川魚と亀飼育

主に愛知県産淡水魚の採集と飼育、亀の飼育雑記

ホトケドジョウ

2009-04-29 19:21:23 | お魚採集


ホトケドジョウです。

このドジョウの仲間、日本に住むドジョウの中でも異彩を放っています。
日本でいうドジョウとは姿が違います。
体はドジョウ、顔はナマズといった所でしょうか。

性格もどちらかというと武闘派。そして貪欲。
しかし圃場整備や河川の改修などで住む場所を失いつつあるドジョウであります。

飼ってみると意外に丈夫な種だと思うのですが、自然下では場所を選ぶようで
かなり限定した場所に群生しているように見受けられます。

生息している河川でも数mから百mぐらいの場所にしか見られないような気がします。それがどんな条件下のものかは私にはわかりません。
ただ河川や水路に人が手を入れれば入れるほど彼らの棲家は奪われていくことだけは確かなことだと思います。

人が住みやすいのと生物の保護、表裏一体の難しい問題です。





2倍体

2009-04-26 23:00:55 | お魚採集
私は淡水魚のなかでもシマドジョウ(スジシマも含めて)が一番好きです。
何故好きなのかと問われても理由などありません。
ただただ好きなんです。
以前熱帯魚を飼っているときでも底にはシマドジョウだけは泳がせていました。

ただ好きであるのと知識があるということは、別次元です。
シマドジョウとスジシマドジョウ東海型小型種の区別も怪しい程ですので
まして西日本集団、東日本集団や2倍体、4倍体など区別はできません。
その辺りのことは、研究者の方や好きな方にお任せしようという人任せスタイルを
貫こうと思っています。
(というよりその辺りのセンスが欠如しています)

私はこの先も飼育と採集を楽しもうと思っています。



ガラス面が鏡となって2倍体となっているシマドジョウとスジシマ。
あとカジカも。
(念のため写っているシマが2倍体かどうかは分かりません)




カネゴン来襲

2009-04-25 23:11:24 | 淡水魚
先週、アカザの大型個体を捕獲しました。

チビのアカザに比べると体が大きい分動きが鈍く感じます。
水槽内の様子を写真撮影するには良いかもとカメラを構えて
シャッターチャンスを狙いました。



カネゴン。いえ、アカザです。

結局、見るに耐えるショットはこれだけ。

蛍光灯が被るし、ブレるし、やっぱり写真は自然光が一番。
さあ、お魚捕りへ行かなければ…。

春の風物詩

2009-04-22 20:29:14 | お魚採集
少し前の話になりますが、長男とお魚捕りに行きました。

春になると必ず行く実家近くの水路です。
水深も20cmあるかないかの所。
3面がコンクリートのどこにでもある水路ですが、暖かくなると
どこからともなく沸いてきます。



タイリクバラタナゴ。

上から見るとメダカのような小さな個体ばかりが無数に泳いでいるのが
確認できます。
水路に入ることなく岸からでも網で追い込むとたくさん捕れます。

サイズこそ小さいのですが、色づいた個体もいますので
長男は大喜び。

もっと探せば他の魚種もいるかもしれませんが、タイバラで充分な気がします。
そんな水路です。



4月19日 某一級河川水系

2009-04-19 18:51:10 | お魚採集
4月19日 4時30分に目が覚めました。
いつもですとこのまま2度寝のパターンですが、目が冴えています。
体調もよし。天候のよし。ただし時間がない。午前中勝負。
「行くか」
思いたったときに行かなければなかなか行けないので
さっさと準備し、出発。時間は5時。

