本屋親父のつぶやき

珠洲の本屋親父が読んだ良書の紹介や近況報告

本屋親父のつぶやき 12月13日金沢CL読書会「終身教授録」森信三著

2009年12月13日 19時18分21秒 | Weblog
 写真は昨日の金沢CL読書会ての、読後感の発表を聞いているところです。

今回は 『「終身教授録」森信三著の 一部 第3講 生をこの国土にうけて』でした。

文中の大切な部分を抜粋して紹介いたしますと、次のようになります。

 われわれ一人ひとりの中に、歴史を貫いて流れてきた民族の血液が宿っているわけであります。

 したがいまして、こうしてここにいる我々の「血」も、祖先にまでさかのぼれば、無限に入り組み

重なり合っているといえましょう。このように考えますと、我々が日本民族の一員として、この国土に

生まれて来たということは、無量の因縁の重なり合った結果であって、それこそ民族の歴史に深く

根ざしを持つわけであります。従って私たちがこの国を愛するということは、必ずしもこの日本としう国が、

優れた国だからと言うことよりも、むしろ先に述べたように、我々にとっては、まったく抜き差しのできないほど

深い因縁があるからだと言うべきでしよう。

 繰り返し読んで味わってください。なかなかこんな文章は最近お目にかかれませんよね。

みなさん感動して今年最後の読書会を閉じました。

 最後まで読んでくださいまして、誠にありがとうございます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする