いなば路快速の日記帳

鉄道ファンの管理人が日々の出来事・雑感などを綴っていきます。

中国山地ぐるり乗り鉄・夏の鳥取帰省日記(その3-5)

2011年12月01日 | ぐだぐだ旅行記

備後落合からは芸備線を新見方面に向かいますが、次の新見行き444Dまでは時間があるのでいったん三次方面へ行くことに。
この時乗った三次行き359Dは、備後落合をほぼ同時に発車する木次行きの「奥出雲おろち号」と並走します。

この時はおろち号のほうが少し遅れて出発したものの、こちらのキハ120が速度制限でもたもたしているうちにぐんぐん加速して追いついてきました。
速度差があまりない状態で並走したのでちょっと流し撮り風味に。
DE10の2エンド側ボンネット上部の塗り分けや、スハフ12の屋根上配管など興味深いですね。


そしてあっという間に追い抜かれてしまいました。
しかしこちらはまだ速度制限区間を抜け出していないという・・・。

この後359Dを途中の高駅で下車して、しばらく後にやってきた備後落合行き356Dで折り返しました。
この列車は備後落合で新見行き444Dに連絡しているので、終点でそのまま乗り換え。
乗り換えたのはキハ120の岡山色でした。

新見行きは当然ながら単行の列車ですが、この時は乗り換えの乗客がかなりいてうかうかしていると座席にありつくのもままならないほどでした。立ち客もかなり多かったうえ、しかも集団で輪行してきたグループもあって狭い車内がさらに窮屈に。
そもそもこの444Dは備後落合から新見方面へ向かう1日3本しかないうちの2本目の列車なので、乗客が集中してしまうのは仕方がないかもしれません。
ただその乗客のほとんどが自分も含めて青春18きっぷユーザーだと思われ、列車を運行する側にとっては乗客数の割にさしたる収益を上げていなさそうなのが何とも皮肉な・・・。

余談ですが、このとき備後落合駅には木次線のキハ120形も停車しており、3カラーパターンのキハ120が勢ぞろいするという光景が展開されていました(写真撮ってませんが・・・)。キハ120の3色並びは意外とありそうでなさそうな気がします。


そして途中路線の至る所に出現する保線対策の速度制限に幾度となく苦しめられながら、1時間30分近くかかって新見に到着。中にはたった十数メートルの距離に15km/h制限(雨天時制限ではありません)の区間もありました。
本当は新見の一つ手前にあるかの有名な布原駅で下車しようかと思いましたが、降りたところでどうすることもできなさそうなのでパス。車窓からここが蒸機時代の超有名撮影地かと思いをはせることにしましたが、実際に布原に着くと一人だけ旅行者風の人が降りて行ったのには驚きました。

新見からは姫新線864D津山行きに乗り、中国勝山駅で下車。

ただ乗りっぱなしでもつまらないので降りてみたものの、かといって何をするというわけでもなく、駅の周辺をうろうろ散歩したり、駅のベンチでぼーっとしたりして暇をつぶしました。


駅は2面2線の交換駅ですが、おそらく以前はキハ120が止まっているホームの左側にも線路がある2面3線の形態だったのではないかと思います。
南勝線と呼ばれていた倉吉線の山守からの延伸工事はこの駅を目指して到達する予定だったそうですが、もしも実現していたらもう少し規模の大きな駅になっていたかも?
中国勝山からは始発の1866Dで津山へ向かいました。


津山からは688D智頭行きで鳥取へ向けて帰路へ着きました。
因美線は何回か乗り慣れている上、日が暮れて車窓も見えずいい加減キハ120にも飽きてきた頃なので、もはや消化試合的な様相を呈してきました。結局智頭に到着する直前まで爆睡。


そして智頭からはHOT3500形の644D鳥取行きに乗って今回の旅行は終了。長旅だといつもそうですが、智頭辺りまで来ると本当に「帰ってきたなぁ」という気持ちになります。
さてこうして山陰本線~木次線~芸備線~(2駅間だけですが)伯備線~姫新線~因美線と中国山地の東側を通って1周してきました。今回はトロッコ列車に乗ったり初乗車区間も結構あったりでなかなか楽しめて良かったです。
この次は芸備線の残りの区間や三江線、福塩線なども乗ってみたいですが、それはいつのことになるやら・・・。

ここからは別の話ですが、

このときの帰省では鳥取から関東に戻るのに「ムーンライトながら」を利用しました。
思いつきで乗ろうと思ったので指定席が取れるかどうかと思いましたが、意外とあっさり確保。夏休み中の最混雑期を過ぎていたからかと思いましたが、そもそも上り東京行きは下り東京発ほど混まないという話を後で聞きました。
臨時列車としての「ムーンライトながら」はこれが初乗車でしたが、モハ車のデッキ近くの座席だった割には意外とよく寝れたような気がしました。

とりあえず夏の話はこれで終わります。気がつけばもう12月、寒い時期になってまで暑かった頃の話を引きずってしまうという・・・。マイペースな記録、いつまで続くやら。



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