyimages


 星 自民党は派閥の裏金問題について、安倍、二階両派の議員39人に処分を下しました。自民党本部の事務局長や選対本部事務部長などを歴任し、40年近くにわたって全国の自民党選挙に携わってきた久米さんの目にはどう映りましたか? 
 久米 今回の処分は、人民裁判のようになってしまいましたね。世論に押されて厳しい処分をせざるをえなくなったように見えます。そもそも、処分に基準があるかといえば、ないでしょう。パーティー券をめぐる裏金は、捜査の結果、議員の法的責任は不問となったはずです。しかし、党に迷惑をかけたから、という理由で処分した。


 星 裏金問題は、今も真相が明らかになっていません。にもかかわらず処分を下したのは、たしかに特異なケースです。どの企業の不祥事でも、第三者委員会が真相を解明して、そのうえで関係者を処分するものです。


すべてが行き当たりばったり
Photo by gettyimages


 久米 コロナ禍で銀座に飲みに行った議員を離党勧告にしたから、今回もそれにならって処分を下したという基準しか見当たりません。


 星 それ以外は、キックバックされた金額と役職で処分にさまざまなバリエーションがありましたが、それは政治的な判断で線引きされました。岸田(文雄)総理は処分を急ぐことで、早く幕引きを図りたかったのでしょうが、逆に国民側は政治不信が高まってしまったのではないでしょうか。


 久米 処分で政権支持率が高まることはありえないでしょう。よくて現状維持か、さらに下がると考えるのが普通です。


 星 今回の処分に限らず、岸田総理はすべてが行き当たりばったりです。総理が発言すると、それなりに物事は動く。しかし、着地点を考えずに発信しているので、花火は上がるが、しぼんでしまう。


 派閥問題も、率先して岸田派解散を打ち出し、すべての派閥を解消しようと動いたが、麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長が派閥を残したことで阻まれた。裏金問題でも、自ら政治倫理審査会に出席して真相解明に動いたのに、世耕弘成前参院幹事長や下村博文元文科相らの不明瞭な答弁に阻止された。

周囲に人がいない
Photo by gettyimages


 久米 たしかに岸田さんは計画もなく、場当たり的な印象です。後先考えずに動くものですから、自民党が壊れつつあります。総理も壊すつもりなどないのでしょうが、意に反して壊れていったというのが実情ではないでしょうか。だから誰にも評価されず、支持率も上がらない。だけど、オールマイティーな政治家はいません。問題はそれを取り巻く優秀な参謀がいるかどうかです。


 星 かつて大物と言われた総理総裁には、優秀なブレーンがいました。たとえば、竹下登元総理には、竹下派七奉行がいて、さらに大蔵省の官僚もチームとして支えた。


 久米 安倍晋三元総理も史上最長となる政権を樹立しましたが、第一次政権のときと安倍さん自身が変わったかというとそうではありません。官房長官が変わったんです。だから、岸田総理も周囲の人が変われば、政権の様相も変わる可能性があります。しかし、その周りにいるのが一人しか名前が出てこない。そこが岸田さんの限界です


 星 木原誠二幹事長代理が岸田総理を支え、役所もそれなりに動いていますが、チームとして機能しているとは言い難いですね。総理の女房役である林芳正官房長官でさえ、総理との関係は弱い。かつての安倍政権では、菅義偉官房長官や今井尚哉総理秘書官、杉田和博官房副長官との結びつきが強固で、総理が間違った判断をしても誰かが気づいて修正していました。


 久米 派閥の解消の話にしても、麻生副総裁や茂木幹事長に事前に相談していないわけでしょう。事前に言って漏れてしまうのを避けたということなら、それは副総裁や幹事長を信用していないという話になりますよね。幹事長というのは、選挙の要なわけですから、それを信用できない状態で、解散なんてできるはずがないと私は思います。


後編記事『重鎮も民意でどんどんひっくり返る…久米晃と星浩が断言「誰が総理・総裁になっても自民党は負ける』で、さらに議論はヒートアップしていく。


 「週刊現代」2024年4月20日号より


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くめ・あきら/'54年、愛知県生まれ。業界紙記者を経て、'80年に自民党職員に。以来、一貫して選挙畑を歩み、党選対本部事務部長や党事務局長などを歴任した。'19年に定年退職し、現在は選挙・政治アドバイザーとして活動する
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ほし・ひろし/'55年、福島県生まれ。東京大学卒業後、'79年に朝日新聞社に入社し、ワシントン特派員や政治部デスク、特別編集委員などを歴任。'16年に退社し、『NEWS23』のキャスターに。現在はTBSスペシャルコメンテーターを務める

