年間“100万件”も検挙されてる!「最も多い」&「最も反則金が高額」な交通違反とは? 思わぬ「めちゃ多い違反」に要注意! 最新「交通違反ランキング」で分かる“取り締りの実態”とは!(くるまのニュース) | 自動車情報・ニュース - carview!
年間“100万件”も検挙されてる!「最も多い」&「最も反則金が高額」な交通違反とは? 思わぬ「めちゃ多い違反」に要注意! 最新「交通違反ランキング」で分かる“取り締りの実態”とは!
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■「最も多い」&「最も反則金が高額」な交通違反とは!
“クルマの運転”と切っても切れない関係にある、交通違反。
なかでも「最も検挙数が多い違反」と「最も反則金が高い違反」について、最新のデータを基に解説します。
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まず、2024年の1年間で最も検挙数が多かった交通違反トップ3を見ていきましょう。
警察庁の資料によると、2024年の交通違反の検挙総数は514万3671件で、最も多かったのは「一時不停止」の117万7924件でした。
一時停止は、赤信号が点滅している交差点のほか、信号がなくても標識で示されている場合や、歩行者が横断歩道を横断しようとしているときなどにもする必要があります。
2023年の126万7094件と比べると件数は減少傾向にあるものの、まだまだ少ないといえる数値ではありません。ドライバーは改めて一時停止を怠らないように気をつけましょう。
2番目に多かったのは、「最高速度違反」、いわゆるスピード違反の84万7378件です。
超過速度別の内訳をみると、「速度50キロ以上」が1万555件、「速度50キロ未満」が11万7495件、「速度30キロ未満」が18万297件、「速度25キロ未満」が27万1648件、「速度20キロ未満」が26万7322件、「速度15キロ未満」が61件。
こちらも2023年の88万8500件に比べて、減少傾向となりました。
3番目に多かったのは、「放置違反金納付命令件数」の63万5787件です。
駐車違反をすると、クルマに「放置車両確認標章」と呼ばれる黄色いステッカーが貼りつけられ、ドライバーは警察署などに出頭して反則金を納めなければならなくなります。
放置違反金納付命令は、上記の反則金の納付が認められない場合に、車両の使用者に対して放置違反金の納付を命じるものです。
駐車が禁止されている場所に駐車することはもちろん避けるべきですが、うっかり駐車してクルマに黄色いステッカーが貼られた場合は、すぐに警察署に出頭して反則金を納めるようにしましょう。
このように2024年は、「一時不停止」「最高速度違反」「放置違反金納付命令件数」が最も多かった交通違反トップ3であり、2023年と同様の結果となりました。
では、最も反則金が高い交通違反は何なのでしょうか。
■「反則金」が最も高い違反はこれだ!
交通違反をした場合、状況に応じて「白色」「青色」「赤色」の切符が切られ、なかでも青色の切符は「交通反則通告制度」が適用されており、刑罰の代わりに反則金を納付する必要があります。
反則金の中では、大型車の「速度超過35キロ以上40キロ未満(高速道)」と、「積載物重量制限超過(5割以上10割未満)」の4万円が最も高額です。
普通車の場合では3万5000円が最も高額で、「速度超過35キロ以上40キロ未満(高速道)」の速度違反、積載物超過違反については「10割以上の超過」が該当します。
このほか、「携帯電話使用等(保持)違反」も普通車で1万8000円と、高額です。
携帯電話使用等(保持)違反は、運転中にスマートフォンなどの使用や画像を注視するなどの行為を指し、2019年12月に罰則が強化されたことで、普通車では従来6000円だったところを上記の金額に改正されました。
ちなみに、上記の違反に該当しながら事故を起こすなど「携帯電話使用等(交通の危険)」に該当した場合は、反則金制度は対象外となり、罰則として1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。
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最も検挙数が多い違反と最も反則金が高い違反について、2024年の最新データを基に解説しました。
そして最も検挙数が多かった「一時不停止」は、2023年に比べると件数は減少傾向にあるものの、まだまだ少ないと言える数値ではありません。
反則金は、普通車の場合では「速度超過35キロ以上40キロ未満(高速道)」の速度違反と、「10割以上」の積載物超過違反の3万5000円が最も高額です。
このような現状をしっかりと認識し、自動車ユーザーはよりいっそう順法精神を持って、安全にクルマを運転することを意識してください。