Insanity&Genius SATOSHIのBlog続編
My Favorite...



カルメン・マキ&OZは、名前の通り
Vocalのカルメン・マキさんのハードロックバンドで、
1970年代に、三枚のスタジオをアルバムと
一枚のライヴアルバムを残しただけで解散している。

しかしこの、わずかな音源が、
本当に素晴らしい。

一枚目のセルフタイトル、カルメン・マキ&OZは
大作4曲を含む全6曲、捨て曲なしの名盤だが、
なんといっても、代表曲「私は風」を収録。

この曲は、12分間の大作だが、
ハモンドオルガンとギターのメインリフが
DeepPurpleやUriahHeepを連想させるが、
すぐにピアノと歌だけの静かなパートに移行。
複雑な曲展開はルネッサンスの燃ゆる灰のよう
でもあるありYESのようでもある。

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 この曲がライヴになるとさらに17分もの
ロングヴァージョンになる。

そして、二枚目のアルバム、になるとここに、
さらにBlackSabbathとKIngCrimsonの
要素も加わってくる。

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そして、これらの楽曲を収録した
ライヴアルバムが、さらに、素晴らしい。

僕は70年代の日本のバンドを聴くと、
まだ試行錯誤の時代であったのというのも
あるのだが、ギターのサウンドが、
同時代の外国のバンド、リッチーや、
ジミー・ペイジの出しているサウンドとは、
似てもにつかぬ、とんでもないサウンドなのに
たいして、OZの春日博文さんのサウンドは、
純粋なストラトキャスター+真空管アンプのサウンド
で前述の海外のミュージシャンのサウンドに
近い。少なくとも同時期の他の日本人の
ギタリストのサウンドとは全然、違う。

ベースの川上茂幸さんのサウンドも
クリス・スクワイアを、彷彿とさせる、
オーバードライブサウンド、
キーボードの川崎雅文 さんのハモンドオルガンや
シンセも同時期の外国のバンドのサウンドに遜色ない。

その強烈なサウンドだけでなく、アレンジも、
インプロビゼーションでどんどん変わっていく。

 まるで、Child In Timeのリッチーとジョンロードの
ようなソロのバトルがあったりするが、決して冗長
ではなくスリリングなテンションを維持したまま、
曲が崩壊することなく、きっちり展開する。

 こうやって次から次へと○○のようにという
ふうに名前が出てくるのは、完全なオリジナリティー
がない、悪く言えば、パクリであると言われそう
だが、その元ネタが全て僕の好きなバンドであり
それらを特定のどのバンドのソックリさんでもなく
上手く融合させたサウンドは、これこそ、
Made In Japanと言えるのではないだろうか?

前述の、「私は風」はこのライヴアルバム以外に
ベストアルバムにもライヴヴァージョンが
収録されているが、この二つが録音が、
2ヶ月ぐらいしか離れていないのに、間奏のアレンジが違う。

70年代の日本に、こんなにスゴいバンドが、いたとは・・。

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このあと、OZは三枚目のスタジオアルバムの発売前に解散。

このあと二度と復活することは、なかった。

ただライヴでは、何度か元メンバーが
ゲスト参加したことがあったようだが、
いずれも僕の知らないうちに終わっていた。

ところが、今年、カルメン・マキさんの
デビュー45周年記念ベストアルバム発売のライヴで1日だけ、
元OZのメンバー、既に他界されてしまった
キーボードの川崎雅文さん以外の
春日博文(G)、川上茂幸(B)、武田治(Dr)の
三人が参加するライヴが11月に行われる。

 これは見逃すわけにはいかない。

 本物のLegendの復活だ。

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