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あと8カ月で「紙の保険証」終了…武見厚労相の “蛮行”に集まる批判、マイナ保険証の利用率わずか5.47%なのに

2024年04月21日 12時05分08秒 | 政治のこと
2月には国家公務員の利用率が2023年11月時点で4.36%だったことも発表され、あまりの利用率の低さに批判を招いてもいた。このまま保険証廃止という “蛮行” に踏み切って、いったい誰が得をするというのだろうか。




あと8カ月で「紙の保険証」終了…武見厚労相の “蛮行”に集まる批判、マイナ保険証の利用率わずか5.47%なのに

4/19(金) 16:06配信



SmartFLASH
写真:つのだよしお/アフロ


 4月18日、武見敬三厚労相は参院厚労委員会で、「マイナ保険証」の利用率に関係なく、12月に現行の健康保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化する考えを示した。


【写真あり】マイナンバーカードの申請件数と交付枚数


 3月のマイナ保険証の利用率は5.47%と低迷しているが、武見氏は、廃止後も最長1年間は現行の健康保険証が使用可能であり、マイナ保険証を所有していない人には「資格確認書」が発行されると説明したうえで、こう答弁した。


「マイナ保険証の利用率にかかわらず、12月以降の医療機関受診に支障が生じるとは考えていない。マイナ保険証の利用促進に積極的に取り組み、現行の健康保険証については、12月2日から発行を終了し、マイナ保険証を基本とする仕組みに移行していくつもりだ」


 マイナ保険証の利用率は、2023年4月の6.3%をピークに8カ月連続で減少、同年12月には4.29%まで低迷した。


「政府は2023年度の補正予算案に、計887億円のマイナ保険証の関連費用を盛り込み、そのうちの217億円を『患者に利用を勧め、利用が増加した医療機関に配る支援金などにあてる』としました。


 2024年1月からこの支援金制度が始まり、2023年10月と比較してマイナ保険証の利用率が上がれば、利用1件あたり20円から120円を支給しています。さらに、競争意識をあおろうと、都道府県ごとのマイナ保険証の利用率を公表しています」(政治担当記者)


 それでも、マイナ保険証の利用率は1月に4.60%、2月に4.99%、3月に5.47%とわずかに増えただけ。いまだ利用率がピークだった2023年4月の6.3%に達していない。


「そこで、厚労省は5月から7月までを『マイナ保険証利用促進集中取組月間』とし、この期間のマイナ保険証の利用者数の増加に応じて、診療所と薬局に対して最大10万円、病院に対して最大20万円の一時金を支給する方針を表明したのです」(同)


 厚労省はガムシャラに利用率を上げようとするものの、“笛吹けど踊らず” の状態が続いている。そんななかで、武見厚労相が、「マイナ保険証」の利用率に関係なく、12月に現行の健康保険証を廃止する考えを示したことに、SNSでは批判的な声が殺到している。


《まさかの国民の意思表示 無視宣言!》


《国民の反対を全く無視しての暴挙ではないのだろうか。国民の強い反対運動が必要では?》


《支持率20%内閣の厚労大臣になぜ、利用率5.47%のマイナ保険証を押し付けられねばならぬのだ》


 2月には国家公務員の利用率が2023年11月時点で4.36%だったことも発表され、あまりの利用率の低さに批判を招いてもいた。このまま保険証廃止という “蛮行” に踏み切って、いったい誰が得をするというのだろうか。


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マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

2024年04月21日 10時10分36秒 | 政治のこと





マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上
4/21(日) 9:06配信



日刊ゲンダイDIGITAL
 民意無視のゴリ押し発言が大炎上だ。武見敬三厚労相が18日の参院厚労委員会で「利用率にかかわらず、12月に現行の健康保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化する」との考えを表明。この答弁を野党議員らがSNSで紹介すると、瞬く間に拡散され、〈国民の声を聞こうとしない〉〈なぜ使われないか、本気で考え直したほうがいい〉など批判の声が広がっている。


マイナ総点検で天下り団体が臨時収入10億円超…国民は知らず政府がヒタ隠す“不都合な真実”


