最近あちこちでCDショップが閉店
している。渋谷のHMVも閉店するそうだ。
世の中的にCD盤自体が売れなくなって
きているのもあるのだろうが、僕自身も今年
になってCDショップで買ったCDはゼロ。
CD自体は買っているのだが全てネットで
買っている。
僕が利用しているのはAmazon,HMV
TowerRecordの3つだがAmazon以外の
HMVとTowerは昔は店舗に毎週のように
通って沢山買ったけど、店舗まで行くのに
交通費が掛かるし行っても欲しい盤が無い
こともあり無ければ他の店舗へ向かうと
行った感じで学生で時間が有り余っていた
頃は、それも楽しかったが多忙な今となって
はそんな時間はなかなか取れない。
そこにインターネットの登場だ。
ネットでは両社とも2500円以上の
購入で送料が無料になるしAmazonに
至ってはキャンペーンやらなんやらで
ほとんどいつも送料無料だ。
僕はこの5~6年の間にネット通販で
送料を払ったものはCDに限って言えば
一度も無い。
しかもTowerとHMVは店舗で買うより
ネットで買った方がほとんどの場合価格が
かなり安い。
HMVはネットで買っても店舗で買っても
データが連動してポイントが貯まるがTower
の場合はネットと店舗でポイントが別々にしか
つかないので僕も昔のように湯水の
ごとく金を使いCDを買いまくっている
わけではないので、Towerのポイントは
全然貯まらず期限切れだ。
ほとんど送料無料で価格も安くて在庫
の有無が家に居ながらにして判る。
これでは店舗に行く人が減るわけだ。
音楽好きを公言しCD盤を買うことに
こだわっている僕でさえこの状態なのだ。
僕の知人の中に今年になってネット、店舗
を問わずCDを1枚も買っていない人は、
何人もいる。
全然めずらしいことではない。
他にも音楽は聴くのだがダウンロード
のみで盤は買わない人、レンタルで
済ませる人などもいることを考えると、
多数派=普通ならばCDを1年に1枚も
CDショップで買わないことは、
もはや普通なのだ。
伊藤政則氏はこの状況を憂いてラジオ
でCDショップに行こうと呼びかけて
いるが現状はなかなか厳しいと思う。
DiskUnionのようにジャンル別に店舗を
つくり他では見かけないマニアックな盤を
解説付きでディスプレイされた店内はスタッフ
の意気込みを感じるし政則氏が言うように
ショップに行っていろんな発見もある。
一音楽ファンとしてこういう店だけでも
生き残って欲しいと思う。
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