音というのは本当に奥が深くて難しい。
また、そう思わされることがあった。
3年程、愛用したTubeman
ネットの評判ではクリーンは良いが
ディストーションサウンドの抜けが
悪いと言われていたが、僕は主に
ディストーションサウンドがメインで
クリーンはおまけなので、トーンを
ディストーションサウンドに合わせて
セッティングすれば、問題なかったし、
HeavyMetalには歪みが足りないとの
評判もあったが、僕が出したい音には
十分な歪みでこれも問題無かった。
いろんなものを何台か試した中では
まあ、一番使いやすかった。
しかし、そのサウンドがどうも
真空管の歪みっていうより、トランジスタ
の歪みに近い。
音はその場の状況で違って聴こえる
のでスタジオリハでは、あまり気に
ならないのだが、実際にライブで演奏
したものを、録音して聴くと、どうも
トランジスタの音に聴こえる。
何しろ年2~3回しかライヴをやって
ないので、なかなか真価が判らないのが
ツライとこだ。
大型のアンプヘッド、例えば僕の
Marshallはプリアンプに真空管を4本使って
いるのに対して、小型のプリアンプのほとんど
が真空管1本なので、同じようにならない
のは当然かもしれない。
そこで調べてみたらAMT SS-11は小型ながら
真空管を2本使っている。
これはイケるかもしれない!!
少し安いのにSS-20というのがあるが
こちらは真空管1本でこれを、LIVEで
使用した動画を観たが、僕にはどうしても
Tubemanで感じたトランジスタっぽさが
こちらでも感じられた。
これでは意味がない。
でもSS-11をLIVEで使用した動画は
みつからなかった。
今のところ他に候補がないので、
SS-11に賭けてみた。
届いてすぐ自分のMarshallでならしてみた。
家で爆音を出すわけにはいかないので、
小さい音でならした感想は・・
あまり歪まない・・。
Gainをいっぱいまで上げてようやく
ギリギリってとこ。
ヤベエ!!ハズシタかも・・。
何しろ試奏したくてもどこの
楽器店にも置いてなかったので
仕方ない。
ハイパワーのシングルコイルを
ストラトに着けた話を以前書いたが
が、この時点でもう、シングルは
諦めて再度ハムバッカーに戻した。
これでまあ、なんとか使えるかな?
先日、元メンバーに誘われて久々に
スタジオに入った。
SS-11初の大音量なので、若干不安が
あったが悪い予感が見事的中!
なんじゃ、この音は!!!
想像と全然違う。足りないと思っていた
歪みは十分過ぎるほどだったが、その
歪の質が今まで使った真空管アンプと
全く違う。
大恥かいた!!
これはマイッタ。
家に帰りすぐに調べてみた。
そこでわかったのは、今まで使った真空管は
全て12AX7だったのに対して、SS-11に使われて
いるのは6H2N-EBという、ワケのわからんのが
入っていた。
これだ!!
真空管を換えてみるしかない!
と思い立ったところで、長くなってきたので
次回につづく。
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