 そりゃそうだ。3月のマイナ保険証の利用率は5.47%。トラブル続きで、昨年4月の6.3%を一度も超えられないまま。利用率低迷の理由は単純で、国民が必要性を感じていないからだ。無用の長物を四の五の言うなと押し付けるなんて「この国は独裁国なのか」と言いたくなるが、やり口までかの国に似てきた。


 政府は5月から7月までの3カ月間を「マイナ保険証利用促進集中取組月間」と位置づけ、厚労省・デジタル庁の広報予算と政府広報予算を総動員。テレビCMやデジタル広告をジャンジャン流し、利用を呼びかける。マイナ保険証の「国民大洗脳計画」である。


「昨年度の補正予算で組んだ『マイナ保険証の周知広報とコールセンター設置』の事業費41億円を使い、若者・高齢者とターゲット別にCMを制作。4月25日の『日本健康会議』のイベントでマイナ保険証利用促進宣言を行い、CMを初披露する予定です」(厚労省保険局医療介護連携政策課)


 CMには俳優の内藤剛志、タレントの王林、芸人のなかやまきんに君を起用。恐らくGWには、やたらと目にすることになりそうだが、今から人気者3人にミソをつけないかと心配になる。それだけ国民のマイナ保険証への不信感は根深い。


■湯水のごとく税金を使っても「死に金」に


 また、厚労省は集中取組月間中にマイナ保険証の利用者数を増やした診療所には最大で10万円、病院には最大で20万円の一時金を用意する。


 昨年度の補正予算で計上した「医療機関への利用促進支援」事業費217億円を利用するロコツなニンジン作戦である。


「マイナ保険証が真に国民の利便性を高める制度なら税金を使わずとも、利用率は自然と増えるはず。現状9割以上の国民が『不要』と感じているのに、ムリに押し付けようと湯水のごとく税金を使ってもムダ。完全な死に金となり、国民生活には一銭の足しにもなりません。国民の利便性よりも政権のメンツを優先させているだけ。カネの力で異論を押し潰すのは、まさに独裁政権さながらです」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)


 マイナ洗脳計画に支配されるほど、日本の民意は廃れていないと信じたい。

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小池都知事の「学歴詐称疑惑」再燃の“奇々怪々” 元最側近・同居人の実名告発で政治生命の危機説も

2024年04月19日 10時03分20秒 | 政治のこと

小池都知事の「学歴詐称疑惑」再燃の“奇々怪々” 元最側近・同居人の実名告発で政治生命の危機説も(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース 




小池都知事の「学歴詐称疑惑」再燃の“奇々怪々” 元最側近・同居人の実名告発で政治生命の危機説も
4/19(金) 6:32配信



東洋経済オンライン
小池百合子東京都知事(写真:時事)


 「首都の女帝」と呼ばれ、初の女性首相候補にも擬せられてきた小池百合子東京都知事が、小池氏の学歴詐称を立証するかのような元最側近やエジプト時代の同居人女性の実名「告発」によって、政治生命の危機がささやかれ、今後の展開次第では、告示まで2カ月となった都知事選(6月20日告示・7月7日投開票)の構図も一変しかねない状況となっている。


 しかも「告発」の余波で、岸田文雄首相の命運がかかる「4.28トリプル補選」の中で大混戦となっている衆院東京15区での「自民不戦敗」が確定。このため、“小池ブランド”にすがって同区での“勝利”を狙っていた岸田首相と自民党執行部は、「全く想定外の事態に困惑しきり」(自民幹部)だとされる。


■小池氏は疑惑を全面否定するが…


 そうした中、小池氏は「告発」が月刊誌で大々的に報じられた直後の12日の定例会見で、「(今回の告発は)そもそも大前提が違う。卒業していないというが、大学が卒業を認めているし、すでに卒業証書と卒業証明書はこの場でもお伝えしてきている」と疑惑を全面否定。


 そのうえで、「前回騒いだ時は2020年6月で、(再選出馬した)都知事選の直前。そもそも選挙のたびにこうした記事が出るのは残念」と強い不快感を表明した。ただ、今回の一連の騒ぎに、中央紙やテレビ各局といった大手メディアがそろって「極めて慎重な対応」なのに、インターネット上では「嘘つきは小池の始まり!」「小池は自分ファースト!」などの書き込みがあふれるなど、“小池バッシング”が際立つ。


