本屋親父のつぶやき

珠洲の本屋親父が読んだ良書の紹介や近況報告

本屋親父のつぶやき 令和 3年 6月 27日 春日神社の市姫祭り 午後8時~ 斎行されます。

2021年06月27日 16時24分27秒 | Weblog
 珠洲市飯田町の春日神社には、その昔、私の子どもの頃には(70年前)には、飯田町の中心・大町・今町・南町・竹町の通りを沢山の野菜やお魚や日用品(藁細工・農工用品)等を売る朝市がニと七の付く日に開かれておりました。季節によって産物も変わり、子どもの私も母親につんだって買物をするのが楽しみでした。勿論学校へ行く前の早朝の出来事でした。若山や上戸や直から野菜を持って出て来る人達だけでなく、遠く白丸あたりからも舟で野菜を積んで売りに来る人々もおりました。当時の飯田の街には商店街と言える程の店はなく、家の前を朝市の人々に貸して、お礼に野菜等を貰っていた様な気が致します。そんな時代には、6月の27日は春日神社の御仮屋が建てられ、御神輿を置き、朝早くから朝市に出られて農家の方や漁師の方々がお供え物を飾って参拝されていました。
荷車や馬車や舟等で運ばれる時代から自動車に変るにつれ道路も改良され拡幅され、交通量が増えると朝市の場所が狭くなり、乗光寺さんの境内に移動した事もありました。商店街の発展と共に朝市に出る業者も減少して行きました。今朝の朝市の出店者は3人です。野菜売りで白丸から軽トラで来られる2人と朝市に出て来る農業を楽しむ人たちに野菜の種を売る種屋さんが1人です。
 朝市は衰退しておりますが、春日神社では、衰退している商店街や新しい街の繁栄を願って、毎年 6月27日には市姫祭りが斎行されております。江戸時代から続けられているお祭りだと思います。
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