現地到着。時間は7時。
予定通り。

早速、排水路づたいに本流へ降ります。



ニホンイシガメのお出迎えです。♀ですね。
野生の割にはキズもなく、きれいな個体です。
持ち帰りたい衝動に駆られるものの、容器を持ってないので断念。

イシガメのつぶらな瞳は良いですね。





ドンコ。立派なバルーンにはもう一歩か。
とにかくドンコがいっぱいいました。この川。



カワヨシノボリかな。大きな個体がたくさんいました。



いましたね、アカザ。
頭が立派なお尻になっています。(画像では見難いですけど)
浮石の下から出てきました。

底物は、充実しているのですが、魚らしい魚が見当たりません。
カワムツの稚魚が少しだけ。
そのカワムツに混じって、



マスの稚魚。種類はわかりません。
結局、これだけでした。





辛うじてあった砂地をほじほじするとスナヤツメに混じって
シマドジョウを捕獲。
いままで捕った中でも一番大きな個体というより長い個体。
私の場合、これが見れれば満足。

満足した所で別河川へ移動。
移動はしたものの地元でない私は移動を繰り返し、泥にはまったりしましたが
特に特筆すべき生物には出会うことはできませんでした。

またもや行き当たりばったりのお魚探索でしたが、結構楽しむことが
できました。

本日観察できた生物

ニホンイシガメ
シマドジョウ
アカザ
カワムツ
スナヤツメ
マスの稚魚
ドジョウ
ヨシノボリ類
ドンコ

















視線の先

2009-04-16 20:22:29 | 淡水魚


2匹のカジカが何かを見つめています。

そこには小さなエビがいます。
2匹して同じ獲物を狙っています。
アカムシにも目もくれずにエビの動きを見つめています。

私が目の前でカメラを構えていますので
少し躊躇しています。

しかしこの後すぐにエビは横からやってきた
ゴクラクハゼに食べられてしまいました。

失意の彼らはしかたなしにアカムシを食べていました。
悪いことをしてしまったと反省。



スジシマドジョウ大型種

2009-04-13 20:29:52 | 淡水魚


シマが繋がっています。スジシマドジョウ大型種です。
現在はドジョウ帝国仮水槽にいます。

この個体をどうしたかというと
みなさんのご察しのとおり、泥鰌庵の長老に頂きました。
この方は私の心が読めるのか、いつも私が欲しているものをお持ちいただけます。
ありがとうございます。

目下スジシマドジョウ大型種の捕獲を目論んでいます。
さて本年中には達成できるでしょうか。ねえ長老。




4月12日 矢作川水系

2009-04-12 20:43:12 | お魚採集
4月12日 矢作川水系へお魚捕りへ行ってきました。

天気も良く、気持ちの良い風が吹いてきます。
早速川へ入りますが、砂に足が沈む。
場所によっては、膝まで埋まりますが、めげずに網を入れます。



タモロコ。
こうやって見るときれいな魚です。



ゼゼラ。



ゼゼラの顔。
可愛い顔をしていますね。

この他には、ニゴイのチビ、トウヨシノボリが捕れました。

次の川は、拳より小さな石が底に敷いてあり、周りは泥になっていて
抽水植物が生い茂っています。





スジシマドジョウ小型種東海型。
泥を漁ると固まって捕れます。



モツゴ。

矢作川に来ているのですが、カマツカが捕まりません。
少し寂しいなと・・・。



カマツカ、いました。
カマツカも見れたのでこの川でのお魚捕りは終了。

本日は娘の誕生会があるので2時までに帰らなければいけないのですが、
帰り道で後1ケ所だけ行けそうです。

水系は変わりますが、シマドジョウ狙いです。

着いた川は砂地ではなく、石の川です。
早速、網を入れると、



大きめのカワムツ。
クレソンの茂みから出てきました。

なかなかシマドジョウが捕れません。

本日の締めにシマドジョウが見たいと・・・、
その時が来た・・・。

太いのがニョろっています。




大きいには大きいのですが、ドジョウでした。
ドジョウとわかった瞬間、私の気持ちもプッツン。
本日は終了でございます。



最後に私にとどめを刺したドジョウ君のアップ。

本日、観察できた魚

タモロコ
ゼゼラ
ニゴイ
トウヨシノボリ
モツゴ
スジシマドジョウ小型種東海型
カマツカ
カワムツ
オイカワ
カワヨシノボリ
ドジョウ






















ドンコ

2009-04-09 20:59:07 | 淡水魚


我が家のドンコです。
20cmには少し足らず。
水槽が汚くてうまく写真が撮れませんでした。

定期的な水換えと餌やり意外はほかっています。

この水槽には蛍光灯がないので爬虫類用のバスキングランプで頭から
照らしてやりました。
しかしこの人は微動だにしません。
恐るべし、ドンコ。



全身写真では、あまり伝わらなかったのでアップでもう一枚。

厚い唇にふてくされた様な口。
殺意さえ芽生えてきそうです。

しかし彼をかっこいいとも思ってしまいます。

君はどこへ行くのだろう。(謎)


