ソビエトカメラ日和

私のソビエトカメラライフや日頃思ったことについて・・・

チャイカ3。。

2010-02-15 19:39:02 | ソビエトカメラ
かなーーり、久々にソビエトカメラネタです

先日、カメラ仲間のYさんに頼まれてeBay でキエフを買ったのですが
ついでに私も何か欲しくなって、久々にソビエトカメラを買ってしまいました

買ったのはハーフカメラのチャイカ3です
レトロな雰囲気に惹かれて買ってしまいました
大きさはオリンパスペンEESくらい

これはBelOMO(ベラルーシ光学機械合同)というメーカーのカメラで
チャイカとはロシア語で”カモメ”の意
初の女性宇宙飛行士のテレシコワさんの名言、私はカモメ(Ya Chaika)の、カモメです。

今回買ったのは、小豆色をしたプラスチック製で
まったくカメラらしからぬ色合いです。やっぱりソビエト人は文化が違っているからそうなっちゃうんでしょうね
他にも、赤、緑、水色、青とカラフルなのがそろっているようです
いつか最近CMでやっているジェリービーンズの携帯みたいに色を揃えてコレクションするかもしれません

写真でわかるように、このカメラは巻き上げと巻き戻しのノブが下にあるんです
しかも巻き戻しノブは軸上でなくほぼ中央という変な位置に
ここをまわすと、あら不思議、パトローネにかみ込む上の方の軸が回るんです
(裏蓋を開けた写真を参照)

フィルムカウンターも下です
枚数をチェックするのにわざわざカメラの底を見ないといけません

シャッター速度は1/30, 1/60,1/125, 1/250 の4段階
表示は軍幹部に印刷されているだけ(彫られてない)ので、そのうち消えそうで怖いです
このシャッタースピードノブは、セレン式の露出計(カメラ前面)と連動しており
フィルム感度(もちろんソ連独自の単位のゴスト)をあわせて
軍幹部右の露出計指針に合わせれば、シャッター速度と絞りの値がわかるしくみです
奇跡的に、セレンの露出計は生きています(精度はどうだか??)

レンズはインダスター69。28mm F2.8 
このレンズ、実は外すことができるんです
レンズシャッターのシャッター羽の前で外れます
マウントはライカマウントL39 ですが、ほかのライカマウントレンズもはまるけどフランジバックの関係で、はめてもマクロレンズになっちゃいます
(ピント目測なので使えません)
逆に、バルナック型のライカ等に装着もできますが
レンジファインダーと連動しないし、フランジバックが短くて超ボケボケの写真を撮るという前衛芸術的な撮影方法以外には使えません

このレンズ、外れるから交換レンズがいろいろ用意されているかというとそうではなく
じつはこのレンズをはずして引き伸ばしに使おうという魂胆のようです
撮影と引き伸ばしを1本のレンズでやろうという非常にソビエトっぽい経済的な考え方ですね

ファインダーは明かり窓とブライトフレーム式のもの
これは初期不良でなかで部品が外れていたのですが
ちょうどカメラサービス鹿児島に披露しに持って行ってたため
Mさんに修理してもらいました。ついでに、レンズも汚れてたので奇麗にしてもらいました。Mさんホントにありがとう。。。

シャッター速度や巻き上げは問題ないようなので
近く、フィルムを入れて楽しもうと思います

コメント (3)
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