 このため、永田町関係者の間でも「4年前のように簡単に事態が収束する状況ではない」(政治ジャーナリスト)との見方が支配的。しかも、告発の「背景」を探ると、「小池氏の学歴問題を巡るドロドロした人間関係」(都庁関係者)が浮き彫りとなるなど、「まさに奇々怪々な話ばかりで、今後の岸田首相の政局運営の新たな“火種”にもなりかねない状況」(自民長老)となりつつある。


■文春側、「田中角栄の金脈と人脈」の再現を狙う


 今回の「告発」騒ぎは、4月10日発売の月刊誌・文藝春秋に「私は学歴詐称工作に加担してしまった」との小島敏郎氏の手記が掲載されたことが発端。同氏は元環境省のキャリア官僚で、小池氏が特別顧問を務める「都民ファーストの会」事務総長も務めるなど小池氏の最側近として知られてきた人物だ。


 その小島氏が、前回知事選前に小池氏の学歴詐称を指摘した『女帝 小池百合子』(石井妙子著)への対応について、直々に小池氏から相談を受けた際のやり取りを中心に、改めて関係者に問い質すなどして事実関係を精査した結果、「学歴詐称だと確信」し、この問題での取材・報道に力を注いできた文春に、「告発」記事を寄稿したというのが経緯だ。


 文春側は、今回の告発記事掲載について「半世紀前に現職首相が退陣に追い込まれるきっかけとなった『田中角栄の金脈と人脈』という特集記事と同様の狙いで、あえてこのタイミングで取り上げた」(編集幹部)としており、18日発売の週刊文春も「大々的な続報」を掲載した。


 そのうえで、同誌関係者は、「小島氏の『告発』に関しては、1年以上前から綿密に内容を詰め、同氏と編集部が一体となって記事に仕立てた」と説明する。さらに、「その背景には、週刊文春の松本人志氏の性的スキャンダルでのスクープ記事が裁判沙汰になっている中、本誌(月刊・文藝春秋)は、本来の“政治ネタ”で勝負をかけたいとの思惑があった」(政治ジャーナリスト)との指摘もある。


 しかも、半世紀前の田中角栄首相の「追及劇」と同様に、今回も告発記事アピールの舞台となったのが、一般には「外国人記者クラブ」と呼ばれる「日本外国特派員協会(日本に派遣されている外国報道機関の特派員を中心に運営)」というのも因縁めいている。


 現在は弁護士の小島氏は、17日午後に同特派員協会で1時間半にわたり記者会見し、改めて「告発」に至った経緯や事実関係を説明したうえで、質疑応答に応じた。その中で小島氏は「学歴詐称は公職選挙法違反に問われかねない。(小池氏には)正確にお答え願いたい」と繰り返し訴えた。


 そもそも小池氏は、2020年5月に出版されたノンフィクション作家・石井氏の著作『女帝 小池百合子』の中で、それまで自身が主張してきたエジプト・カイロ大学卒業の経歴への疑義を指摘されて都議会で厳しい追及を受け、同年7月5日の都知事選を前に窮地に追い込まれていた。


 そうした中の同年6月9日、カイロ大学が小池氏の卒業を認める声明を唐突にフェイスブックに公表したことで疑惑は一気に沈静化。自民党を含めた都議会各会派は追及をやめ、メディアも関連報道を自粛した。ただ、その当時も、関係者の間では「カイロ大の声明文公開の経緯」を疑問視する声は少なくなかった。


■小池氏側近だった元ジャーナリストのA氏の存在


 17日の会見で小島氏は「カイロ大が声明を公表する案は自らが提案したものだった」として、当時、自分と同じ小池氏側近だった元ジャーナリストのA氏が「その原案を作ったことがわかった」と説明。その裏付けとしてA氏が作成した声明文の原案と、実際にフェイスブックに公表された文面を並べて提示し、両者がほぼ同じ内容であることを指摘した。


 そのうえで、都知事選公示の6月20日に小池氏が立候補を届け出た際、自身の経歴に「カイロ大学卒業」と明記した場合には、「公職選挙法上の経歴詐称として刑事告発をする可能性がある」と明言するとともに、現時点では匿名にとどめているA氏の実名も含め、「裁判になればすべてを明らかにする用意がある」と語った


 これにタイミングを合わせるように、小池氏と長年の交際がある前東京都知事の舛添要一氏も17日、自らのX(旧ツイッター)に、「小池氏の学歴詐称疑惑について、私の知っていることを書く」としたうえで、「嘘から始めた政治家人生、本人のためにも、日本国のためにも、この権力欲にまみれたポピュリストはもう政界から去ったほうがよい」と喝破した。