4月5日 GO WEST

2009-04-07 20:46:32 | お魚採集
懐畔泥鰌さんからうなどんくんオイカワくんがお魚捕りに来るからということでお誘いをいただきました。

しかし2日前より微熱が出てしまいました。
無理かもしれないと覚悟をしましたが、とにかく睡眠を多く取ることを
心がけました。

4月5日当日朝、起きると体調はほぼ万全。
気休めに少し高価な栄養ドリンクでドーピングし、出発。

懐畔泥鰌さんと合流し、うなどんくんとオイカワくんを迎えにいきました。
うなどんくんとオイカワくんとは半年振りの再会でございます。
おじさんは照れくさく、挨拶もそこそこに出発。

向かった所は何の変哲もないコンクリート水路。
水は茶色。透明度はほぼ0。
岸から網を入れるとカワバタモロコ、メダカ、タイリクバラタナゴ、
ウシヨシノボリ、フナが入ります。

驚いている暇もなく移動。
素掘りの水路。水は透明度が高く、底は泥。
この泥が深く、私の足腰にダメージを与えます。



うなどんくんが捕獲したゼゼラ。
ここではスジシマドジョウ小型種東海型、ドジョウなどが捕れました。

数分の移動。
こちらも透明度が高く、水草も繁茂する川。



ホトケドジョウ。



食用に充分足る大きさのウナギ。うなどんくんが捕獲。
他にはタモロコ、ドンコ、オイカワ、スナヤツメ、フナ、カラドジョウなど。
ここの個体は、とにかく大きなものが多いのが印象的でした。

次に向かった場所は、本当に何の変哲のない川。
透明度もさほど良いわけではありません。



アブラボテ。初採取。



ヤリタナゴ。



ビワマスの稚魚。初対面。



そして待望のビワヒガイ。初採取。

初採取や初対面の魚種が多く、西へ来たのだなと実感。

この川で採集を終え、選別していると
「何かかわったもの捕れました?」
と声をかけて来る人物がいました。

特に声を掛けられるのは珍しいわけではありませんが、いでたちを見ると
魚採集を趣味とする人だとわかりました。
初めのうちは、あしらっていたのですが、なかなか立ち去りません。

よく見るとなんとお見知りおきのおすいぬさんではありませんか。

まさかこんな遠方で会うとは思いませんでした。

おすいぬさん、ごめんなさい。
全然気づかず、無愛想な対応をしてしまいました。

その後、彼は自転車で颯爽に去っていきました。

そんな驚きの展開もありましたが、私たちも移動。
懐畔泥鰌さん計らいでアジメドジョウ、アカザも捕ることができました。
すでに私の体力も限界。写真がございません。

そんなこんなでこの日は初採取、初対面の魚種のオンパレードでした。
非常にヘヴィな一日でしたが、とても楽しく過ごすことができました。

懐畔泥鰌さん、うなどんくん、オイカワくんありがとうございました。

本日観察できた魚種

カワバタモロコ
タイリクバラタナゴ
メダカ
フナ
スジシマドジョウ小型種東海型
ゼゼラ
ドジョウ
カラドジョウ
ウナギ
ホトケドジョウ
オイカワ
スナヤツメ
ウキゴリ
ドンコ
ヤリタナゴ
アブラボテ
ビワヒガイ
ビワマス
アジメドジョウ
アカザ
ウシヨシノボリ
カワヨシノボリ
トウヨシノボリ
ぐらいかな。