原点を思い知る夜明け

先祖の因縁を強く受けて苦しむ人は居ますが、とても少ない
です。大半の人の苦しむ原因は、今生で自分の想念と生き方
からの反映を受けて苦しむ人が多いのです。
自分が「気が付かない間に」蒔いた苦の種が発芽するの
です。
自分が何故こうなるのかが分からない時、人は苦しむ問題
への努力を簡単に諦めます。
そして分からない原因には、同じく分からない目に見えない
世界へ解決策を求めます。ますます努力するべき問題を放り
出す事に成り、ますます苦しむ事に成ります。

例えば自らの浪費を止めないまま金欠を嘆き、信仰に金欠
への解決策を求めては生けません。解決策は、節制と労働
しかないのが現実界です。
お腹が空けば御飯を食べます。口に箸を運ぶのは自分の
腕力です。口に箸を動かす”気分にして欲しい”と信仰して
も駄目なのです。
そもそも、箸を口に運べるテーブルに着いている事自体への
感謝を忘れ去っています。こんな大事な事への感謝を忘れ
去るぐらいですから、不幸に発芽する種を普段どれだけ知ら
ない内に自分で蒔いているか恐ろしい程です。
その種は順番に発芽して行くだけの事です。
蒔いた本人は自分自身です。

人間は目先の不幸に囚われると、自分が生かされている事
の原点への感謝を忘れます。
物事が直ぐに壊れやすい現実界において、生きて不幸を
体験できる事自体が大変な奇跡です。
わざわざ体験する為に、自分の魂が頼み込んで頼み込んで
生まれて来たのです。
最初は動けない赤子が現実界で大きく成る為に、どれほどの
他の魂の助けを受けたのか、また、この体験する舞台を維持
する為に、どれほどの目に見えない存在の恩恵を受けて
来たのか・・・。
何に感謝したら良いのかさえも気が付けない人は、これから
幸いにも無くす事により、何を感謝すれば良かったのかを
自分で思い知る時期に入りました。
命ある間に気が付ければ、幸いなる事です。
自分が生かされている原点と向き会う時代の始まりです。

先祖の因縁で苦しむ人は幸いです。
逆の視点では、それだけ逃げる事が出来ないほど先祖と
連携している証拠です。
自分の手で先祖を慰める事が出来れば、連携している為に
確実に自分自身も慰められる状態に成る御墨付きです。
自分が生かされている原点へ感謝の思いを維持できる人は
この世では最強です。
何も恐い物がありません。　生死の視点から、この世の悩み
を見れば小さい事ばかりです。
そして、より今を大事に生きようとします。

生かして頂いて　ありがとう御座位ます

人類の　５％　運動を広めたいです。
　  　　
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