■「音無し主要メディア」の裏に“政治的謀略”も


 小島氏の17日の会見には、日本の中央・地方各新聞社やテレビ各局など多くのメディアが集結、取材していたが、NHKや民放各局の17日夜以降のニュースや情報番組、翌18日の中央・地方紙朝刊などは、ほとんど踏み込んだ報道をしなかった。さらに、日本のメディアの総本山である「日本記者クラブ」(公益社団法人)も今のところ小島氏の会見などは予定していないことなどから「主要メディアの慎重対応」も際立つ。


 その一方で、小池氏に“忖度”するように、岸田首相ら政府与党幹部も「そろって無視を決め込んでいる」のが実態だ。ただ、その背景については「官邸中枢や大手メディアの最高権力者も絡んだ底の知れない“政治的謀略”が垣間見え、都知事選に合わせた衆院解散論や、自民党総裁選を絡めた“権力闘争”の材料にもなりつつある」(自民長老
)との指摘もあり、「表舞台と裏舞台の反応の“落差”が、『小池問題』の闇の深さを物語っている」(同)ことは間違いなさそうだ。


泉 宏 :政治ジャーナリスト







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「メール一本で部下たちをクビ」「自分だけ処分ナシに国民もドン引き」...裏ガネ処分を大失敗した「岸田総理の終わり」とついに始まった「菅・二階の逆襲

2024年04月17日 11時06分50秒 | 政治のこと
菅義偉と森山、二階派の二階、林幹雄、武田の5人は、次の総裁に石破茂を推すことで一致したとの噂が流れている。

「メール一本で部下たちをクビ」「自分だけ処分ナシに国民もドン引き」...裏ガネ処分を大失敗した「岸田総理の終わり」とついに始まった「菅・二階の逆襲」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース



「メール一本で部下たちをクビ」「自分だけ処分ナシに国民もドン引き」...裏ガネ処分を大失敗した「岸田総理の終わり」とついに始まった「菅・二階の逆襲」
4/17(水) 7:03配信




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 最終的には国民と党員に判断してもらう─自身の処分がない理由を問われて、こう豪語した岸田文雄。支持率が超低空飛行を続けるなか、往生際の悪い総理の姿に、ついに身内も愛想を尽かした。


【一覧】「次の首相になってほしい政治家」岸田は15位…上位に入った「意外な議員」


 前編記事『ここへ来て始まった「まさかの岸田独裁」...総理が重用する「5人の自民党議員」の名前』に引き続き、今後の政局に迫る。


まるで部下だけ左遷して逃げた社長
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 待ち望んできた日米首脳会談も実現した。バイデン大統領との共同声明でぶち上げたのは、「ムーンウォーク・プロジェクト」。米NASAが推進してきた有人月面探査「アルテミス計画」に日本人男女の飛行士2人を加え、米国人飛行士と共に月面に着陸させるのだ。


 政には今も昔も、星のめぐりあわせが肝心だ。これで支持率は急上昇、6月会期末に解散を打ち、衆院選を戦い抜いて、総裁選に勝つ―。


 しかし地に足のつかない岸田の楽観主義に、もはや議員らだけでなく、国民も愛想を尽かしている。冒頭の声が示すように、いまや長年の自民党支持者でさえ、政権を見限ったのだ。さながら岸田は、燃え盛る城の上からのんきに外の桜を眺める殿様のようなものだ。


 「一般企業であれば、不祥事は代表である社長が責任を取るのが当たり前。ところが部下だけ左遷して、自分は逃げた。二階さんの処分は、本人が次期衆院選への不出馬を表明したので見送られたが、岸田さんは『だから、同じ派閥元会長の自分も処分を免れる』と考えたらしい。でもこれは内輪の論理で、はたから見れば意味不明です」(麻生派中堅議員)


クビを宣告するのもメール一本の非常識
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 誰とも話さず、夜な夜な政局のことばかり考え続けた岸田の感覚は、完全におかしくなっているのだ。


 党内には怨念が渦巻いている。処分が決まった日、離党勧告を受けた塩谷立(りゅう)は、「処分者と処分内容の一覧表がメールで送られてきただけで、他には一切説明がなかった」と会見で明かした。


