1月7日の過去記事（http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/1564e4cad60f3e626eaa6e44535d67de）において、1月14日からの国際情勢に注目していました。そして、昨日14日の国内・海外では色んな懸念が報道されていました。
「中国戦闘機、米哨戒機を追尾 東シナ海上空 （産経新聞 1月14日(月)7時55分配信http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130114-00000058-san-pol）
中国軍の戦闘機が今月１０日、東シナ海上空で米海軍のＰ３Ｃ哨戒機と空軍のＣ１３０輸送機に緊急発進（スクランブル）し執拗（しつよう）に追尾していたことが１３日、分かった。同じ時期から自衛隊機に対するスクランブルも過剰になった。中国軍用機による日本領空への接近飛行を受け政府が対抗措置の強化を検討していることに反発し、中国側は対応をエスカレートさせているとみられる。Ｐ３ＣとＣ１３０はいずれも日中中間線付近を飛行していたところ、中国軍の戦闘機がスクランブル対処として接近・追尾した。」
（感想）
報道では1月10日に中国の戦闘機が、米海軍と空軍の飛行機に執拗に「追尾」したとあります。
アメリカ人にとりましては、「武器を持った者が後ろに付く」という状況は、東洋人が想像する以上の深刻なメッセージを持つことを感じます。スポーツにおきましても、背後を取られるということは屈辱を意味することがあります。とにかく「バック」を支配されることは、アメリカ人にとっては性的な本能的にも強い深刻な意味を持つと思います。
このような文化的な違いの意味を、中国のパイロットや責任者は知っていたのでしょうか？
ロシアならば米軍には「追尾」ではなくて、「並走」して警告したと思います。
戦争とは、このような文化的な感覚の違いから生じるのかも知れません。
恐らくアメリカは非常に激怒したと思います。そして、10日の翌日にアメリカは、
「 Ｆ２２ １４日にも嘉手納に （沖縄タイムス 1月12日(土)http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-01-12_43834?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter）
米空軍がバージニア州の基地に所属するＦ２２ステルス戦闘機１２機（１個中隊）と約３００人の空軍兵を１４日ごろから嘉手納基地に約４カ月間、暫定配備することが１１日までに分かった。」
現時点では世界最強と言われる戦闘機F22を１２機も沖縄に配備する決定を１１日に行い、１４日には沖縄に到着しました。
このF２２がどれほど凄いのかは、これ１機で他国の戦闘機数十機を相手に出来るそうです。その理由は、ステルス（見えない・隠れる）性能が凄すぎて、味方の戦闘機が離れている方が事故が起こらなくて良いほどのようです。他国がステルス機能を自称していても、その次元が違うようです。感知される戦闘機が何十機いましても、完全に見えない戦闘機には負けます。
１２日ごろから尖閣周辺が平穏であるのは、今は国家間で緊迫したやり取りがされている最中だと感じます。
戦後にソ連とアメリカ間で起こった「キューバ危機」の尖閣版に成らないように、注視して平和に成ることを思っています。
さらに１４日に開示された中国での報道では、
「戦争の準備をせよ」対日想定…中国軍指導部が全軍に指示 （2013.1.14 19:03 産経ニュースhttp://sankei.jp.msn.com/world/news/130114/chn13011419050004-n1.htm）
中国人民解放軍を指揮する総参謀部が全軍に対し、２０１３年の任務について「戦争の準備をせよ」との指示を出していたことが明らかになった。１４日付の軍機関紙、解放軍報などが伝えた。また、国営中央テレビ（ＣＣＴＶ）など官製メディアは最近、連日のように日本との戦争を想定した特集番組を放送し、軍事的緊張感をあおっている。」
中国の指導部は本気で戦争をしたいと思ってはいないと感じますが、これで日本側が怖がって折れることを願っての報道だと思います。
３月には中国軍部の年次予算を決める時期が来ますので、そのための意味もあるでしょう。
中国が今の国内問題から国民の視線をそらすために、外部への強硬策を言わざるを得ないのだと思います。
しかし、こんなことを繰り返すほどに、不安に駆られた中国国民の動きの統制が難しくならないのでしょうか。
今こそ、悪い流れに成らないように、日本人が平和への思いを持つべき時だと思います。
今の平和な日本において、隠れた背景でこのような緊迫状態が継続中だと思う人は少ないでしょう。
このような報道には冷静な視点を持ち、平和への感謝をすることが一番に大切です。
思いの力で必ず無難にしましょう。
生かして頂いて ありがとう御座位ます
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