先日のことですが、とある用件があり鳥取の実家に帰省をしていました。
で、その用件はささっと済ませ、せっかく鳥取にいるのだからということで、
6月1日に八頭町にある船岡竹林公園で開催された 「若桜線SL遺産保存会」によるミニSLの月例運転会に行ってきました。
というのも、この会ではご縁あって亡き祖父のものであった国鉄C11のライブスチームを引き取り、釜を焚いて走れるようにしてくださっているとのことで、
その機関車が動くところを見てみたいと思ったからです(今までは帰省しても予定が合わずに行けずじまいでした)。
この写真はその機関車が祖父母宅に置いてあった頃のものです。当時時折ほこりを払うなどしていましたが、再び活躍するときが来るとは思いませんでした。
船岡竹林公園にはライブスチーム運転用に1周80mほどの5インチ・3.5インチゲージの線路が敷設されており、
保存会の方々によりきれいに整備された祖父の機関車はその線路を数両の乗用台車を牽いて元気よく走っておりました。
幼い頃にはよく乗せてもらっていたので、あの機関車が子供たちの歓声とともにまた走っていると思うと嬉しいやら懐かしいやら・・・、
まさに感慨もひとしおといったところでした。
訪問時にもう1両稼動していたCタイプ蒸気機関車との並び。
この2両の機関車が入れ替わり立ち代りで乗客を乗せた台車を牽引してコースを回っていました。
会の方のご好意で家族とともにミニSL列車に乗車させていただきましたが、
走行中の軽快なジョイント音や体に伝わる感触は模型というよりもむしろ「小さな実物」といった趣です。
普段Nゲージしか触らない自分にとっては新鮮な感興を覚えました。
最後に、このような形で祖父の機関車を活用してくださり、当日もお世話になりました「若桜線SL遺産保存会」の皆様、
ならびに色々とお話させていただいた会員の「鳥取総合車両所備忘録」ブログ主・工場長さんにはこの場を借りましてお礼申し上げます。
ありがとうございました。また訪問する機会がありましたらよろしくお願いいたします。
余談:船岡竹林公園の一角に保存されているワフ29000形有蓋緩急車ですが、
貨物室はこのライブスチーム関連の資材倉庫として利用されているようです。
貴重な貨車がこのように整備・活用されているというのも嬉しい話ですね。
先日はわざわざ足を運んで頂きありがとうございました。
先日の運転会では、運転に必死で受け答えがブスッとしてしまい済みませんでした。また機会がありましたらまた竹林公園の方に来て頂けたらと思います。C11形と共にお待ちしております。
鳥取総合車両所管理人(兼 若桜線SL遺産保存会 ミニSL運転手)
コメントありがとうございます。
こちらこそ突然の訪問にもかかわらず、工場長さんや会長さんをはじめ会の皆さんには快く応対してくださり、どうもありがとうございました。
模型といえども機構は本物の蒸機の整備や運転は大変かと思いますが、これからもがんばってください。機会がありましたらまた訪問いたしたく思っております。