 「処分に前向きだった議員もこの対応にはドン引きでした。岸田さんは安倍晋三さん亡き後、政権を維持するために塩谷さんの仲立ちで安倍派をまとめてもらっていた。にもかかわらず、クビにするときはメール一本。人としてあり得ないやり方です」(自民党関係者)


 本来であれば、岸田が処分者の一人ひとりに面と向かって理由を説明し、応諾を得るのが常識だが、それも一切しなかった。とにかくアメリカに行く前にケリをつけようと、結論を急いだのだ。

処分を決めた「党紀委員会」の内幕
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 処分を決定した党紀委員会のメンバーである中堅議員が内幕を明かす。


 「処分は党執行部で決められたもので、すでにマスコミにも内容が漏れていた。委員長の逢沢一郎さんや副委員長の田村憲久さんは『こんなの今日一日で決めるべきではない』と頭を抱えていた。ところが、茂木敏充幹事長に『メディアも入っているし、全会一致にしてくれ』と押し切られ、当初の処分内容のまま決まった。会議時間はわずか2時間。茶番です」


 怪しげな妖術に頼るあまり自身がアヤカシと化してしまう、そんな陰陽師の物語は数多くある。岸田も政局にこだわるあまり、常識を失った「永田町の怪物」となってしまったのかもしれない。


 そんな岸田を後ろから撃とうとしている男がいる。幹事長の茂木だ。


 派閥解消の余波を受け、小渕をはじめとした身内に見放されて政治的には死んだと思われていた。岸田も、茂木など麻生につき従う「式神」にすぎないと相手にしてこなかった。だが茂木はあきらめていなかった。


 「茂木さんはこれまで裏金問題には我関せずで高みの見物だった。ところがいざ処分の段になると前面に出てきて、総裁選をにらんだポイント稼ぎに利用し始めました。処分対象者のラインとして500万円を示したのも茂木さんで、自身が総裁選に出馬することを見越して安倍派の中堅・若手に恩を売るためとの見方がもっぱらです」(岸田派閣僚経験者)


茂木幹事長と萩生田前政調会長の蜜月
幹事長のうちにカネを使って、若手・中堅を囲い込もうとする茂木/photo by gettyimages


 岸田がすっかり子飼いだと思っている萩生田にも、事前にツバをつけていたという。


 「3月13日、茂木さんは萩生田さんや安倍派議員数名と都内で会食している。萩生田さんに近い大西英男さん(衆院議員)がセットしたらしい。


 処分を軽くする代わりに、次の総裁選での応援を取り付けたんじゃないか」(前出の自民党関係者)


 「ポスト岸田」の世論調査で、一般人気のない茂木が上位となることはないが、茂木は意に介さない。党内多数を制することこそが総理への近道だと知っているからだ。岸田と距離を縮めつつある麻生をもう一度、自分のもとに引き付けて、総裁選に打って出る。


 「麻生さんは、地元・福岡の政敵である武田さんに『党員資格停止』の処分を下そうとしていた。ところが森山さんがこれに反対。結局、岸田さんは森山さんの肩を持った。


 つまり岸田―麻生―森山のトライアングルは常に緊張関係にある。茂木さんはそのバランスが崩れるのを窺ってい
る」(前出・全国紙政治部記者)


菅と二階が持つ「最終兵器」
「ポスト岸田」の世論調査で1位の石破。党内支持も高まってきた/photo by gettyimages


 一方、菅義偉と森山、二階派の二階、林幹雄、武田の5人は、次の総裁に石破茂を推すことで一致したとの噂が流れている。


 「今月末の補選で3敗すれば、次の選挙では与党過半数割れも現実味を帯びてくる。そうなったら石破さんの人気に頼るしかない。最近、石破さんの党内批判がトーンダウンしているのは、菅さんに控えるよう言われたからです」(二階派関係者)


 現在の永田町はまるで真夜中のような静けさだ。茂木も石破も補選が終わるまではじっと息を潜めている。しかし、選挙に惨敗した途端、「岸田おろし」が始まる。


 月と星が妖しく光る。のんきな岸田が寝首をかかれる日はそう遠くない。


 (文中敬称略)


 「週刊現代」2024年4月20日号より


 ーーーー


 つづく記事『国民人気はないけれど…退陣危機の岸田総理に代わって「総理待望論」がささやかれる意外な大物議員の名前』では、疑心暗鬼が渦巻く永田町で「いま起きていること」を紹介します。


週刊現代(講談社)









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